細長い小さな体に、真ん丸なお顔が愛らしい、フェレット。
最近では、犬や猫と並ぶくらいに、人気なペットとなっているようです。
可愛いフェレットではありますが、私達人間と共に暮していくうえでは、様々なしつけが必要になってきますよね?
特に「トイレ」については、ぜひとも覚えて欲しいしつけのひとつです。
でも、フェレットって、トイレのしつけは出来るの?ちゃんと覚えられる?犬や猫のように自分のトイレで出来るの?気になることと、思います。
大丈夫です!フェレットは、飼い主ときちんと信頼関係が築ければしつけが出来るので、トイレもきちんと覚えてくれるそうです。
また、フェレットは本来決まった場所でトイレをする習性があるそうです。
もちろん、個体差はあるので覚えがゆっくりのフェレットもいるそうですが、いずれにしても、根気よく楽しく教えてあげることで、トイレのしつけは出来るそう。
今回はそんなフェレットのトイレについて、実際にどのようにしつければいいのか、具体的な方法やポイントなどを紹介していきたいと思います。
Contents
フェレットのトイレのしつけ方は?
さて、トイレを設置したら、いよいよ、しつけていきましょう!
フェレットは一日に6~10回程と、比較的、排尿の頻度が多いようなので、しつけのチャンスはたくさんあるようです。
特に朝起きて、15分~20分後はたいてい排尿をするそうです。
また、排尿のサインとしては「後ずさり」などの行動をするそうで、手順としては
- 予めトイレにフェレットの排泄物を少し置いておく
- 排尿のサインが見られたら、トイレに誘導してあげる
- 上手に出来た時は、ご褒美を与えるか、名前を呼びながらたくさん褒める
これを繰り返していくといいようです。
排泄物を少し置いておくことで「ここがトイレだ」と、認識しやすくなるようなので、トイレをきちんと覚えるまでは、置いておくといいようですよ。
また、失敗してしまった場合は
- ニオイが残ってしまうと、そこがトイレだと勘違いしてしまうので、きちんと掃除をする
- 恐怖心を植え付けてしまい、逆効果になる可能性があるので叱らない(特に名前を呼んで叱るのはNG)
などが大切で、すぐに覚えてくれるフェレットもいれば、そうでないフェレットもいるようで、場合によっては、長く時間がかかってしまうこともあるそうです。
根気よく繰り返し続けていく心構えでいることが、大切なようです。
フェレットのトイレ
トイレの砂で遊んでしまう場合はどうすればいい?
遊びが大好きなフェレットは、トレイの砂を掘り出すなどして、遊んでしまうことが多いようです。
これは、フェレットの習性上仕方のないことのようですが、砂をまき散らされたら、掃除が大変になってしまいますよね!
対策方法としては
- 網付きのトイレにする
- 他に掘れる場所を作ってあげる
などがいいようで、
網付きのトイレにする
砂を敷いた上に、網をかぶせるタイプのトイレがあるようです。
網が邪魔をするので、フェレットが砂で遊ぶことが出来なくなるようですよ。
他に掘れる場所を作ってあげる
掘って遊ぶこことは、フェレットの習性なので、取り上げるだけでは可哀そうですよね!
トイレ以外に、掘れる場所を作ってあげるといいようです。
大きめのプラケースなどに、小動物用の床材などを敷き、遊ばせてあげるといいようですよ。
ただし、遊ばせている時は、誤飲や危険なことがないか、きちんと見守っていてあげてくださいね。
トイレの掃除のやり方は?
