金魚が砂利を食べる理由と対策・予防法

金魚を飼っていると金魚が水槽の底で砂利を吸い込んでいる光景をよく見かけると思います。

砂利を吸い込んでは吐き出して、吸い込んでは吐き出して。

延々と続けているので、大丈夫かな?と不安になってしまいますよね。

大抵の場合は問題無いそうですが、この砂利を食べているように見える行為について今回は解説していきますね。

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金魚が砂利を食べる理由

金魚が砂利を食べる理由について見ていきましょう。

フナの名残

金魚は元々フナの突然変異を品種改良したもので、中国原産の魚になります。

元々がフナからの品種改良なので魚としての習性はフナに似ており、底に沈んだ砂利などを口に含む行為もフナの習性の名残とされています。

水槽の底の餌やコケを食べようとしている

砂利についているコケや微生物を食べるフナの行為を引き継いでいると考えられています。

砂利を口に含んで餌を探して食べているのですね。

金魚が水底で口をパクパクさせて砂利を吸い込んでいるのは正常な行為になります。

「うちの金魚が砂利を食べているようで心配!」

と考えなくてもいいのですね。

注意が必要なのは、金魚に与えているエサの量が少ないから砂利を漁っている訳ではなく、習性だからしているのです。

ですので、金魚が水槽の底の砂利を食べているからと言ってエサの量を増やしてしまうと、水質悪化の原因になってしまいます。

金魚が砂利を食べた時の対処法

なんでも口に含む習性を持つ金魚は砂利も口に含んでしまう事は分かりましたが、実際は口に含むだけではなく食べてしまう事もあるそうです。

そこで金魚が砂利を食べてしまった時の対処法について調べてみました。

小さい砂利の場合

小さい砂利を食べた場合の対象法は「待つ」らしいです。

食べてしまったものはしょうがない!

フンと一緒に出てくるまで待つしかありません。

小さい砂利だと飼い主が砂利を食べたと気づくことも余りないそうです。

しかし硬い石が出てくるのですから、金魚に負担がかかることは事実。

注意が必要ですね。

ちょうど口の大きさの砂利

この「金魚の口の大きさくらいの砂利」が一番厄介で危険な砂利の大きさです。

たまにちょうど口の大きさとぴったりのサイズを口に入れてしまい取れなくなる金魚もいます。

こうなると口に砂利が挟まってしまい、息が出来なくなるそうです。

この場合の対象法は「口から砂利を出す」です。

一般的にはピンセットを使って口の中の砂利を取り出すそうです。

水槽の近くに「ピンセット」を常備しておくといいかもしれませんね。

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金魚が砂利を食べないための予防法

砂利を口に含む行為は金魚の習性なので、止めさせることは出来ません。

私たち飼い主が砂利を食べさせないようにする予防法としてとれるのは、砂利の大きさを考えるということです。

金魚の口よりも小さい砂利にする。

この場合金魚が砂利を食べてしまう事はありますが、口に挟まって窒息するということは避けられます。

ただ、最終的に砂利を体外へ排出する際に砂利の大きさにもよりますが、金魚に負担がかかることになります。

金魚の口よりも大きい砂利にする。

金魚の口よりも大きい砂利にしておけば誤って口に挟まる心配もありません。

砂利を口に含む行為は金魚の習性ですので、パクパクして砂利を吸い込んだり吐き出している姿を見られなくなるのは寂しいですが、金魚の安全面を考えるとこれが一番の対策かもしれません。

まとめ

金魚が砂利を食べる理由や対策を見てきました。

一見金魚が砂利を食べているように見える行為も実は口に含んでいるだけで、吸い込んだり吐き出したりして餌を食べていたのですね。

それに金魚も実はフナの親戚みたいなもので、中国原産だと私は初めて知りました。

金魚が水槽の底で砂利をパクパクしている姿は可愛いのですが、誤って口に挟まらないような対策を十分とることが大切だと感じました。

 

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