長い幼虫の期間を経て、いよいよカブトムシは成虫になるための準備段階であるさなぎになります。

ここまで育てたのですから、できるだけ元気に成虫になってほしいですよね。

さなぎだからと言って特別な飼育方法や育て方があるわけではなく、ほとんど動かずにじっとしている期間ではありますが、さなぎの時期だからこそ注意しなければならない点もありますので、ご紹介していきたいと思います。

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さなぎってどんなものなの?

さなぎとは、幼虫から成虫になる間の成長過程です。

まずはマットの中に蛹室というさなぎになるための部屋を作ります。

さなぎには2段階あり、蛹室の中で前蛹というさなぎの準備段階に入ります。

それから1週間から10日ほどすると、手や口が固まり、さなぎになります。

このさなぎの期間は、基本的に手足が固まっているのでほとんど動かず、餌も食べません。

さなぎは非常にデリケートで、振動を与えたり落としてしまったりすると羽化できなくなってしまいます

むやみに動かしたりせず、幼虫期と同様に20度~25度くらいに温度管理をしたままそっとしておきましょう。

さなぎが土の上に出て来た場合の対処法は?

カブトムシがさなぎになるための蛹室を作るのに重要なのがマットの水分量です。

マットの水分量が適当でないと、うまくマットが固まらなくて蛹室が作れず、さなぎがマットの上に出てきてしまうことがあります。

また、マットの交換時などに蛹室を壊してしまうこともあるかもしれません。

そのままだとうまく羽化できなくなってしまうので、もしカブトムシがマットの上でさなぎになってしまったら、人工蛹室を作ってあげましょう。

 

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人工蛹室の作り方は?

人工蛹室は、いろいろなもので代用できますが、トイレットペーパーの芯で簡単に作れます。

カブトムシの数ぶんのトイレットペーパーの芯と、その芯を立てて入れられる容器を用意します。

容器の底に水で軽く湿らせたティッシュペーパー(カビの原因となるので湿らせすぎに注意)を5~6枚重ねて敷き、トイレットペーパーの芯を垂直に立てて並べるだけです。

その芯の中に、幼虫またはさなぎをそっと入れます。

さなぎの時期はちょっとしたショックで死んでしまうほどデリケートな時期です。

出来る限り慎重に作業するようにしましょう。

さなぎにカビが生えた時の対処法は?

特に人工蛹室の場合はカビが発生しやすくなりますが、さなぎのときはなるべく触らないようにするのが大前提です。

カビが生えてしまうのは湿気が多すぎることが原因のことが多いので、飼育ケース内のマットやペーパーの湿らせすぎには注意しましょう。

また、綿毛のようなものが見られても、蛹室内がいっぱいにならない限りは、さなぎを動かす方がリスクが高いので、そのままにしておきましょう。

もし、しばらくしてもまったく動かないようだと死んでしまっているかもしれません。

死んでしまっていると、数日後には黒色に変化して腐敗臭がしてくるので、そのままにしておくと他のさなぎにも悪影響となるので速やかに取り出してください。

さなぎはどの位で成虫になるの?

だいたい5月上旬から6月上旬ごろにさなぎになります。

個体差はありますが、さなぎになってから3週間くらいすると、さなぎの殻を破って成虫が出てきます。

羽化しても、1週間から10日ほどは体が固まるのを待っているので地上には出てきません。

カブトムシの卵から成虫になる過程の確認をしよう

夏の終わりごろに産み落とされたカブトムシの卵が、次の年の夏に成虫になるまでの過程を確認してみましょう。

 

卵(8月下旬~9月中旬ごろ、卵の期間は約2週間。)

孵化して幼虫になる(初齢幼虫→2齢幼虫→3齢幼虫と脱皮をする。幼虫の期間は9か月くらい。)

蛹室を作り、前蛹になる(5月上旬~6月上旬ごろ、幼虫の色が乳白色から黄色になり、脱皮が始まる。)

さなぎ(6月上旬ごろ)

羽化して成虫になる(6月下旬~7月中旬ごろ)

 

日本で見られるカブトムシは、卵から孵ってから成虫になり、繁殖活動を終えるまでの約1年で寿命となり死んでしまいます。

繁殖活動によって産み落とされた卵が、また孵化して幼虫になって、翌年の夏に成虫になるのを繰り返していくのです。

 

 

 

さなぎの飼育ケースにコバエが発生した時の対処法は?

飼育マットがコバエにとっても繁殖しやすい環境のため、一度コバエが発生するとマットを交換しない限り根絶は難しいでしょう。

少しいるくらいならカブトムシに害はないのでそのままにしておいて大丈夫ですが、もし大量発生してしまったら、人工蛹室に移すようにします。

コバエが発生するのを事前に防ぐために、あらかじめコバエ防止シートなどをかぶせておくといいですね。

さなぎが動かないのは大丈夫?

カブトムシはさなぎのときはほとんど動きません。

動くとしても、向きを変えたり、回転するくらいしかできません。

背脈管が脈打っていれば生きている証拠です。

ちゃんと生きているのかな?と心配になって、容器を動かしたり、コンコンとたたいたりすると、それがショックとなって死んでしまったり羽化不全の原因となってしまいます。

たとえ動かなくても、気になるかもしれませんが、しばらくはじっと待ちましょう。

まとめ

さなぎの期間は、カブトムシの成長過程でもっともデリケートな時期です。

さなぎになったことが確認できたら、なるべく動かさずにそっと見守るだけにすることが大切です。

さなぎの時期を越えれば、いよいよ成虫になったカブトムシを見ることができます。

うまく羽化させて、立派なカブトムシの成虫になるといいですね!

 

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