小さな体と、愛らしい顔立ちで大人気の、フェレット。
飼っている方もどんどん増えているようで、最近では「フェレットを飼っている」と、聞いても驚かなくなりましたよね!
性格も好奇心旺盛で、とても飼いやいそうです。
そんな人気のフェレットですが、実はそれほど寿命が長くはないそうです・・。
悲しいことではありますが、これも動物を飼う上では、しっかり知っておかなければならない事です。
フェレットの寿命は、具体的にはどの位?気を付ける病気や、少しでも長生きしてもらう為にはどうすればいい?そんな秘訣も合わせて、紹介していきたいと思います。
Contents
フェレットの寿命はどのくらい?
フェレットの平均寿命は6~10年と言われているようです。
フェレットの生後3ヶ月は、人間の5歳にあたるそうで、6ヶ月では10歳、生後1年半もすると、人間の20歳に換算できるそうで、生後4年目にはシニア期と呼ばれ、高齢期にはいるそうです。
その為、生後4年目や5年目で、亡くなってしまうこともあるそうです。
4年目で高齢期とは、早すぎますよね「もっとゆっくり歳をとって・・」と、切なくなってしまいます。
ただ、中には10年、13年、ギネスでは15年もの長命なフェレットもいるそうで、寿命の差の幅が、大きいのも特徴になるようです。
フェレットがなりやすい病気は?
実は病気にかかりやすいと、言われているフェレット。
一説では「高齢期の4歳になると、なにかしらの病気を抱えている」とも、言われているようです。
中でも、フェレットに多く見られる病気は、
- 副腎腫瘍
- インスリノーマ
- リンパ腫
- インフルエンザ
- フィラリア症
- 犬ジステンバーウイルス感染症
の病気になるようで、フェレットを飼うに当たり、その症状などを把握しておくことは、とても大切なことになるようです。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
副腎腫瘍
フェレットはペットショップなどで販売される前に、去勢や避妊手術を終えていることがほとんどのようで、この去勢・避妊手術が副腎腫瘍を発症してしまう原因になるそうです。
症状や特徴としては
- 高齢期のフェレットがかかりやすい
- 尻尾やお腹を中心に、身体のどこかが脱毛する
- 去勢しているオスの場合、噛むなど気性が荒くなる様子が見られることがある
- 貧血
- オスの場合、排尿障害
- メスの場合、生殖器が腫れる
- 体重の減少
などになるようです。
インスリノーマ
β細胞と呼ばれる、膵臓にある細胞が腫瘍化してしまう病気のようです。
症状や特徴としては
- 4歳以降のフェレットがかかりやすい
- 後肢のふらつき
- 意識がもうろうとする
- よだれ・泡を吹く
- 前足で口元を引っ掻く
- 痙攣
- 嘔吐
- 自立が不能
などになるようです。
リンパ腫
聞いたことのある病名ですよね、血液のガンで、血液の中の免疫機能を持つリンパ球がガン化してしまう病気のようです。
特徴としては
- リンパ節の腫れ
- 体重減少
- 睡眠時間の増加
などになるようです。
インフルエンザ
まさに、飼い主などの人間がかかったインフルエンザが、フェレットにうつってしまうことがあるようです。
症状としては
- 発熱
- 咳
- 鼻水
などになるようで、人間のインフルエンザの症状と、ほぼ同じになるようです。
また、反対に、フェレットの風邪が人間にうつってしまうこともあるようです。
私達飼い主の健康管理も重要になるので、うがいや手洗いはもちろん、もしも飼い主がインフルエンザに感染してしまった場合は、フェレットとは接触しない方がいいそうです。
フィラリア症
フィラリア症にかかっている動物の血を吸った蚊に刺されることで、感染する病気です。
フィラリア症は、犬の病気として知られていますが、フェレットにも感染するそうで、フェレットは身体が小さい為、1~2匹の感染でも、重篤になってしまうそうです。
症状としては
- 咳
- 呼吸困難
- 食欲不振
- 元気がない
などになるようで、事前に予防することが大切なようです。
犬ジステンバーウイルス感染症
この病気に感染してしまった場合は、治療法はないそうで、100%の致死率となってしまうそうです。
その為、予防していくことが大切なのですが、フェレット用のワクチンがない為、犬の混合ワクチンで予防していくのですが、身体の小さなフェレットには犬用のワクチンが強すぎて、副作用をおこしてしまうこともあるようです。
犬ジステンバーウイルス感染症の症状としては
- 食欲不振
- くしゃみ
- 発熱
などになるそうで、風邪と似たような症状になるそうです。
いずれにしても、異変に気付いたら、すぐに動物病院を受診することももちろん大切ですが、定期的に健康診断をすることも重要で、早期発見することで、フェレットの負担はもちろん、治療費や治療期間をおさえることにも繋がるようです。
フェレットを長生きさせる秘訣
フェレットは、あんなに小さな身体なのに、たくさんの怖い病気にかかってしまう可能性があることがわかりました。
出来る限り病気を寄せ付けず、出来る限り長生きしてもらいたいものですよね!
