うさぎが震える原因は?考えられる病気と飼い主ができること

飼っているうさぎがブルブル震えていたら、具合が悪いのではないかと心配になりますよね。

うさぎが震える原因には色々ありますが、病気や痛みを我慢しているケースも少なくありません。

「最近よく震えているな」と思ったら、楽観的にならず、まずはきちんと原因を突きとめましょう。

今回は、うさぎが震えているときに考えられる原因をご紹介します。

病気の可能性や、震えが続くときに飼い主ができることも併せてお伝えするので、うさぎの体調管理に役立ててくださいね!

Contents

スポンサーリンク

うさぎが震える原因には何がある?

うさぎが震える原因には次のようなことが考えられます。

  • 怖がっている・怒っている
  • 心拍数が上がっている
  • 病気や体調不良

それぞれ説明していきますので、心当たりがないかチェックしてみてくださいね。

怖がっている・怒っている

うさぎは怖がっているときや怒っているときに震えることがあります。

飼い始め、家にお迎えした直後などは環境の変化に怯えて震えがみられることがあります。

また、気に入らないことがあって「足ダン」する際、興奮して体が震えるうさぎも珍しくないようです。

このような場合は震えていても体調が悪いわけではないので気にしすぎる必要はありません。

うさぎに精神的なストレスがかかりすぎないよう、気を付けてあげてくださいね。

心拍数が上がっている

うさぎは運動などで心拍数が上がると、体が落ち着くまで震えるようなしぐさを見せることがあります。

生理現象なのであまり心配する必要はありませんが、震えが長く続くようであればうさぎの体に負担がかかっているとも考えられます。

また、部屋の温度が高いときに運動すると心拍数が上がりすぎてしまうことがあるようです。

運動させすぎない工夫や、運動させるときは部屋の温度を下げるなどの対応も大切です。

病気や体調不良

うさぎが震えているとき、一番心配なのは病気や体調不良の可能性ですよね。

うさぎは病気やケガで痛みを感じていても、外見からは分からないように隠そうとする習性があります。

普段と同じ環境にもかかわらず震えが止まらない場合、早めに原因を突き止め、病気の場合は一刻も早く治療する必要があります。

詳しくは次で説明していきますので、心当たりがないかしっかりチェックしましょう。

うさぎが震えるときに考えられる病気は?

うさぎが震えるときに考えられる病気には、以下のようなものがあります。

これらが全てではありませんので、心配な場合はきちんと診断を受けるようにしてくださいね。

  • 毛球症
  • 不正咬合
  • 熱中症
  • 神経系の異常

それぞれもう少し詳しく見ていきます。

毛球症

何らかの理由でおなかに毛の塊がたまってしまう病気です。

うさぎが震えているときは、毛球症による痛みやおなかの違和感を我慢しているのかもしれません。

毛球症は手遅れになると死んでしまうこともあります。

もし、便の様子が普段と違うなど他の症状も見られる場合は毛球症の可能性があるので、早めに診察を受けて治療しましょう。

不正咬合

歯の噛み合わせが悪かったり、伸びすぎたりすると不正咬合という歯の病気になることがあります。

不正咬合は歯が口の中に食い込んだりして強い痛みを伴うことも多いもの。

また、進行すると眼球など他の部位にも影響が出るなど、深刻な病気です。

うさぎは痛みを我慢して震えることがありますので、震えるときは不正咬合の疑いも持っておくべきかもしれません。

熱中症

うさぎは暑さに弱い動物です。

人間では平気な25℃くらいの気温でも、熱中症にかかることがあります。

「ブルブル震えていると思ったら、熱中症だった」という話はよくあります。

クーラーの効いた部屋でも油断しないよう、普段からうさぎの適温を保ってあげるよう気を付けてくださいね。

神経系の異常

震えが痙攣のように見えるときは、神経に異常をきたしている可能性があります。

うさぎが神経系の病気になると、一刻も早く治療しないと命を落とす危険があります。

助かっても後遺症が残ることも少なくないので、神経系の病気には常に注意して、少しでもサインがあればすぐに行動できるようにしておくことが大切です。

スポンサーリンク

大事に至る前に飼い主ができること

うさぎが震えているときに考えられる病気を紹介しましたが、なんだか怖いものが多いですよね。

でも、うさぎが震えるのは必ずしも上記の病気によるものとは限りません。

説明したとおり、うさぎは体に何かしら痛みや違和感があるときにそれを我慢して震えることがあります。

「震えが止まらないのを獣医師に相談したら、口内炎だった」というケースもあり、震えているだけではどこが悪いのか飼い主にはなかなか判断できないものです。

すぐにおさまらない震えや、頻繁な震えがあるときは、早めに獣医師に相談するのが鉄則。

また、飼い主の初動がうさぎの快復に大きく影響することは多いです。

熱中症など原因になりそうなことが分かる場合は、診断を受ける前でも、できるかぎりの応急処置や対応を行ってくださいね。

まとめ

うさぎが震える原因と考えられる病気について紹介しました。

震えるという行為は隠れている病気を見つける一つのサインなので、「たいしたことではないかも」と決めつけないことが大切です。

一方、うさぎは謎が多い動物でもあります。

子どもころのうさぎは何も異常がなくても震えることがありますが、成長するにつれて震えなくなることも多いようです。

また、紹介したとおり一時的な恐怖や怒り・興奮などで震えることも。

病気かそうでないかの判断は飼い主だけでは難しいので、「震えているうさぎへの対処の自己判断はしない」「おかしいと思ったら早めに行動する」ことを心がけてくださいね。

スポンサーリンク
おすすめの記事