完全屋内飼育をしていると気になることは"猫の脱走"でしょう。
猫は犬と違い一度飛び出してしまうとなかなか戻ってくることが難しいと聞くこともありませんか?
可愛がっている猫と安心して過ごす毎日となるよう事前の防止策をとっておきましょう。
Contents
なぜ猫は脱走してしまうのだろう?
多くの猫が脱走してしまった際の原因は主に
- 好奇心
- 恐怖
- 自由
これらの事により脱走してしまう事が多いようです。それぞれどのようなことなのか詳しく説明をしていきましょう。
好奇心
特に子猫は好奇心の塊なので注意が必要です。
怖いもの知らずでなんにでも興味を持ってしまいます。
自分の知らない外の世界が見えていただけで"なんだろう、楽しそうかも"と何も考えずに出ていってしまいます。
また、そとに鳥や虫が飛んでいるだけでも追いかけていきたくなるようです。
恐怖
突然、大きな物音や雷といったいつもの生活では聞くことのできない"音"にびっくりして偶然開いていた窓から飛び出してしまうことがあります。
パニック状態となっているため、飛び出したものの方向感覚さえ分からなくなって気が付いた時には迷子になってしまったという事があるようです。
自由
時々、外に出してもらっている猫は自由を知っています。
自由は猫も楽しいものです。
今まではきちんと帰ってきていたから大丈夫と過信はしないようにしましょう。
もしかすると外出先で今よりも良い食事をもらえた、好きな異性猫があらわれた…となると帰ってこない可能性もあります。
また、縄張り争いに負けたため流れに流れ…という事も考えられるのです。
このように猫が脱走する原因はいろいろありますが、どの猫にも当てはまることです。
我が家の猫だけは大丈夫と思わず対策を取っていきましょう。
↓コチラの記事も参考に
今すぐにできる!猫の脱走防止対策とは?
猫にいくら外に行ってはダメと言い聞かせてもそれは無理というものでしょう。なんの対策にもなりません。
ここは飼い主さん自身の"脱走しにくい環境を作る努力"が必要不可欠なのです。
では、その脱走しにくい環境とは
- 窓はきちんと鍵を閉める(開き戸を自分で開けられる猫もいます)
- 外出時、来客時に玄関を開ける際は注意深く。スムーズに開け閉めをしましょう
- 出入りが多い時(工事業者さんなどが来る場合)はケージに入れておく
- 2階、3階の部屋でも油断せず、ベランダには出られないようにする
こういった"猫が簡単に外に出られない"方法を取ることが一番です。
最初はちょっと大変かもしれませんが慣れてしまえばいつものルーティンと同じように当たり前となってきますよ。
そして猫自身に"外出する機会は一度でも与えないようにする"ことも大事です。
少しでも外に言った事のある猫だと外に出たがります。スキをついて脱走する事も覚えさせないようにしましょう。
脱走した猫を探すための対処法は?
対策を取っていたにも関わらず、猫が逃げ出した場合はどのように探したらいいのかをお教えしましょう。
ただその方法をお教えする前に覚えていて欲しい事は
"猫が脱走すると簡単には見つからない、二度と会えない事もある"という事だけは肝に銘じておきましょう。
特に脱走が初めての猫の場合、土地勘も無ければ家に帰り着く目印なんかはまったくありません。
雄猫であれば縄張り争いに巻き込まれ流れに流れ遠くへ…という事もあります。十分に気を付けましょう。
では探し方ですが、
- 名前を大きな声で呼ぶ
- 自宅周辺の隙間、軒下など隠れやすそうなところを覗きましょう
脱走したと思ったらまず遠くにいくまえに大きく呼んでください。
飼い主さんの声は分かっているはずですから呼ばれる方に戻ってくるはずです。
この時大好きな餌の袋などをガサガサと音を立てても効果がある時があります。
"大好きなご飯だ!"と戻ってくることがあるのです。
猫の行動範囲は数日の間でしたらそんなに広がらないと考えられています。いなくなった当日であれば数十分おきに呼んでみましょう。
数日探し続けても見つからない場合であれば
- 迷子猫の情報を乗せたチラシを近所のスーパーや病院など人目に付きやすい場所での設置をお願いします
- 地域によっては町内放送などで迷子情報を伝えてくれるところもあります
- 保健所や愛護センターなどへの問い合わせ
などで、自分以外の多くの人へ情報提供をお願いしてみましょう。
家猫の場合人に慣れていることから動物好きな人に保護をされていたりとすることもありますので希望は捨てないでくださいね。
そして何より迷子になった時のために対策を取っておくことも大事でしょう。
GPS付き首輪
というものも販売されています。首輪にGPSがついているので万が一いなくなった時には位置確認がしやすくなりますよね。
また、首輪に飼い主の住所や連絡先などを書いておくのもいざという時に助けになるかもしれませんよ。
まとめ
猫が脱走した時の対処法でしたがいかがだったでしょうか?猫の生態、性質上なかなか自宅に戻ることが難しいということがわかったことと思います。
可愛がっていた猫に会えなくなるのはとても悲しいことです。そうならないためにも飼い主さん自身が対策に力を入れてくださいね。