東南アジアが原産の熱帯魚、ベタ。
またの名を「ランブルフィッシュ」と言い、闘魚としても知られています。
ツインテールやデンタテール、クラウンテール、ハーフムーンなどの様々な種類の豪華なヒレを持ち、色彩も美しく「インテリアのような熱帯魚」とも言われ、多くの熱帯魚ファンの人気を得ているようです。
最近では、ホームセンターや大型スーパーなどで販売されているほか、通販などでも手軽に入手することができるようです。
また、飼育方法も比較的簡単で、懐きやすく丈夫なところも、人気の要因になっているそうです。
そんなベタを飼ってみたい・・そう、思っているのですね!
オス?メス?両方飼ったとしたら、混泳は出来るの?
今回はそんなベタのオスとメスとの見分け方や、混泳について調べてみました。
意外と難しいと言われている、その見分け方とは?
一緒に見ていきましょう!
Contents
オスとメスの見た目を比較するとどう違うの?
まるできらびやかな衣装を身にまとってでもいるような、そんな美しいヒレを持つベタですが、その見た目からオスとメスを見分けることは出来るのでしょうか。
実は、その美しいヒレなどの見た目で、見分けることも出来るそうです。
その見分け方とは?
オスとメス、それぞれの特徴を挙げてみますね。
- オスのベタは、ヒレが長い・大きい・伸びる、全体的に美しい・キレイ・、派手
- メスのベタは、ヒレが短い・小さい・伸びない、全体的に地味で、特に背ヒレの幅が狭いのが特徴で、人間の手の親指を折ったような形をしている
などになるようです。
ちょっとメスのベタは、ひどい言われようですよね。
私達人間は、少しでも美しくあろうと色々着飾るのは女性の方が多いですが、どうやらベタは違うようです。
でもよく考えてみたら、孔雀などの鳥や昆虫なども、オスのほうが派手だったりもしますよね!
これらの動物たちは、求愛行動をオスが行うことが多いそうなので、もしかしたら、そんなことも関係しているのかもしれませんよね。
ただ、注意が必要なのが、プラガットという名前のオスであってもヒレの伸びない種類のベタもいるそうで、このプラガットの場合は、この見分け方では判別できないそうです。
産卵管があるのがメスなの?
そうなのです!メスには産卵管と呼ばれるものがあるので、この方法で見分けることも出来るそうです。
産卵管とは、繁殖期が近づいているメスの体にあらわれるものなのですが、下からメスを見た時に、お腹のあたりに白く突出したものがあり、この突出したものが産卵管になるそうです。
オスにはこの産卵管が無いので、この白く突出したものが確認出来たら、メスのベタになるそうです。
ただ、繁殖期が近づいた成魚のメスにあらわれるので、まだ成熟していないメスのベタだと確認できないこともあるそうです。
行動で見分ける方法もあるの?
ベタのオスとメスとを、ベタがとる行動によって見分ける方法もあるそうです。
基本的にオスがよく行うとされている行動があり、
具体的には
- フレアリング
- 泡巣をつくる
などになります。
どういう行動なのでしょうか、詳しく説明していきますね。
フレアリング
これは、基本的にベタのオスがするとされている行動です。
オスのベタに
- 他のオスの姿を見せる
- 鏡で自分の姿を見せる
などをすると、エラやヒレを大きく広げる行動をするそうです。
これは、フレアリングと呼ばれて、オスのベタの威嚇行動になるそうです。
オスのベタは縄張り意識が強い為、他のベタに対してこうした威嚇行動を起こすそうです。
この行動を起こしたら、オスであると判別できるそうですが、ただし!
中には
- メスであっても、気の強い性格をしている場合は、フレアリングをする
- オスであっても、気の弱い性格をしている場合は、フレアリングをしない
こともあるようなので、確実な見分け方とは言えないそうです。
泡巣をつくる
やはりオスがする行動です。
オスは繁殖期のサインとして、自らの口から泡を出して水面に巣を作ります。
この泡の中で卵や稚魚を育てるために作り上げるのですが、この行動は、体調が良い時などにメスがいなくても起こす行動になるそうです。
水面に2~3ミリほどの小さな泡がたくさんできていたら、それは泡巣になり、この泡巣はオスしか作らないので、確実な判別方法になるようです。
ベタの混泳の注意点は?
先にも少し触れましたが、またの名を「ランブルフィッシュ」と言い闘魚でもある、ベタ。
闘争心が激しくすぐに喧嘩になってしまう為、基本的には同じ水槽内でベタを混泳させることはNGのようです。
特にオスの縄張り意識はとても強く、オス同士はもちろん、相手がメスであってもメスを一方的に攻撃してしまうこともあるので、注意が必要なようです。
その為にも、オスとメスとをしっかり判別することが大切なようです。
また最近は、ベタの人気が高まっていることもあり、手軽にベタを入手出来るようになってきているそうですが、中には知識が浅くオスのベタをメスとして販売しているショップなどもあるようなので、ベタや熱帯魚の知識をしっかり持ったショップで入手することも大切なようですよ。
「メスであれば多少は大人しいので、混泳出来なくもない・・」と、言われることもあるそうですが、オスに比べれば比較的大人しいものの、他の魚に比べるとやはり闘争心は強く、中にはメス同士でも激しい喧嘩になることもあるそうです。
たとえ、メス同志であっても、ベタは混泳させないほうが望ましいようです。
まとめ
ベタのオスとメスとの見分け方や、混泳について見てきました。
小さな体のベタですが、オスとしての意識や特徴、メスとしての意識や特徴がそれぞれはっきりとしているのですね。
また、あの可憐な姿とは裏腹に、闘争心がとても強いこともわかりました。
ベタのオスとメスとを正しく見分けて、それぞれにあった飼育環境を整えてあげるようにしましょう!
くれぐれも、混泳には注意してくださいね。
ベタの飼い方まとめに戻る