長い毛の猫・・可愛いですよね!
モフモフな見た目はもちろん、ナデナデしても最高に心地よくて、癒されます。
ゴージャスなあの毛並みにうっとり・・でも、やっぱりお手入れって大変なのかな。
ちょっと不安になるところだと思います。
今回はそんな長毛種についてまとめてみました。
長毛種の種類や性格、お手入れ法などを紹介したいと思います。
Contents
ブラッシングの頻度はどのくらいなの?
猫は自分で毛繕いをして、グルーミングをする習性があります。
その為、抜け毛の少ない短毛種はそれほど頻繁にブラッシングしなくてもいいと、言われているのですが、長毛種の場合は
- 毛の量が多いので、自力でのグルーミングだけでは無理
- 抜け毛が多く、その抜け毛を飲み込んでしまうことで毛球症になる可能性がある
ことから、飼い主によるブラッシングは毎日必要になるようです。
特に、毛球症には注意が必要で、毛球症とは、換毛期などで大量の抜けた毛を飲み込んだ場合、猫はその溜まった毛を吐き出す行動をするのですが、上手に吐き出し切れず、お腹の中で毛が固まって残ってしまうことです。
その毛玉を取り出すには、手術が必要になってくることもあるそうで、毛がよく抜けるのに、あまり吐き出していないようであれば、特に念入りにブラッシングをする必要があるそうです。
また、ブラッシングは猫と飼い主とのスキンシップタイムにもなるそう・・毎日おしゃべりしながら、ブラッシングをしてあげるといいようですよ。
長毛種におススメのブラシは?
ブラッシングの必要性がわかったところで、ブラシを揃えていきましょう!
ひとことに「ブラシ」と言っても、今、様々な種類のブラシがあるようです。
長毛種の猫ちゃんにおススメのブラシとは
- 獣毛ブラシ
- コーム
- ピンブラシ
- スリッカーブラシ
- ファーミネーター
に、なるようです。
色々とありますよね!ひとつずつ見ていきましょう。
獣毛ブラシ
ブラッシングの基本となるブラシです。
豚の毛で出来ている物が多いようで、マッサージ感覚でブラッシングをしてあげるといいようです。
長毛種には、ギザギザでハードタイプと呼ばれている、硬めタイプのブラシがいいようです。
コーム
いわゆる「くし」です。
たいていはコームの半分が荒めの目、もう一方が細かい目となっていて、長毛種の必需品でなるようです。
顔、背中、手足、お腹など、身体のパーツごとに使い分けながら、丁寧にほぐしてあげるといいようです。
ピンブラシ
ブラシが長めで、先が丸くなっているブラシです。
長毛種の毛のからまりをとかすのに使われるようです。
力を入れすぎないように注意しながら、とかしてあげるといいようですよ。
スリッカーブラシ
ブラシが細く、針のようになっているブラシです。
毛玉をとりやすいのですが、皮膚に当たると傷をつけてしまう可能性もあり、一度痛い思いをすると、ブラッシングを嫌う猫も多いそうなので、注意が必要なようです。
ファーミネーター
毛玉がゴソっととれるブラシです。
毎日の使用ではなくて、週に一度のスペシャルケアとして使ってあげるといいようです。
たくさんの種類がありますよね!
長毛種はその美しい被毛が命!毎日丁寧にブラッシングをして、キレイな被毛をキープしてあげるといいようです。
毎日のブラッシングは病気の予防や、病気の早期発見に繋がることもあるそうですよ。
ブラッシングのやり方は?
さて、道具はバッチリ揃えました!
