グッピーの出産!兆候や周期・時間帯、出産後の死について

熱帯魚の中でも特に強い人気を誇る、グッピー。

飼育初心者の方からプロと呼ばれるブリーダーの方々まで、多くの熱帯魚ファンの心を、魅了し続けているそうです。

繫殖がしやすいとも言われていて、様々なスタイルやカラーのグッピーを誕生させる喜びもあるそう。

また、グッピーの出産は「卵胎生」と言って、卵を産むのではなく雌の体の中で卵を孵化させて稚魚の状態で出産することから、その出産の様子はとても神秘的で感動的とも言われているそうです。

今回はそんな神秘的なグッピーの出産について、まとめてみました。

グッピーの神秘の世界を、一緒に覗いてみましょう!

Contents

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グッピーが出産する兆候ってあるの?

グッピーがそろそろ出産・・その兆候にはどんなものがあるのでしょうか。

「もうすぐ産まれるよ!」そう、グッピーが私達飼い主に教えてくれればいいのですが、そうはいかないですよね、しっかりと見極めてあげないとなりません。

もちろん個体差はあるものの、グッピーが出産をする兆候はいくつかあるようです。

まず、身体的には

  • お尻のあたりが膨れて尖ってくる
  • お腹が膨れて四角く張ってくる
  • アルビノ以外のグッピーの場合は、お腹に稚魚の目である黒い点が見える

などがあるようです。


また、人間と同様に、妊娠をしたことで精神的にナーバスになるグッピーもいるようで、

  • 他の魚が近づくことを嫌がって追いやる
  • 水底でジッと動かなくなる
  • ジッとしていたかと思うと、突然激しく動き回る
  • 後ろ向きで泳いだ挙句、動かなくなる
  • 水槽に鼻をこすりつけて上下に動く

などの行動をとり始めるようです。

そして、いよいよ出産がカウントダウンになってくると

  • 水槽や水草に尾ヒレをつける
  • ヒレを張るようになり、呼吸が荒くなる
  • 肛門が膨らんで出産

・・と、なるようです。

グッピーは一回の出産で何匹産むの?

グッピーは、生後3カ月ほどで出産が出来るようになるのですが、初めての出産の場合は

  • 身体がまだ成熟していないこと
  • 出産に慣れていないこと

などから、5~10匹程度のみの出産になることが多いそうですが、身体が成熟し、二度目、三度目の出産となると、一度に20~50匹、多いと100匹ほどを出産するようですよ。

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グッピーには出産周期があります

グッピーの出産の大きな特徴として、精子を体内に貯蔵することができる為、一度の交尾で2~3回の出産をするそうです。

通常、交尾が行われて20~30日程度(平均的には28日程)たつと出産となり、その後また、20~30日程すると二度目の出産が行われ、さらに20~30日後に三度目の出産が行われることが多いそうです。

 

その為、この周期を念頭に置いて、一度目の出産が行われた後20~30日後の日にちをマークしておくことで、次の出産のおおよその見当がつくようです。

また、先にも触れた通り、二度目、三度目と回数を重ねるごとに出産する稚魚の数が増えることが多いそうですよ。

 

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グッピーが出産する時間帯は?

神秘的とも言われている、グッピーの出産シーン・・ぜひとも見てみたいですよね!

グッピーの出産する時間は、どのくらいの時間帯が多いでしょうか。

多くのグッピーは、夜中や明け方に出産することが多いそうです。

 

その為、なかなか出産シーンを見ることが難しいそうで、朝起きたら稚魚が泳いでいた・・ということが多いそうです。

この時間帯に出産が多い理由としては「周りが静かで落ち着いて出産できるからでは?」と、言われているそうですが、これはあくまで仮説になるようで、神経質なグッピーは、飼い主が見ていたり他の熱帯魚が多かったりすると、出産をしないこともあるようですが、全く気にせず出産するグッピーもいるそうで、個体差によって様々なようです。

また、夜中や明け方ではなくても、水換えが刺激となって出産をすることもあるようですよ。

 

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グッピーが出産後に死んでしまうこともあるの?

先にも触れましたが、一度の交尾で二度、三度と出産をするグッピーは、通常、一度目の出産を終えると、その後の20~30日間は、次の出産に向けて活動を開始するそうです。

徐々にお腹が膨らむなどの出産の兆候が身体に表れ、出産の兆候の行動も起こすようになるのですが、中には、出産をした後に大きな異変を起こすグッピーもいるそうです。

具体的には

  • 元気がない
  • 見るからに身体がボロボロになっている
  • 背中が曲がっている
  • お腹がペチャンコにへこんでいる

など、明らかに弱ってしまうことがあるそうです。

このような場合、効果的な治療法はなく、回復を望んで薬浴などを行っても体調が回復することはないそうで、これは寿命であることが多いそうです。

そもそも、グッピーの寿命は10カ月程度でとても短いそうで、特に雌のグッピーは三度も出産を繰り返す為、6カ月程度で寿命を迎えてしまうことも多くあるそうです。

短い寿命の中で懸命に子孫を残そうとしている生物の本能の姿・・とも、言われているそうですよ。

まとめ

グッピーの出産について見てきました。

出産の兆候には様々なものがあるのですね、そして出産を終えてそれと引き換えるようにして、自らの命が終わってしまうこともあることが分かりました。

とても切ないですが、それと同時に、懸命に子孫を残そうとする生物の逞しさも感じます。

短い生涯の中で、何度も子孫を残そうと出産をする、グッピー。

できるだけ安心して出産ができるように、精一杯サポートしてあげたいものですよね。

 

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