優雅に泳ぐ色鮮やかな金魚。
実は金魚と言っても、様々な種類があるのをご存知ですか?
そんな金魚の代表的な種類のひとつ「琉金(りゅうきん)」について調べてみたいと思います。
Contents
琉金にはどんな種類があるの?
金魚の中でも人気の高い琉金ですが、その琉金の中にも、さらにたくさんの種類があるようです。
色々知ると、ますます金魚のお世話や鑑賞も楽しくなりますよね。
具体的に見てみましょう。
- キャリコ琉金
- ブロードテール琉金
- ショートテール琉金
- もみじ琉金
- だるま琉金
- 桜琉金
名前からなんとなく想像できるものもありますね・・
キャリコ琉金
赤や黒のキャリコ模様がちりばめられた琉金です。
ホームセンターの熱帯魚コーナーで見かける事は少ないかもしれません。
更紗琉金(さらさりゅうきん)
赤と白の柄の一番よく見かける琉金です。
ホームセンターで見かける琉金はこの種類ではないでしょうか?
ブロードテール琉金
幅の広い尾びれに特徴がある琉金です。
尾をゆらゆらさせて泳いでいるのを見ると心が落ち着きます。
ショートテール琉金
先ほど紹介したブロードテール琉金とは打って変わって尾びれが短い琉金です。
まん丸とした体に短い尾が以外に似合っている可愛らしい琉金です。
もみじ琉金
もみじ琉金は網透明鱗の金魚で鱗に網のような模様があるのが特徴です。
ちなみに網透明鱗とは鱗全体が光るのではなく、鱗の周りの縁の部分だけが光る鱗のことです。
だるま琉金
短い尾びれに、普通の琉金よりさらに厚みと体高がある琉金です。
桜琉金
桜琉金は一見先ほど紹介した更紗琉金とよく似ていますが、よく見ると少し違います。
特徴は
- モザイク透明鱗
- 目が黒縁黒目
です。
言葉では表現しづらいので動画で紹介します。
琉金の寿命は?
琉金の平均的な寿命は5~6年位です。
以外に短いな?と感じたので調べてみると、和金・コメット・琉金の順で寿命が短くなるそうで、原種のフナに近い体形の金魚の方が長生きなんだそうです。
ただ、上手に飼えば10年以上生きていることもあるようです。
少しでも長く一緒にいられるように、快適な環境を整えてあげたいですよね。
琉金の飼育方法
金魚の中でもポピュラーで親しまれている、琉金。
体も丈夫な金魚とされていて、一般的な金魚の飼い方で問題はないようです。
ただ、いくつか注意点も必要なようなので、一緒に勉強していきましょう。
- 個体を観察
- 水温
- 餌やり
- 水流
まずは・・
個体を観察
これは琉金を入手する際に注意することなのですが、
- 側線が曲がっている。
- 尾びれの位置が高い位置についている。
このような琉金は、体型の問題から将来転覆病などの病気にかかりやすい為、入手する際に注意が必要なようです。
水温
琉金は体が短く丸いこともあり、低水温時は転覆病を発生しやすいようです。
特に秋から冬にかけては注意をすることが必要です。
また、転覆病の原因が低水温だった場合は、ヒーターによる水温調節で回復できることがあることも知っておくと便利ですよ。
餌やり
1日、2回から3回にわけて10分程度で食べきれる量を与えるのがいいようです。
多く与えすぎてしまうと、肥満によって琉金の体調が悪くなってしまったり、食べ残しの餌によって水質が悪化してしまったりすることがあるようです。
食べきれるだけの量を与えるようにしましょう。
水流
琉金はその丸みを帯びた体から、泳ぎがあまり得意ではないようです。
そのため水流がとても苦手です。
特に水温が低く活性化が下がる秋から冬にかけては、水流の強さにも注意が必要なようです。
琉金の値段はどの位なの?
一般的な琉金の値段は1000円前後です!
同じ琉金でも、縁日の金魚すくいですくえる300円位のものから、先にも触れたように色彩、または体の型、ヒレの型によっては8000円前後もするものもあるようが、一般的にはペットショップや金魚店などで1000円前後から購入できるようです。
琉金の大きさは?
琉金の大きさは5.5~18cm位です。
飼育環境や飼育ケースの大きさによって幅があります。
早く大きく丸っこくしたければ、大きい飼育ケースでエサの回数を増やす必要があります。
愛好家の方は1年で10cm以上に成長させるそうですよ。
琉金は他の金魚と混泳可能なの?
色んな種類がある金魚。
琉金は他の種類の金魚と一緒に飼育しても大丈夫なのでしょうか?
可能ではあるけれど・・・
琉金は泳ぎが得意ではないので、泳ぎの早い品種は避けたほうがいいようです。
体型や大きさが近い金魚なら混泳させやすいようですよ。
ただ、金魚の種類によって特徴も様々なので、初心者なら琉金だけの飼育のほうがいいようです。
琉金の繁殖で気を付ける事はあるの?
琉金をお世話していくうちに、この金魚たちの子供を・・・
繁殖したい気持ちになりますよね。
ただ、琉金同士を繁殖させても琉金の稚魚が生まれることは稀なことで、難しい選別が必要なようです。
また、琉金に限らず金魚の繁殖については、すべての金魚の卵を孵化させようとすると大変な数の稚魚が生まれてくることになるそうです。
一般の家庭ではそのような数を飼育することは考えられないですよね。
そうすると、その稚魚たちは何らかの方法で処分することになります。
そんなことも頭に入れたうえで、繁殖を考えていきたいですよね。
琉金ってどんな金魚なの?
最後に琉金という金魚の説明をします。
琉金は「金魚といえば琉金」と言われているくらい、多くの人に親しまれている品種なのです。
いったいどんな金魚なのでしょうか、詳しく見てみましょう。
- 名前のルーツ
- 体の特徴
- 色彩
まずは・・
名前のルーツ
昔、沖縄が琉球と呼ばれていた頃、中国からこの琉球を経由して日本に持ち込まれたことから、琉球の一文字をとって「琉金」と名付けられたようです。
体の特徴
- 丸い体と高い体高
- 長くて大きなヒレ
丸い体と高い体高
頭は小さく、体調は5センチ~18センチぐらい。
体重は1.5グラムから、大きいものだと50グラムを超えるものもあるようです。
長くて大きなヒレ
尾びれは、三つ尾、四つ尾、さくら尾などがあるようです。
色彩
- 基本の体色
- 下級品と高級品
基本の体色
素赤と呼ばれる赤色、更紗と呼ばれる赤白が一般的ですが、中には青や紫、黄、黒などが混じるタイプもあるようです。
下級品と高級品
白色のものは下級品とされ、赤色が濃く鮮やかで更紗模様が左右対称に入り、下腹部まで赤色が見えるものが高級品とされているようです。
まとめ
ひとえに金魚といっても、色々な種類、そしてその中にもまた種類があることがわかりました。
そしてその種類によって特徴や弱点があることもわかりました。
コロンと丸いフォルムの琉金はとても可愛いですね。
金魚なのに泳ぎが苦手だなんて、とっても愛らしいですよね。
知れば知るほど奥深い金魚たち。
ますます金魚愛が芽生えていきそうな気がしますよね。
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