うさぎが美味しそうに野菜や果物をかじる姿は、とてもかわいいもの。
その嬉しそうな表情を見たいがために、ついあげすぎてしまう飼い主も少なくありません。
しかし、中にはうさぎにとって要注意な野菜や果物もあります。
特に、バナナはあげすぎると体調不良を起こす場合もあり、注意が必要です。
今回は、うさぎにバナナをあげることの影響や危険性、あげる場合の量や注意点などを紹介します。
うさぎの食事やおやつを考える参考にしてくださいね!
Contents
うさぎはバナナが大好物
うさぎは、甘い香りと味のするバナナが大好物です。
SNSでも、うさぎがバナナを夢中になって食べる姿が話題を呼んでいます。
その影響から、うさぎにバナナをあげるようになった飼い主も多いようです。
うさぎに限らずどんなペットでも、毎日同じ食事では飽きてしまうもの。
そんな時においしいバナナが食べられたら、うさぎが大喜びしてしまうのは想像できますよね。
「うさぎにバナナはあげていいの?」と心配する飼い主が多いのは、うさぎがあまりにも美味しそうにバナナを食べるからかもしれません。
うさぎにとって、バナナはとても嗜好性が高く、やみつきになる果物のようです。
だからこそ、あげるかどうかの判断やあげる量は、飼い主がきちんと決めて、コントロールしてあげたいですね。
バナナはあげても良いが少量にとどめて
バナナは、「絶対にあげてはいけない」のではなく、注意が必要な食材というのが一般的な考え方です。
獣医師やうさぎの専門店の間では、「バナナはあげても少量にとどめておくべき」という意見が多いようです。
バナナには糖分が非常に多く含まれており、習慣的に食べさせることでうさぎが肥満になる恐れがあります。
バナナを毎日食べたうさぎが糖尿病になってしまったというケースもあるようで、意外と怖い食材だということが分かりますね。
また、バナナは腸内環境のバランスを崩すともいわれており、たくさん食べることで、おなかの調子が悪くなることも。
あげる場合は1日あたり1~2cm程度とし、毎日与えるのは避けましょう。
色々な野菜や果物をローテーションで食べさせた方が、うさぎがバナナにやみつきになるのを防げるだけでなく、より多くの栄養を取ることにもつながりますよ。
バナナをあげてはいけないうさぎもいる
「バナナはあげても少量のみ」という考えを紹介しましたが、実は、少量でもあげてはいけないうさぎがいます。
バナナの多すぎる糖分は、うさぎが消化不良を起こす要因になることも。
体質的に毛球症を発症しやすいうさぎは、バナナを食べることで毛球症になるリスクが高まります。
最悪の場合、少し口にしただけで体調不良になる恐れもあるので、注意が必要です。
また、獣医師から食事制限をするように言われているうさぎも、バナナはNGです。
バナナは、糖分だけでなくカロリーもかなり高め。
食事制限が台無しになるだけでなく、腸内環境の悪化を招く恐れがあり、うさぎを健康から遠ざけてしまうことにつながります。
以上に当てはまるうさぎを飼っている人は、バナナをあげないよう充分注意してくださいね。
まとめ
うさぎはペレットや牧草以外にも、色々な野菜や果物を食べます。
甘くて美味しい果物はうさぎも大好物なため、ついついあげすぎてしまうことが多いもの。
どんな食べ物でも与えすぎは良くありませんが、特にバナナは注意が必要です。
うさぎは食べるものを自分で選ぶことも、自分で健康を管理することもできません。
「喜んで食べるから」という理由で何でもあげてしまうのではなく、「なぜ食べさせるのか?」「うさぎの体にどういう影響があるのか?」を考えて、うさぎの食事をより良いものにしていってくださいね!