小さな大切な家族の為に、飼い主が出来ることとは、どんなことがあるのでしょうか。
人間も動物も長生きの秘訣は大体一緒です!
- 食事
- 運動
- ストレス発散
- 健康診断
- 高齢になった時のケア
などが重要になってきます。
食事はやっぱり重要です!
栄養を考えたバランスの良い食事を適量与える事が一番です。
因みにフェレットに必要な栄養と私たち人間に必要な栄養は違います。
私たち人間の食べ物を与える事は余りお勧めできるものではありません。(特に日本人の食事は塩分が多いので要注意です)
一番安心できるのはフェレット専用のフードです。
それぞれのフェレットの体格や年齢に合わせたフードを選ぶことも、大切なようですよ。
あと重要なのが、適量を与えるということ。
フェレットは消化器官が短く少量の餌を回数多く食べるので、基本的にフェレットは自分で食べる量を調節し食べすぎることは余りないそうです。
しかし、たまに食べすぎる子もいるそうなので気を付けてください。
運動をしながら遊ぼう
フェレットには運動がとっても大事!
フェレットは好奇心が旺盛で遊ぶことが大好きなので、飼い主さんと遊びながら運動するのがベストです。
オモチャなども用意して、たっぷり遊んであげましょう。
ケージの中にも運動できるようなものがあるといいと思います。
ケージから出して家の中だけで遊ぶのもいいのですが、気分転換にお散歩もおすすめです。
一緒に散歩をすることによって飼い主さんの運動不足も解消できるかも!
ハーネスを付けてお散歩を楽しみましょう。
ただ、注意点もあります。
フェレットは暑さに弱いようで気温が28度を超えるときは日中の散歩を控えましょう。
ストレス発散させよう
フェレットも私たち人間もストレスの貯めすぎは体に毒です。
フェレットはストレスが原因で病気になることが多々あります。
ストレスを貯めさせない為にはやっぱり運動です。
一緒に遊んで散歩して、わいわい楽しく過ごす事が一番ですね。
4歳までは年に1回、それ以降は半年に1回の健康診断
先にも触れましたが、様々な怖い病気を防ぐには、何より早期発見が大切です!
4歳までは年に1回、高齢期になってからは、半年に1回は病院で健康診断を行う必要があるそうです。
また、フェレットに詳しい病院を予め調べておくことも、大切なようです。
高齢になった時のケア
フェレットは4歳で高齢になります。
年を取ることはどうしようもないので、長生きしてもらうには高齢になってからのケアも重要になってきます。
引き続き食事や健康診断などは注意しましょう。
日頃から運動していたフェレットも年を取るにつれ、出不精になってきます。
運動も重要とは言ってきましたが、お婆ちゃんやお爺ちゃんに「運動したほうがいい」といっても限度があります。
「お婆ちゃんマラソンしよう!」
「お爺ちゃんダッシュ競争しよう!」
などと誘うことは無いですよね。
誘うなら
「ちょっと散歩しない」
「庭の手入れしない」
など体力を一気に使う運動では無く、軽い運動を勧めますよね。
高齢のフェレットに対しても同じように程よい運動・散歩を心掛けるようにしましょう。
まとめ
可愛いフェレットの寿命が少し短めな理由は、猛スピードで歳を重ねてしまうことと、ガンなどの大きな病気にかかりやすいことにあることがわかりました。
とても切ないことではありますが、だからこそ、飼い主がしっかりケアをすることが、とても重要になることもわかりました。
定期的な健康診断、食事の管理、ストレス・・しっかりケアして、可愛いフェレットの健康をサポートしてあげましょう!
大事な家族と少しでも長く楽しい時間を過ごせるように、精一杯、愛情を注いでいきましょう!