猫を飼っていても、旅行などで家を空けなければいけない時があると思います。
旅行に一緒に連れて行く、ペットホテルに預ける、知人に預ける、などもできますが、猫は環境の変化に弱いので、できれば自宅で留守番できたらいいのに・・・と思いますよね。
日中に決まった時間だけお留守番させることはあっても、長期間となると心配なことも多いので、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
猫の留守番について、外出前に準備することや注意するべきことについてご紹介していきます。
Contents
そもそも猫に留守番はできるの?
猫は単独行動をする動物なので、基本的に一匹でいても大丈夫です。
また、一日のうち15時間ほど寝て過ごすので、世話をする人がいなくても孤独に感じたりすることもないでしょう。
逆に、旅行に行くからと連れて行ったり、ペットホテルに預けたりするほうが、環境変化によるストレスで体調不良になりかねません。
群れで生活する犬は留守番させるのは難しいですが、猫の留守番は事前の準備をしっかりすれば問題なくできるでしょう。
留守番をするときに準備しておくこと
猫に留守番させるときに準備する物を見ていきましょう。
餌
タイマー設定のついた給餌器が必要です。
決まった時間に決まった量の餌が出てくるので、食べ過ぎや足りなくなるなどの心配がありません。
飼い主の声が録音できるものもあるので、予算に合わせて用意してください。
自動給餌器の紹介!
飲み水
特に夏場は室温管理をしてあっても水分補給が大切です。
器に入れておく場合は、ひっくり返してしまうこともあるので、複数用意しておきます。
ノズルをなめると水が出てくるものや、自動で水が出てくる給水器があるので、できればこちらを用意しておくと安心です。
ノズルタイプの給水器を使うとしても、給水器がトラブルで飲めなくなることもあるので、器の水も用意しておきましょう。
トイレ
猫は汚れたトイレでは用を足さないので、予備のトイレが必要です。
少し離れた場所に、1~2か所ほど設置しておきましょう。
部屋の温度管理
猫は暑さに弱いので、特に夏は直射日光が入る窓のカーテンは閉め、エアコンを25~28度くらいに設定してつけっぱなしにしておきます。
エアコンのリモコンは猫が踏んでスイッチを切ってしまったりしないように、猫が触れないところにしまっておきましょう。
冬は、毛布などを用意しておけばその中に入るので、寒くて死ぬということはないでしょう。
ホットカーペットやこたつなどの電化製品は、感電の危険があるので使わないようにしてください。
おもちゃ
さすがに長時間何もないと猫も退屈してしまいます。
遊び慣れたものやお気に入りのおもちゃをいくつか置いておいてあげましょう。
誤飲をさけるために小さなものや、壊れやすいものは避けてください。
留守番中はケージに入れてもいいの?
猫は温度調節が苦手なので、エアコンで室温管理されているとはいえ、暑かったり寒いと感じたら快適な温度のところを求めて移動します。
また、自分のテリトリー内を巡回する習性もあります。
成猫の場合は、体も大きくストレスになってしまうので、ケージに入れての留守番はあまりおすすめできません。
多頭飼いで弱い猫がいるなどの理由でケージに入れておかないといけない場合は、できるだけ大きいケージ(猫の場合は広さよりも高さのあるもの)を用意してあげるようにしましょう。
子猫の場合は、好奇心も旺盛で何をするか分からないので、ケージに入れておいたほうがいい場合もあります。
留守番をさせるときの注意点は?
猫に留守番をさせるときには、次のことに注意してください。
- 飲み込んだり壊されたら困るものは片づけておく
- 閉じ込められないようにドアは固定しておく
- 窓はしっかり施錠する
- 感電の危険があるので、電化製品のコンセントは抜いておく
- インターホンや電話の音は消すか小さくしておく(猫がびっくりしてしまうため)
- テレビや照明は消しておく(猫は暗い中でも目が利くため、少しの明かりがあれば照明はいりません)
猫の留守番は何日くらいできるの?
旅行などで家をあけるとき、猫の場合何日くらいまでなら留守番をさせても大丈夫なのでしょうか。
猫が留守番をする上で問題になってくるのは
- 餌
- 飲み水
- トイレ
- 室温管理
です。
餌・飲み水・トイレは多めに用意しておけばよく、室温管理はエアコンをつけっぱなしにしておけばいいわけです。
このことから、1泊2日ならほとんど問題ないでしょう。
2泊3日程度が、多くの飼い主が大丈夫と考えて実際に留守番をさせているようです。
それ以上になってくると、猫のストレスや餌の問題もありますが、飼い主自身が猫のことが気になって旅行を楽しめなくなってきてしまうようです。
まとめ
猫を飼っているからといって旅行をあきらめることはありません。
ちゃんと準備してあげれば、猫も一匹だけのときはそれなりに楽しくやっているので、そこまで心配する必要はないでしょう。
ただ、留守中に不測の事態が起こることもありますし、慣れたからといって長期間留守番させるのはかわいそうです。
猫が頼ることができるのは飼い主さんだけなのですから、生き物を飼っているんだという責任と自覚は忘れないようにしてください。