ハリネズミの床材の素材と選び方まとめ

ハリネズミの飼育道具の中で一番悩んでしまうのが「床材」ではないでしょうか?

選び方を間違うとアレルギーが出たり、食べてしまったりと困ったことが起きてしまいます。

今回は最近使用されているハリネズミの床材を紹介していきますので、床材選びの参考にして下さいね。

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ハリネズミの床材に新聞紙

  • メリット:経済的
  • デメリット:新聞のインクがハリネズミに着くかもしれない

ハリネズミの床材に新聞紙を使う方もいらっしゃるそうです。

汚れればそのままポイできる手軽さが人気の床材です。

新聞を取っているご家庭であれば床材の費用も掛かりませんしね。

最近の新聞に使われているインクは植物性のインクを使用しているので安心感がありますよね。

 

具体的な使い方としては新聞をそのまま使用する場合とシュレッダーにかけて使用する場合があります。

シュレッダーにかける場合は余り長くし過ぎると足に絡んでしまう事もあるそうで注意が必要です。

 

また、新聞紙のみを使うのではなく、他の床材の下に敷いて使用する事も多いそうです。

床材を敷いていても便は床材の上に残るのですが、尿は床材を伝ってケージの下まで垂れていく事もあるそうです。

念のために新聞紙を敷いておくと掃除の手間が省けそうですね。

ハリネズミの床材にコーンリター

  • メリット:臭いの軽減、食べても比較的安心
  • デメリット;ハリネズミが食べてしまう、性器に付着する事もある、ちょっと値段が高い

ハリネズミの床材として人気の素材の一つにコーンリターがあります。

コーンリターの原料は「トウモロコシの穂軸」です。

原材料がトウモロコシなので間違ってハリネズミが食べてしまっても害が少なく安心できる素材と言えます。

ただ、ハリネズミは基本的に肉食なので植物を消化するのには適しておらず、ハリネズミの便にコーンリターがそのまま残っている事もあるようです。

 

コーンリターは色が明るく、ハリネズミの嫌な臭いも軽減してくれて、ホコリもあまり出ないのでハリネズミの床材には適していると言われています。

注意点としてはオスの性器にコーンリターが詰まってしまう事があるそうです。

取ろうとすると嫌がるので厄介ですね。

また木製チップと比べると多少値段が高いのもデメリットです。

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ハリネズミの床材にペットシーツ

  • メリット:掃除が楽
  • デメリット:破れる、食べる

ハリネズミの床材にペットシーツを利用している理由の第一位は「掃除が楽」ではないでしょうか?

ある程度汚れたらポイ出来るという手軽さが人気の床材です。

ハリネズミの尿はペットシーツが吸収してくれて、便はコロッと転がっているので取り出しやすく、掃除が簡単です。

また、ペットシーツ自体も他の床材に比べ安いので経済的でもあります。

 

ただし良い事ばかりではありません。

最大のデメリットはハリネズミがペットシーツを破る事!

これはハリネズミの潜ろうとする習性から着ている行為なので、止めさせる事はほぼ不可能です。

それにハリネズミは爪もあるので引っかきやすいみたいです。

ただ破るだけならまだましなのですが、破ったペットシーツを食べてしまうのが本当に厄介みたいです。

 

ペットシーツを単体で使う場合は

  • 破れにくい製品を使う
  • ハリネズミ自体がペットシーツに興味を持たず破らない性格の子

の場合に限られてくると思います。

 

よく使われている方法としては、他の床材の下に敷いて使っているようです。

特に次に紹介する人工芝との相性が良さげですよ。

 

ペットシーツです。

ハリネズミの床材に人工芝

  • メリット:見栄えがいい、振動の吸収効果、アレルギーが無い
  • デメリット:掃除が面倒、足が取られる可能性がある

ハリネズミの床材に人工芝を使う人も増えてきているそうです。

人工芝は100均にも売っているのでそれをケースの大きさに合わせて切って敷くだけ。

アレルギーの心配もなく安全な床材の一つです。

 

人工芝にはソフトタイプとハードタイプがありますがソフトタイプの場合、破れやすいのでハリネズミが食べてしまう可能性も有ります。

おすすめはハードタイプの人工芝です。

ただ、人工芝の隙間に足が入ってしまう事があるので、ある程度大きくなったハリネズミでないと怪我をしてしまう可能性も有るそうです。

 

人工芝を使うとハリネズミの便は乾くと取りやすい(乾く前に取ろうとすると人工芝に詰まってしまう)のですが、尿は人工芝を伝ってケースの下に溜まってしまうそう。

そこで活躍するのが、人工芝の下に敷く新聞紙やペットシーツになります。

特にペットシーツを使う方が多くいようです。

人工芝を伝って落ちた尿をペットシーツがしっかり吸収してくれます。

 

