フェレットはとても愛くるしい表情やしぐさでとてもキュートですが、よく"臭い"動物であるとの認識もされていますよね。
どうしてこんな臭いを発するのか?ペットとして飼うならこの臭いがまずは気になるところですよね。
今回はこのフェレットの臭いについて調べてみました。
Contents
フェレットの臭いの原因は?
フェレットの臭いとして考えられるものは
- 動物としての臭い、エサによるもの
- 「臭腺」によるもの
- 発情期であるため
主にこの3つが原因として考えられます。
動物としての臭いというものは他の動物のもあるようにやはり獣臭があることは避けられません。
また、エサを食べた直後などは独特の餌の臭いが感じられるということもあるでしょう。
残り二つの「臭腺」と「発情期」について詳しく説明をしたいと思います。
臭腺による臭いとは
フェレットには臭腺という器官があります。
スカンクという動物と同じようだと言えばわかりやすいでしょうか。
肛門付近にある体の組織で、臭いのある分泌物を出すようになっています。
野生で生きるフェレットには敵から自分の身を守るため、攻撃する武器として備わっているのです。
発情期の臭いとは
発情期になると、興奮し体臭が強くなるとされています。
これはオスもメスもどちらも臭いが強烈になります。
また尿をマーキングすることによっても臭いがあちこちについてしまう事もあるそうです。
手術をすることによって臭いが軽減できるの?
手術によって臭腺を取り除けば、臭い分泌物を出すそのものが無くなるので臭いが減らせることにはなります。
ただし、今の日本ではほとんど必要のない事といっても良いようです。
それは"ペットショップで購入したほとんどのフェレットは手術済みだから"という理由です。
ペットショップで販売されるフェレットは生まれたすぐに、避妊や去勢そして臭腺の手術が行われています。
手術済みのフェレットは"スーパーフェレット"という名で呼ばれます。
これは生殖機能が備わったまま、臭腺があるままのフェレットを育てることがとても難しいとされているので、ペットとして売られるフェレットはすでに手術済みなものばかりなのです。
では手術をしていないフェレットの飼育の難しさについても知っておきましょう。
これらは"ノーマルフェレット"と呼ばれますが、
- 発情期にはとても狂暴になる、飼い主にもかみつく
- メスは交尾が行われるまで発情し続け、交尾しなければホルモンによって貧血、失血死をする
と、野生本来の姿を表し、飼い主にもそしてフェレット自身にも危険であるとされているのです。
このようにノーマルフェレットはとても飼育が難しいとされています。
きちんとペットショップで"スーパーフェレット"としてお迎えしたフェレットであれば飼い主さんが手術を受けさせる必要はないのです。
臭いを軽減させる対策とはどのようなもの?
先ほど紹介したスーパーフェレットであれば臭腺や生殖器による臭いはほとんどありません。
しかし、犬や猫を飼う時と同程度の臭いは動物ですから仕方がないのかもしれません。
臭いを軽減させるには「掃除」と「お風呂」が必要です。
こまめな掃除
トイレの周囲、ケージの床等に排泄物が残ったままにしないようにする。エサの食べ残しは早めに処分
↓コチラの記事も参考に
お風呂に入れる
38℃くらいのぬるま湯で優しく洗ってあげましょう。毛に着いた臭いや汚れを落としてあげます。フェレット用のシャンプーを使うと効果的です。毎日入れる必要はなく、1か月に1~2回位フェレットに無理のないように入れてあげましょう。
このように清潔に、衛生的にしてあげることで臭いは減らせることができます。
あくまで動物ですから、動物らしい臭いがあるということは理解しておきましょう。
まとめ
以上がフェレットの臭いについてでしたがいかがでしたか?
フェレット=臭いというのは野生本来の姿のフェレットだけという限定的なものにしか当てはまらない事に驚きました。
ペット用のフェレットの臭いは少なく、飼いやすいようで安心をしたのではないでしょうか。