金魚の寿命と大きさ!ギネス記録や長生きのコツも紹介!

お祭りや花火大会などの屋台で金魚すくいをやったことがあるという人は多いのではないでしょうか。

ところが、持ち帰って飼い始めてもすぐに元気がなくなったり、死んでしまうこともよくありませんでしたか?

そんな金魚の寿命って、本当はどのくらいで、金魚の種類によって寿命は違うのでしょうか。

それぞれの金魚の特長や寿命を解説しますので、金魚すくいをする時の参考にしてみてください。

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金魚の寿命と大きさについて

皆さん、金魚の寿命とどれ位大きくなるかって知っていますか?

金魚は飼育環境が良ければ寿命は10年程度、大きさは金魚の種類によっては30cmを超える事もあるそうです。

金魚の種類によって最大の大きさは違ってくるのですが、お祭りの金魚すくいでよく見かける「和金」という種類の金魚は30cmになる可能性を秘めた金魚です。

子供がやりたいというので金魚すくいをして、飼うことになった金魚が大きくなりすぎて手が負えなくなってきた。

というのは良く聞く話です。

和金ってフナに似ていると思いませんか?

金魚の祖先は「フナ」なので基本的にフナに体形の近い金魚は大きくなりやすいそうです。

因みに60cm水槽では金魚が30cmになると1匹飼うのがやっとになります。


和金以外には

  • コメット
  • 丹頂
  • 出目金

などの種類が大きくなりやすいそうです。

 

寿命については後で金魚の種類ごとに紹介していきますね。

金魚の寿命のギネス記録は?

金魚の寿命のギネス記録は43年です。

43年って・・・。

どれだけ生きているんだ!と思いますよね。

この金魚はイギリスで1956年から1999年まで飼育されていた金魚で、種類は正確には分かっていないそうです。

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お祭りの金魚の寿命はどの位なの?

実は金魚すくいで取ってきた金魚の平均寿命は3年程と言われています。

お祭りの金魚すくいでよく見かける金魚の種類は

  • 和金
  • 琉金
  • 出目金
  • コメット
  • 朱門金
  • らんちゅう

です。

観賞用の金魚とは違い、金魚すくいの金魚はすくいやすいように小さくて簡単に飼育できる安価な種類がほとんどです。

たまに珍しい金魚も混ざっていることがあります。

 

先ほど紹介した大きくなる金魚の「和金」と「出目金」が含まれていますね。

「金魚すくいで取ってきた金魚は大きくなるから、金魚すくいは出来ないよ~」と嘆くのは少し早いですよ。

金魚すくいで取ってきた金魚の平均寿命は3年程です。

あれ?さっき金魚の寿命は10年位って言ってなかったっけ?

と思われるかもしれませんが、先ほど紹介した寿命はお店で買ってきた金魚の寿命になります。

 

お祭りの金魚すくいで売られている金魚は正直、飼育環境が余り良くない事が多く、また金魚をすくって取った人も金魚についての知識が不足しており、適切な飼育環境を整えられず、早く死んでしまう事も多いそうです。

 

すくってきた金魚の元々の健康状態が良く、適切な飼育環境を整えられればお祭りで取ってきた金魚も長生きさせることは十分に可能です。

金魚の寿命が近づいてきた時の症状は?

金魚の寿命が近づいてきた時の症状は

  • 動きが少なくなる
  • 鱗の光沢が無くなってくる
  • 餌を食べなくなってくる

などの症状があるそうです。

ただ、私たち人間と同じように寿命を全うして老衰する金魚は少なく、年を取ることにより病気への抵抗力が無くなり、病気にかかって亡くなる金魚が殆どです。

 

↓金魚の病気についての記事です。

餌用の金魚の寿命について

餌用の金魚の寿命は一般的な金魚よりも短いです。

大型の魚などを飼育されている方はエサ用の金魚を大量に購入することも多いと思います。

飼ってきた餌用の金魚を一度に大型魚の水槽に入れてしまうと食べ過ぎてしまうので、別の水槽で餌用の金魚を飼育していると意外に早く死んでしまいます。

これは飼育目的に育てられた金魚と餌用に育てられた金魚の大きな違いです。

餌用の金魚はある程度の大きさになればよく、長生きする必要が無いので飼育環境が悪い事が多く早く亡くなります。

 

金魚を飼う場合は餌用ではなく観賞用の金魚を買うようにしましょうね。

金魚の種類別の寿命

それでは金魚の種類ごとの寿命について見ていきましょう!