デメリットとしては人工芝は掃除が大変です。

他の床材は汚れた個所を捨てるだけでいいのですが、人工芝の場合は洗う作業が必要になります。

乾いた便は取れるのですが、乾く前に人工芝の間に挟まってしまった便は洗い流さないと取れません。

尿も人工芝を伝って落ちるのですが、人工芝自体にも付着しているので洗い流さないといけません。

定期的に洗う事が負担でない場合はお勧めの床材の一つです。

資金に余裕があり、抵抗のない人は人工芝を使い捨てにする方法もあるそうです。

ハリネズミの床材に広葉樹マット

  • メリット:安い、消臭力がある、
  • デメリット:アレルギーが出る個体もいる、食べると腸閉塞の危険性がある

ハリネズミの床材と言えば何といっても広葉樹のマットですね。

ハリネズミを飼っていると気づくのですが「床材は消耗品」

手軽に購入できる広葉樹マットは私たちの強い味方です。

原材料が木なのである程度の消臭効果も期待できます。

 

針葉樹のマットに比べアレルギーが出づらいというのもおすすめポイント!

注意点としては個体によってはアレルギーが発現するという事です。

ハリネズミが頻繁にクシャミをしたり皮膚炎を起こしているようならアレルギーを疑ってみてもいいかも。

 

ハリネズミはモグラの遠い仲間?らしく習性として穴を掘りたがるそうです。

穴を掘っているとどうしても口からマットが入ったり、ストレスで意図的に床材を食べたりしてしまい腸閉塞になってしまう可能性もあるようです。

ハリネズミは肉食なので植物を消化するには適していない体らしいので注意が必要になります。

ハリネズミの床材に猫砂

  • メリット:床材の手入れが簡単
  • デメリット:種類によっては食べると心配

市販の猫砂をハリネズミの床材に使う方も多いそうです。

猫砂の主な材料は

  • おから
  • 化学物質

の4種類です。

簡単に特徴を説明していきます。

 

おからの猫砂

吸水力も消臭効果もありますが、おから自体に臭いがあります。

 

紙の猫砂

吸水力が高めで使用後にトイレに流せるものが主流です。

 

木の猫砂

消臭力があり使用後は燃えるゴミで捨てられる物が多いようです。

 

化学物質の猫砂

主にシリカゲルを使っており消臭力が高くなっています。

食べても体内で吸収されずに排出されるようです。

 

それぞれ一長一短がありますね。

木の猫砂はアレルギーがでる可能性があるかもしれません。

誤飲する可能性を考えるとおからの猫砂が安心感があるかもしれません。

 

また、猫砂の多くは水分で固まるタイプの物が多く、誤飲すると大変なので固まるタイプの使用は避けた方が良いでしょう。

おからの猫砂です。

ハリネズミが床材を食べる時の対処法

私もこの記事を作るまで知識不足だったのですが、ハリネズミが床材を口にしてしまって困っている飼い主さんって意外に多いんですね。

ハリネズミが故意に床材を食べている場合は何かしらの対処が必要となります。

ストレス発散に床材を口にしたり、水受けが気に入らなくて床材を食べたりする子もいるみたいです。

もし口にしてしまっても、自然素材や体内に吸収されない物で排泄できる大きさの物は比較的安全です。

 

基本的にハムスターが好んで床材を餌の代わりに食べる事は無いようです。

  • 何らかのストレスが原因
  • こぼれた餌を食べようとして一緒に口に含んでしまう
  • これは何かな?と興味本位で口に含んでしまう。

などが原因になっているようです。

わざとではないにしろ、床材を食べてしまうと心配になってしまいますよね。

絶対に食べさせないという方法はないので、もし口にしてしまっても安心できる素材の床材を使う位しか対処法は無いようです。

ハリネズミの床材でアレルギーがあるものは?

このアレルギーというワードもこれまでの記事の中でたびたび登場してきました。

ハリネズミの床材でアレルギーが出る可能性があると言えば「針葉樹の床材」です。

ハリネズミはアレルギーが出ると皮膚炎を起こします。

対処法としてはもちろん床材の変更です。

ハリネズミ用として販売されているものは針葉樹を使用している事は余りないので安心ですが、ハリネズミ用以外の木製チップを買うときは使用木材の確認をきちんとしておきましょう。

まとめ

ハリネズミの床材を色々見てきましたがいかがだったでしょうか?

最近は本当に色々な種類があり迷ってしまいます。

ハリネズミの床材選びで大切な事はハリネズミに会う床材を選ぶという事。

合う・合わないはハリネズミの個体によっても違うので実際に試してみるしかありません。

最初のうちは少量で試していき、一番具合のいいものを選んでいきましょう。

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