可愛い猫のいる家に、これまた可愛い赤ちゃんが誕生!
猫と赤ちゃん、仲良くしてくれればいいな・・期待で胸が膨らむ一方で、周囲からは「猫と赤ちゃんの同居って大丈夫なの?」などの不安な声も・・。
色々と言われてしまうと、心配になってしまいますよね。
そんなあなたの心配を解消すべく、今回は「猫と赤ちゃんの同居」について調べてみました。
猫も赤ちゃんも、もちろんあなたも家族みんなで幸せに暮らすためには、どうすればいいのでしょうか。
一緒に見ていきましょう。
Contents
赤ちゃんと猫が同居する上での工夫
赤ちゃんと猫が上手に同居する工夫、実は赤ちゃんが家に来る前にやっておくべき事があるのです。
それは、赤ちゃんが来た時をイメージして準備を早めにしておくこと。
例えば、
- 猫のエリアの変更は早めにする
- 猫に赤ちゃんの匂いや鳴き声を覚えさせておく
という事です。
猫のエリアの変更は早めにする
赤ちゃんが来るにあたって、恐らくベビーベットを設置したり、家具の配置を変更したり家の中の環境が変わることになりなすよね。
猫は環境の変化がとても苦手。
出来るだけ、猫の餌やトイレ、お気に入りの場所などは変えないようにしてあげましょう。
もしも変更する場合には、赤ちゃんが来る前に慣らしておくことがいいようです。
赤ちゃん用の物なども、早めに準備して猫に慣らしておくと、いいかもしれませんね。
猫に赤ちゃんの匂いや鳴き声を覚えさせておく
動物は匂いで相手を認識するものです。
出産後、赤ちゃんの匂いの付いているものを、先に家族に持ち帰ってもらって慣らしておいてもらう。
また、人形などを用意して赤ちゃんに見たたせて、小さな赤ちゃんの存在に慣らしておくなどもいいようです。
鳴き声やオモチャの音などを聞かせて慣らしておくのも効果的なようです。
「赤ちゃん」への予行練習のような感じです。
ただ、いずれもやりすぎは禁物。
練習でもストレスに感じる猫もいるようなので、猫の様子を見ながら少しずつ慣らしていくことが大切です。
出来る限り、事前に準備をしておくことで、まず猫に環境の変化に慣れてもらい、そのうえで、赤ちゃんをお迎えすることがいいようですよ。
赤ちゃんと猫が同居するメリット
言葉こそ話せない猫ですが、小さな体で様々なことを、きっと赤ちゃんに教えてくれることでしょう。
- あなたやお父さんに言えないことも、打ち明けられる友達
- 自分よりも小さな命を守るという責任感
- 自分よりも弱いものを守るという優しさ
- 命の大切さ
言葉ではなく、身体で感じてきっと感性豊かな将来になることと思います。
小さな尊い命の重みから、私達より純粋な赤ちゃんは、きっと多くのことを学んでいくはずです。
赤ちゃんと猫が同居するデメリット
答えは「準備やルールをしっかりと決めておけば大丈夫」です。
まず、猫と赤ちゃんが同居するにあたって心配なことと言えば
- トキソプラズマ感染症
- アレルギー
のふたつだと思います。
トキソプラズマ感染症
猫から人にうつる可能性のある感染症です。
妊婦さんが感染すると、胎児にも感染する恐れがあります。
まずは、妊娠した時にトキソプラズマの検査をすることが大切です。
そして、猫も感染していないか、動物病院で検査をするようにしましょう。
万が一、猫がトキソプラズマの感染が陽性だったら、しっかりと治療を行い完治するまでは
- 猫と一緒に寝ない
- 顔を舐めさせない
- 食べ物の口移しはしない
- 排泄物は早めに片付ける
- 猫を触った後は手を洗う
などの注意が必要です。
アレルギー
猫と同居する赤ちゃんがアレルギーを発症しやすいのかどうかは、
- 発症しやすい
- 発症しにくい
と、意見が分かれているようです、それぞれ見てみましょう。
発症しやすい
人間の体はアレルゲンの許容量は決まっていて、その許容量を超えるとアレルギーを発症することになる為、赤ちゃんの時から猫と暮らしていると、暮らしていない場合に比べてアレルギーを発症しやすくなるという意見。
発症しにくい
猫だけでなく、赤ちゃんの頃から動物と暮らしていることで、免疫ができアレルギーにはなりにくいという意見。