和金の寿命

和金は金魚の中で最も一般的な金魚です。

日本の金魚の元祖で、金魚の原型であるフナの体型の特長を多く残しています。

その生命力や泳ぎの俊敏さもフナ譲りで、金魚の中では最も丈夫で飼育も簡単です。

寿命も長く、平均的にはだいたい8年~15年くらいで、丁寧に飼育すると30年近く生きるものもいます。

小赤の寿命

和金の小さいものを小赤と呼び、金魚すくいでよく見られる小ぶりな金魚はこれです。

金魚すくいや大型な観賞魚の餌用として生産されているものです。

小さいと言っても和金なので、しっかり飼育すると観賞用の和金のように大きくなります。

寿命も和金と同じくらいで8年から15年くらいです。

 

琉金の寿命

中国で生まれて琉球を経て日本に入ってきたためこの名がつきました。

腹部が丸く膨らんでいて、ヒレが伸びていて特に尾ビレが長く発達しています。

このような体型から、泳ぎはゆっくりと優雅です。

平均は5年~6年ほどですが、丁寧に飼育すると10年ほど生きるものもいます。

出目金の寿命

出目金は、眼球が横に大きく飛び出した独特の風貌をしています。

体型や性格は琉金に似ており、丸く膨らんだ腹部と長いヒレが特徴です。

体の色によって、黒出目金・赤出目金・三色出目金があります。

出目金の寿命も5年~6年ほどで、丁寧に飼育すると10年ほど生きるものもいます。

コメットの寿命

アメリカで作られた金魚です。

和金のような胴長の体型ですが、和金よりもヒレが大きく、尾ヒレは長くなっており、コイのような鮮やかな色をしています。

スマートな体と尾で素早く泳ぎ回る姿から「コメット(彗星)」と名付けられました。

寿命は7年~8年ですが、和金と同様に丈夫な魚なので、丁寧に飼育すれば10年~20年近く生きることもあります。

金魚を長生きさせるには?

金魚すくいで持ち帰った金魚は、飼育環境が劣悪なためストレスで弱っていたり、すくうときに弱っている金魚の方が動きが遅いためすくいやすいといったことから、もともと弱っている可能性があります。

そのため、金魚すくいでとってきた金魚はすぐに死んでしまうというイメージがあるのだと思います。

ですが、飼育環境を整えてきちんと育ててあげれば、金魚は長生きする魚なのです。

それでは、金魚を長生きさせるためのコツをご紹介します。

金魚を移す時にすべきこと

まずは水槽やバケツにカルキを抜いた水を入れます。(一昼夜水を放置する、沸騰した水を冷ます、市販の専用剤を使用する)

その水の中に金魚を入れてきた袋ごと入れてつけておき、水温変化に慣れさせます。

1時間以上経ったら袋の中の水と一緒に静かに金魚を移します。

餌をあげすぎない

環境変化で金魚の体力も落ちているので、餌を食べると消化するためにまた体力を使うことになってしまいます。

そのため、持ち帰ったあと2~3日は餌を与えるのを控えましょう。

その後餌をあげるときも、一度に大量にあげると消化不良を起こしたり、食べ残しが水質悪化につながりますので、こまめに分けて少しずつ与えるようにします。

 

↓コチラの記事も参考に

水質の管理

食べ残した餌やフンによって水質は少しずつ悪化します。

定期的に水換えをして、水質をきれいに保ちましょう。

 

↓コチラの記事も参考に

余裕を持った密度で飼う

水槽の大きさや水量に対して金魚の数が多いと、水が汚れやすくなったり、酸欠状態になってしまいます。

数が多すぎると、酸欠のため金魚が水面近くに上がってくる行動をとることがあるので、その行動が見られる場合は注意してください。

まとめ

世話をきちんとしてあげれば、金魚すくいでとった金魚でも、5年10年と長生きしてくれます。

世話と言っても、他のペットと比べて特別難しいことや面倒なことがあるわけではありません。

比較的飼いやすい生き物ですし、せっかくとったのですから長く楽しみたいですよね。

長く一緒にいると、金魚でも愛着がわいて、とてもかわいいペットになりますよ。

 

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