さっそくブラッシングをしていきましょう。
とはいえ、初めての場合は嫌がる猫ちゃんも多いそうなので、ポイントは短時間で行い、嫌がったらすぐに止めることで、長くても3分以内におさめるといいそうです。
では、ブラッシングのやり方を具体的に見ていきましょう。
毛の流れに沿ってブラッシングをすることが大切で、全体の流れとしては
- 全身をブラッシング
- 顔回り
- 手足
- おなか
- 毛玉ができやすいところ
- 尻尾
になるようです。
詳しく見ていきましょう
全身をブラッシング
猫に優しく声をかけながら、行うことがポイントです。
まずはピンブラシやスリッカーブラシで全体をブラッシングしてあげて、次にコームをつかって、ブラッシングをするといいようです。
背中部分を頭からお尻のほうにかけて、毛の流れに沿ってブラッシングをしていきます。
一気にやろうとしないで、コームを少しずつ動かしながらとかしいくといいようです。
もつれてしまっているところは、より丁寧にブラッシングしてあげてくださいね。
顔回り
やはりコームを使って、頭や顔、首などをブラッシングしていきます。
可愛いお顔を傷付けないように、優しくとかしてあげてください。
手足
やはりコームを使うのですが、手足を引っ張ると、猫は嫌がるので注意が必要です。
飼い主の手の上に、猫の手足をチョコンと乗せて、優しくブラッシングをしてあげるといいようです。
おなか
抱っこや、仰向け、それが難しければ、猫を立たせてお腹の下に手を入れる形で、コームを使ってブラッシングしてあげるといいようです。
お腹の毛はとても柔らかく、毛ももつれやすいそうなので、優しくブラッシングをしてあげてください。
毛玉ができやすいところ
やはりコームを使ってブラッシングします。
長毛種が毛玉の出来やすいところとしては、わきの下、手足の付け根、首回りなどになるそうです。
この部分の皮膚はとても柔らかく、ブラッシングの際に、皮膚を引っ張ってしまう可能性があるので、特に注意が必要なようです。
尻尾
やはりコームを使うのですが、猫の尻尾はたくさんの神経が通っていて、尻尾を触られるのをとても嫌がります。
くれぐれも、引っ張ったり強く押さえつけたりしないように、少しずつほぐしながら、優しくブラッシングしてあげてください。
最後に獣毛ブラシでとかして、毛並みを綺麗に整えてあげたら終了です!
猫が嫌がる場合は、いっぺんにやらずに、午前中は顔回り、午後は・・・などと、パーツごとにわけるのもいいそうで、猫が嫌がったら即中止が、鉄則のようです!
シャンプーはしたほうがいいの?
先にも触れましたが、猫は自分でグルーミングをする習性がある為、シャンプーは必要ないと言われているようです。
また、猫自身も水に濡れることを嫌がるそうです。
ただ、長毛種の場合は汚れが目立ってきたら、年に2~3回を目安にシャンプーをしてあげてもいいようなのですが、注意点としては
- ブラッシングと同様に手早く
- シャンプーは猫専用のものを使う
などになるようで、手順としては
- 洗う
- すすぐ
- 乾かす
になるのですが、それぞれのポイントとしては
洗う
ペットやベビー用のバスタブか、大きめのたらいなどの中で洗ってあげるといいようです。
少しずつゆっくりお湯をかけて、全体を濡らし、首から下にかけてシャンプーを泡立てながら洗ってあげるといいようです。
顔回りは、濡れたタオルで拭くだけでもじゅうぶんなようですよ。
すすぐ
顔を濡らさないように、首から下にかけてお湯を流してあげることがポイントです。
すすぎ不足は、皮膚炎の原因や、猫自身がグルーミングの際に舐めてしまう可能性があるので、しっかり丁寧にすすいであげることが、大切なようです。
乾かす
まず、大きめのタオルで包んで拭いてあげるといいようです。
顔回りなどは、小さめのタオルで拭いてあげて、その後、ドライヤーで乾かすのですが、ドライヤーの音や風を嫌う猫も多いそう。
音や風が静かなペット用のドライヤーも市販されているそうですよ。
また、ドライヤーの温風が熱すぎることもあるので、十分注意をしてくださいね。
カットが必要なところもあるの?
長い毛を持つ猫ちゃん・・。
実は、定期的にカットしてあげたほうがいい場所もあるそうです。
美しい長い被毛が自慢の猫ちゃんですが、少し困ったところもあるのです。
例えば
- 足の裏の毛が肉球の間から長く伸びてきて、滑って危ない
- お尻周りの毛が長く伸びて、トレイの際に汚れる
などです。
なので、気になったら少しカットしてあげたり、お尻の周りはバリカンなどで短くしたりするのもいいそうです。
また、頑固な毛玉なども、ブラッシングでほぐれない場合は、カットしてあげたほうがいいそうですよ。
まとめ
長毛種のブラッシングとシャンプーについて見てきましたがどうだったでしょうか?
やっぱり毛が長い猫は手入れが大変だ!と感じる人もいるかもしれません。
でも手がかかるからこそ、その分愛情が湧いてくるものです。
見た目が可愛くふわふわな長毛種の猫を飼うきっかけになればと思います。