実はとてもきれい好きと言われている、フェレット。
トイレは常に清潔にしてあげることが大切なようで、排泄をしたらその都度掃除をしてあげることがいいようです。
また、フェレットの「あるある」のようなのですが、トイレで寝てしまうフェレットがとても多いそうで、フェレットが、うっかり排泄物の上で寝てしまわないように、出来るだけ早めに掃除をしてあげる必要があるそうです。
掃除のやり方としては
- 汚れた砂を取り除く
- トイレトレーを洗う
などになるのですが、先にも触れた通り、四隅の角に排泄をする習性があるフェレットなので、トイレトレーの隅が汚れていることが多いそうです。
毎回きれいに洗うことが望ましいのですが、それが難しい場合は、トイレトレーより少し大きめのトイレシートを敷いておくと、トイレシートを交換するだけで済むので便利なようですよ。
フェレットにオススメのトイレは?
フェレットが好むトイレとは、どんなものなのでしょうか。
犬の場合だったらトイレシート、猫だったら砂・・などと、なんとなく想像がつきますが、フェレットのトイレとなると、ちょっと想像がつかないですよね!
一般的なフェレットのトイレとして、必要なものは
- トイレトレー
- トイレの砂
になるようです。
それぞれのポイントを見てみましょう。
トイレトレー
ケージの中にトイレトレーを設置して「ここがトイレ」と認識させるようです。
トイレトレーの選び方としては
- 掃除の際などに、ケージの出入り口から出し入れできるサイズ
- フェレットは四隅の角でトイレをすることが多いので、長方形のもの
- フェレットの身体が入る大きさのもの
- 高さがある囲いのあるもの
などになるようです。
また、少し大きめのトイレトレーを入れても、他のスペースが狭くならないような大き目なケージであることも大切なようです。
トイレの砂
トイレトレーに小動物用のトイレの砂を入れて、フェレットのトイレが完成するのですが、この砂にも様々な種類があるようです。
- 人間のトイレに流せる砂
- 固まる砂
- 再生紙を利用した砂
それぞれ、メリットとデメリットがあるようで、
人間のトイレに流せる砂
通常、排泄で汚れた使用後の砂は、燃えるゴミとして出すのですが、人間の水洗トイレに流せるそうです。
- メリット 捨てる手間がかからない
- デメリット 水洗トイレの詰まりの原因にも成り得る
トレイに流せるフェレットのトイレ砂
固まる砂
排泄物の水分を含むことで、固まる性質を持つ砂です。
- メリット スコップなどでその固まったところをすくって捨てられるので、掃除が楽
- デメリット 万が一フェレットが砂を食べてしまった場合、フェレットのお腹の中で固まってしまうことになるので、安全面に心配がある
固まるトイレ砂
再生紙を利用した砂
固まる砂とは逆に、水分を含むことで崩れてポロポロになる砂のようです。
- メリット 消臭力も高いものが多く、安全面でも安心
- デメリット 掃除が大変
このタイプの砂が一番おススメとされているようです。
多少の掃除の大変さはあっても、やはりフェレットにとって安心なタイプの砂を選んであげることがいいようですよ。
フェレットのトイレ砂(再生紙)
トイレはどこに設置すればいい?
フェレットのトイレをケージ内に設置する場合、先にも触れましたが、フェレットは四隅の角でトイレをする習性があるので、ケージ内においても四隅の角のうちのひとつを、トイレの場所として設置するといいようです。
また、トイレを設置したその反対側の角を、寝場所、餌場、水場にしてあげるといいそうで、その理由としては、フェレットは自分の寝場所や、餌場のあるところではトイレをしない習性がある為、トイレは寝場所や餌場とは、離したほうがスムーズにしつけることが出来ると言われているそうです。
まとめ
フェレットへのトイレのしつけ・・どうですか?うまくいきそうですか?
「フェレットにトイレのしつけは出来る」と、言われてはいるものの、すぐに覚えてくれるフェレットばかりではないようで、長期戦になることもあるようです。
根気よくコツコツと、愛情を持って教えてあげることが大切なようです。
しっかりマスターしたら、少しずつケージの外へと行動範囲を広げてあげるのもいいかもしれませんよね。
少しずつ広げてあげることで、きちんと自分のトイレに戻るようにもなるそうですよ。
あなたとあなたのフェレットちゃんが、ストレスなく楽しい毎日を送れますように。