パピヨンの性格の特徴と寿命について

象徴的な耳と長く優美な体毛を纏った、見た目もかわいらしい小型犬のパピヨン。

しかしそのかわいらしい容姿とは対照的に「性格が悪い」と言われることもあります。

体も小さいので、病気になりやすいとか寿命もそんなに長くはないならば、ペットにするのは難しいのかな?と思うかもしれませんが、実際はそんなことはありません。

それでは、パピヨンの性格や寿命についてご説明していきたいと思います。

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パピヨンはどんな犬?

パピヨンの体重は2kg~5kg、大きさは20cm~28cm程度の小型犬です。

スペインが原産で、「パピヨン」はフランス語で「蝶」という意味です。

その名の通り、蝶が羽を広げたような形の耳が特徴で、耳や体はシングルコートの被毛で覆われていますが、骨が細く華奢な体つきで、小さな貴婦人のような優雅な外見をしています。

 

パピヨンは性格が悪いの?

「パピヨンは性格が悪い」と言われることがあるようです。

パピヨンは頭がよく賢いため、人の言葉を理解し、人のことをよく見ているので、時に人間を見下すような行動をとることがあります。

賢さゆえに悪知恵が働くこともあります。

また、信頼していない人の言うことは聞かなかったり、矛盾した行動やしつけをされると反抗的になることもあります。

このようなことから、飼い主や他の人間の言うことを聞かない時があるので「性格が悪い」と受け取られてしまったのかもしれません。

でも、決して性格が悪いわけではなく、信頼している飼い主さんの言うことには忠実に従います

また他の説としては、その優雅な見た目からヨーロッパの貴婦人たちが好んで飼っていたという歴史もあり、甘やかされて贅沢な暮らしをしていたので、他の犬種を飼っていた一般人からの嫉妬心のようなものから「パピヨンは性格が悪い」と言われるようになってしまったのかもしれません。

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パピヨンの性格の特徴は?

大胆で活発

その優雅な外見から、繊細でおとなしそうなイメージを持ちますが、実際は遊び好きで活発な性格をしています。

パピヨンは運動能力が高く、動くことや遊ぶこと、散歩も大好きです。

犬のレースなどでもよく見かける犬種で、ジャンプや坂の上り下りも得意で活動的です。

しつけをする際も、その活発な性格を生かして、遊びやゲームを交えながらたくさんほめて伸ばす方法がよいでしょう。

自己主張が強い

パピヨンは自己主張が強いところがあり、しっかりしつけをしないとワガママになったり自己中心的な行動をとるようになります。

甘やかしてばかりいると自分が飼い主よりも上の立場だと思うようになり、そうなると頑固で反抗的な態度になってしまいます。

飼い主以外でも、子どもなど自分より下の立場だと思った人の言うことは聞きません。

聡明・賢い

パピヨンは聡明で、飼い主が言うことをしっかり理解し、感情を読み取るのに長けていると言われます。

群れのリーダーを見極めてその統率に従い、命令を聞き分けて行動することができます。

賢くて物覚えも良いのですが、集中力は長くは続かないので、しつけをするときは短時間で回数をわけてやるほうが効果的です。

人懐こい

基本的に社交的な性格をしており、相手を信頼することができれば仲良く接することができます。

もともとは愛玩犬として飼われていたので懐きやすく、特に飼い主には従順で甘えてくる愛情深い性格をしています。

パピヨンの寿命はどのくらい?

パピヨンの平均寿命は12歳~15歳と比較的長いです。

特になりやすい病気や遺伝的な病気も少なく、健康な犬種だと言えます。

しかし、犬の年齢を人間に換算してみると、生後1年で約17歳、生後3年で約28歳、生後8年で約48歳、生後12年だと約64歳と、あっという間に人間でいう中高年の年齢になってしまうのです。

歳をとるごとに血糖値が高くなりやすく、フードなどによる健康管理は欠かせません。

少しでも長く一緒に過ごすためには、市販のフードでも犬種や年齢に合った良質で栄養バランスのいいものを選び、常に体調に気を付けるようにしましょう。

また、パピヨンの身体的特徴である小柄で華奢な体つきで足が細いことから、骨折をしやすい傾向があります。

アスファルトなどの固い地面の上での運動はあまりさせないほうがいいでしょう。

ペットにパピヨンはオススメなの?

パピヨンは見た目やイメージと違い、利発的で活発な犬です。

「おとなしそう」「小型犬で世話が簡単そう」というイメージで飼い始めてしまうと、「こんなはずじゃなかった」と思うことになりかねません。

パピヨンは、仲間外れにされたりひとりでいることを嫌うので、ちゃんと相手をしてあげることや、自己中心的にならないためにもしっかりしつけをすることが必要になります。

その特徴や性格を理解し、気に入った上で飼うのならば、楽しく共同生活を過ごせると思います。

一度信頼した飼い主には忠実で、知性や感情を読み取る力もあるので、飼い主が大切にしているものをきちんと理解することができます。

また、無駄吠えも少なく、長時間吠え続けることもないので、近所迷惑にならずにすみます。

まとめ

パピヨンは観察力が高く、人間のことをよく見ています。

飼い主としての威厳を保ち、リーダーシップをとることができなければ、「パピヨンは性格が悪い」と言われるように、反抗的な態度をとるようになってしまいます。

そして、食事管理やストレスを与えないような生活を送らせてあげることができれば、15年以上、さらにもっと長く生き続けることもあります。

きちんとしつけをして、愛情を持って育てていけば、長く一緒に過ごすことができますよ。

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