グッピーとの混泳にエビが向く理由とエビの種類

育てやすい熱帯魚として知られるグッピー。

カラーバリエーションも豊富で繁殖もしやすく、初心者から上級者まで人気があります。

熱帯魚を飼育する人なら誰もが考える混泳ですが、実は、グッピーは混泳する魚を選びます。

「グッピーの水槽が寂しい」「グッピーは飼っているけどもっといろんな種類の魚を楽しみたい」といった場合でも、新しい魚の投入には慎重になった方がよいでしょう。

そこで、グッピーの混泳はまずエビから試してみるのがおすすめです。

グッピーの混泳にエビが向いている理由と、エビの種類を紹介しますので、参考にしてみてくださいね!

Contents

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グッピーとの混泳に向く生き物の条件

グッピーと混泳させるのであれば、以下の条件を満たしている生き物を選ぶようにしましょう。

 

  • グッピーを攻撃しないこと
  • グッピーと生活圏が被りすぎないこと
  • 好む水質がグッピーとかけ離れていないこと

 

それぞれについて説明していきますね。

グッピーを攻撃しない

グッピーのヒレは観賞用に美しく品種改良されていて、泳ぎが比較的ゆったりとしています。

そのため、グッピーの水槽に泳ぎの早い魚や攻撃的な魚を投入してしまうとグッピーが負けてしまいます。

また、他の魚のヒレをかじるクセのある熱帯魚も多いので、グッピーの大きなヒレが標的にならないよう注意しなければなりません。

グッピーと生活圏が被りすぎない

泳ぐ領域が多少被るのは仕方ありませんが、生活圏があまりにも同じだと縄張り争いに発展する可能性があります。

グッピー自体は比較的温和な性格ですので、他の魚につつかれてしまうかもしれません。

できればグッピーが普段あまり泳がない水槽の底付近を生活圏とする生き物を入れるのが良いでしょう。

好む水質がグッピーとかけ離れていない

グッピーはアルカリ性の水質を好むともいわれますが、最近では生産地が様々なので一概にそうとはいえません。

グッピーでも弱酸性で飼育できるものもいます。

他方、極端にアルカリ性や酸性に偏った水質は向きません。

グッピーと混泳させる生き物を選ぶ際は、グッピーと同様の水質で飼育できるかどうかをきちんと確認することが必要です。

 

↓コチラの記事も参考に

グッピーとの混泳にエビが向く理由

エビがグッピーとの混泳に向くのは、上記の条件をクリアするからです。

エビは魚の死骸を掃除することはあっても、元気な魚を攻撃することはあまりありません。

グッピーのヒレを襲うこともないので安心です。

 

また、エビは水槽の底付近で生活するので、グッピーと混泳させてもお互いにストレスになりにくいです。

エビの方がグッピーより水質に敏感と言われていますが、エビの投入時に丁寧に水合わせをすれば問題ないといえるでしょう。

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グッピーと混泳できるエビの種類

グッピーと混泳が可能な代表的なエビを紹介します。

 

  • ヤマトヌマエビ
  • ミナミヌマエビ
  • レッドチェリーシュリンプ
  • レッドビーシュリンプ

 

目的によって選び方がことなりますので、じっくり考えて選んでみてくださいね!

ヤマトヌマエビ

お掃除屋さんとしてとても有能で、丈夫で飼いやすいエビです。

グッピーが残したエサなどはすぐにきれいにしてくれるので、少ないエビの数で水槽をきれいに保ちたい人にはおすすめです。

他方、食欲が旺盛なため食べる物が少ないと魚をつつくこともあります。

ヤマトヌマエビをグッピーと混泳させる場合は、ヤマトヌマエビ用のエサも用意しておくのが無難です。

ミナミヌマエビ

ヤマトヌマエビより小型でお掃除能力はあまり期待できませんが、丈夫で飼いやすいエビです。

グッピーと同じ水質で繁殖するので、エビを増やしたい人向けです。

エビが抱卵したらグッピーに稚エビを食べられないように隔離しましょう。

レッドチェリーシュリンプ

ミナミヌマエビと同等の大きさと飼いやすさのエビです。

グッピーと同じ水槽でも繁殖するので、増やしたい場合は抱卵した親エビを隔離するのを忘れずに。

きれいな赤色をしているため、水槽に彩りがほしい人向けといえます。

レッドビーシュリンプ

 


赤と白のしま模様が人気のエビです。

他のエビより水質に敏感なので、水合わせの際は一段と気を遣ってあげる必要があります。

エビの飼育になれている人や、エビの観賞が主目的の人はチャレンジしてもよいでしょう。

まとめ

今回は、グッピーとの混泳にエビが向いている理由と、エビの種類を紹介しました。

水槽を作ることは、一つの箱の中に生態系を作り出すことです。

グッピーは飼いやすいと言われていますが、どんな生き物でも混泳には相性があるということを忘れないようにしましょう。

また、グッピーは生産地によって飼育に向く水質が変わってきます。

エビを混泳させる際は、飼育したいグッピーとエビが好む水質をしっかり把握しておいてくださいね。

水質を把握したうえでゆっくり時間をかけて水合わせすれば、グッピーとエビの素敵なアクアリウムが完成することでしょう!

 

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