金魚の繁殖期や行動など産卵を成功させる方法について

もう少し金魚の数を増やしてみたいと思ったり、可愛がっている金魚がいるとその子供も見てみたいと思ってくることもあるでしょう。

でも自宅での繁殖って知識や経験が豊富でないと難しいものだと考えがちですよね。

そこで初心者にも出来る繁殖方法や気を付けることをまとめてみました。

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金魚に繁殖時期はあるの?

人間とは違って多くの動物には繁殖期という時期があります。

これは金魚にも当てはまり、成魚は季節の変化によって刺激が行われることによって繁殖行為をするようになります。

自然な状態で生活をしている金魚の繁殖時期は「3月から5月くらい」とされています。

季節でいえば、冬が終わり温かくなってきたころから暑くなる一歩手前の春から初夏にかけてですね。

 

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金魚の繁殖は何歳から何歳まで?

金魚を繁殖させたいからといっても繁殖に適した適齢期があります。稚魚にはまだ繁殖のための体の準備が整っていません。

個体により差はありますが、最も繁殖に適しているのは

 

  • オスは2歳から4歳
  • メスは3歳から5歳

 

くらいが一番の適齢期だとされています。

この年齢が一番はつらつとした金魚のようで、繁殖行動も活発に行うようですね。

金魚の寿命は10~15才という中でオスに関しては8歳くらいまで繁殖活動を行う金魚もいるようですが活発的にという事ではないようです。

では、金魚の年齢はどのように数えたらいいのでしょう。

金魚は数え年で2歳くらいになると体の繁殖の準備が整ってくるとされています。ここで気になってくるのが数え年とはどのようなものなのでしょう?

数え年とは?

産まれてすぐ1歳とし、お正月ごとに1歳年を重ねることになります。つまり、一度お正月を超えるともう2歳となるわけですね。

買ってきた稚魚が一度冬を越してすぐに訪れる春には繁殖の期待もできますが、冬になる直前に生まれた金魚であるとその次の春になるかもしれませんね。

魚類はご存知の通りたくさんの卵を産みます。

水中のたくさんある危険の中から少しでも多くの子孫を残すためにたくさんの卵を産むのですね。

金魚も例にもれず、繁殖期のメスは卵を産み始めると数か月の間、1.2週間ごとに卵を産み続けるのですから体力もいります。

やはり十分な成長と体力を持ち合わせていなければいけませんね。

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金魚の繁殖に水温は関係あるの?

金魚の繁殖時期は季節の変化によって起きるとされていますので、当然“水温”が大きく関わってくるということは推測できるでしょう。

自然な状態での繁殖時期の春から初夏にかけての水温は平均して20℃前後になります。

これくらいの水温になると繁殖活動のための刺激が金魚におこるのですね。

そのため繁殖を希望するのであれば、水温18℃~20℃くらいを保つようにしましょう。

冷たくても暑くても繁殖活動は行いません。

また、時期にとらわれず繁殖を行いたいのであればヒーターを使用して水温を保つと一年中可能になります。メスの体力も考慮する必要が出てきますね。

 

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金魚の繁殖行動は?

タイミングが合えば金魚の“繁殖行動”を観察することが出来ます。

こういった行動をするようになれば繁殖行為を行うのはもうすぐかもしれませんよ。

 

  • オスがメスをしつこく追いかける
  • オスがメスの腹部をつついたりする

 

ここで気になるところは“オスとメスの区別”ですよね。

金魚をひっくり返しお尻を見れば分かるという方法もありますが、初心者には難易度が高い事と金魚にも負担がかかってしまいますよね。

また、金魚はヒレの形だけでは雌雄の区別がつきません。

しかし繁殖行為の出来る成熟したオスにのみ、ある特徴があらわれます。

それが「追星」というもの。

これは胸ヒレやエラの辺りに白いぶつぶつがあらわれます

細かなぶつぶつですが、特に赤い金魚ですとすぐに分かるかと思います。

この追星がある金魚がメス(だろう)金魚をしつこく追いかけまわすようであればカップル誕生ももうすぐかもしれませんね。

この追いかけ、腹部のつつきが刺激となりメスが卵を水草に産み付け、そこにオスが精子をかけることによって繁殖行動は完了です。

しかし、あきらかにしつこすぎる追いかけは「いじめ」や「メスが嫌がっている」事も考えられるのでメス金魚が弱る前に隔離してあげることも考えてくださいね。

 

金魚の繁殖方法は?

金魚の繁殖方法はいたってシンプル。

 

  • 水温を20度前後に保つ
  • 十分に成熟したオスとメスを泳がせる

 

この二つさえしっかり抑えておくだけです。

しかし、金魚を高い確率で繁殖をさせるには次のような準備をしっかりしておきましょう。

 

  • 泳がせるオス、メスの割合
  • 水草を増やす
  • 水槽とは別の容器を準備

 

では具体的に説明をしていきます。

泳がせるオス、メスの割合

オス2匹に対しメス1匹の割合で過ごさせると良いようです。

水草を増やす

大事な卵を産み付け、守るためにも隠しやすい細かい葉がたくさんついた水草がいいでしょう。

水槽とは別の容器を準備

卵が水草に産み付けられたらすぐに卵を別容器に移しましょう。

そうしないと、せっかくの卵を金魚に食べられてしまいます。

 

環境を整え、金魚自体に準備が整えばいよいよ繁殖行為へとつながっていきます。

 

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金魚が繁殖しない原因は?

「水温も適切」「オスとメスの数も十分、成熟もしている」というのに繁殖しないこともあります。

その原因としては

卵が食べられている

金魚は朝方、午前中に繁殖行為を行う傾向があります。

卵を産んだけれどもちょっと観察していない間、水草の間の分かりにくいところに産卵したというような理由でいつのまにかに食べられた可能性もあります。

栄養が足りていない

メスは産卵するためには体力も必要です。

産卵前には食欲も増しますので十分な食事量を与えましょう。

水温の変化がなさすぎる

ずっとヒーターなどで温度管理をしていると、一年中繁殖可能な状態にもなりますが中には変化がなさ過ぎて繁殖のための刺激が行われないという事も考えられます。

このように原因は様々考えられますが、金魚に水替えによる刺激を頻繁に行うことによって繁殖行動を促すことが出来るようです。

3日に一度程度、水槽の3分の1程度の量で新鮮な水替えを行ってみましょう。

まとめ

環境さえ整えてあげるというシンプルな繁殖方法なので自分でもできそうな気がしてきましたよね。

金魚は買ってくるものと思っていた常識が繁殖させるものに変わりそうな気もします。

自分で繁殖させた金魚が成長していく姿を観察していくのはとても楽しそうですね。

 

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