実際のところ、猫のアレルギーになるかどうかは、同居してみないと分からないそうです。
また、アレルゲンは猫だけではないので、部屋を清潔に保つことが大切なようです。
↓コチラの記事も参考に
赤ちゃんと猫の同居での注意点
感染症やアレルギーの次に気になるのが、猫が赤ちゃんを攻撃してしまうのではないかということ。
基本的には猫は知らない物や人に対して警戒心が強いので、自分からは近づいて危害を加えるようなことは、ほとんどないようです。
ただ、個体差はあるので、中には好奇心から赤ちゃんに近づこうとする猫がいる可能性もあります。
しっかりと注意を払い、ルールを決めておくことが大切です。
赤ちゃんと猫の同居へのルール、どんなところを注意すればいいのでしょうか。
- 「はじめまして」のご挨拶での注意点
- 赤ちゃんのお部屋と猫のお部屋
- お部屋は清潔に
- 赤ちゃんがハイハイし始めてからの注意点
「はじめまして」のご挨拶での注意点
あなたが出産後、ご自宅に帰られる時は、猫とも久しぶりのご対面になるはずです。
猫が喜んで興奮してしまう可能性があるので、出来れば、赤ちゃんは抜きで、あなたと猫だけで久しぶりのご対面を堪能するのがいいかもしれません。
その後、猫が落ち着いてきたら、赤ちゃんが泣いたりしていないとき、出来れば寝ている時などに「はじめまして」のご挨拶をするのがいいようです。
その際は、くれぐれも無理やり赤ちゃんと猫を近づけたりしないことが大切です。
自然に猫が猫のペースで歩み寄ることを見守っていきましょう。
もしも、猫が赤ちゃんのことを怖がるようだったら、猫を赤ちゃんから離してあげたほうがいいようです。
最初は数分、次に数十分、数時間などと少しずつ慣れてもらうことが大切なようです。
赤ちゃんのお部屋と猫のお部屋
赤ちゃんのベビーベッドなどがあるお部屋、寝室には、暫くは猫が自由に出入り出来ないようにすることがいいようです。
猫は高いところへのジャンプも得意です。
猫に悪気はなくても、赤ちゃんのもとに飛び込んでしまう可能性もあるからです。
あなたが一緒の時だけ、目が届く時だけ出入りをOKとする、あなたが赤ちゃんの側から離れる時は、猫もそのお部屋から出しておいた方が安心です。
また、その一方で、猫が安心できるスペースを用意しておいてあげることも大切です。
猫自身も少なからず戸惑いは感じているはず、ひとりで静かにゆっくりできるスペースを用意してあげましょう。
部屋は清潔に
先にも触れたアレルギー予防のためにも、猫の毛やフケなどまめに掃除をする、空気清浄機を利用するなどして部屋を清潔に保つことが大切なようです。
また、発疹や咳などの症状がみられたら、すぐに病院を受診してくださいね。
赤ちゃんがハイハイし始めてからの注意点
ハイハイし始めた赤ちゃんは、自由に動き回れるのはもちろん、何でも口に入れてしまいます。
赤ちゃんが猫の餌、猫のトイレ砂、または猫の排泄物などを誤って口にしないように注意することが必要です。
猫の餌やトイレのある場所に赤ちゃんを入れないようにする、ベビーフェンスなどを用意するといいようですよ。
また、動き始めた赤ちゃんは、悪気なく猫を叩いたり、猫のしっぽや耳などをグッと掴んだりしてしまいがち。
驚いた猫が、赤ちゃんを攻撃する恐れがあるので、猫と赤ちゃんをふたりきりにはしないように、あなたがいるところで触れ合うようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
猫と赤ちゃんの同居は大変なこともありますが、やはり仲良くしてくれる姿を見てみたいものですよね。
その為にも赤ちゃんが家に来る前に、出来る限り早めに環境を整えておく、その環境に猫を慣らしておく。
そんな万全な状態で、可愛い赤ちゃんとの暮らしをスタートさせてください。
あなたの可愛い猫ちゃんは、きっと子育てに疲れたあなたの心を癒してくれるはずです。
あなたの可愛い赤ちゃん、そして猫ちゃんが仲良く寄り添う姿を、早く見ることが出来ますように。