モルモットがなつく効果的な方法となつかないときの接し方

飼い主によくなつくといわれているモルモット。

犬や猫が飼えない家でも、ふれあいが楽しめるペットとしてモルモットを飼う人もいるようです。

一方、モルモットがなかなかなついてくれないと悩む人も少なくありません。

そういったときは、よかれと思って間違ったスキンシップをとっているのかもしれませんよ。

モルモットはなつくと可愛さも倍に感じるので、ぜひ早く仲良くなりたいですよね。

なつくための効果的な方法となつかない時の正しい接し方を覚えて、モルモットとの距離をどんどん縮めていきましょう!

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モルモットはどの程度なつくのか

よくなつくといわれているモルモットですが、実際にどれくらいなつくのでしょうか?

モルモットを飼っている人は、モルモットの次のような仕草や行動に癒されているようです。

  • エサを手から食べる
  • 名前を呼ぶと寄ってくる
  • なでると喜んで甘えてくる
  • 膝に乗ってきたり、すがってきたりする
  • 鳴いて甘えてくる

やはり、他の小動物に比べてたくさんスキンシップをとれるようですね。

他方、モルモットは自然界では捕食される立場のため、もともと警戒心が強く、なつくまでに時間がかかります。

最終的にどれくらいなついてくれるかは、モルモットそれぞれの性格によります。

抱っこがどうしても苦手な子や、名前をなかなか覚えてくれない子もいるということは覚えておきましょう。

モルモットがなつく効果的な方法

モルモットは警戒心が強いので、一度「怖い」と思ったらなかなか心を開いてくれなくなります。

そのため、むやみに慣れさせるのではなく、順を追ってスキンシップを重ねるようにしましょう。

モルモットがなつく効果的な方法は、以下のとおりです。

  • お迎えした直後はあまり構わずそっとしておく
  • 環境になれてきたら、名前を呼んでエサを与える
  • 飼い主の存在になれたら、ケージから出してスキンシップをとる

それぞれ理由やポイントを説明していきますね。

お迎え直後はそっとしておく

家に連れてきた直後は、モルモットは初めての環境におびえています。

なるべく静かなところにケージを置いて、徐々に家の空気になれさせるようにしましょう。

この時、過度なお世話はせず、エサの補充と最低限の掃除程度にとどめます。

まずは「なついてもらう」のではなく、「怖くないということを分かってもらう」ことを目標にするくらいでよいのです。

名前を呼んでエサを与える

置いておいたエサをしっかり食べ、ケージの中を動き回っているようなら、環境になれてきたサインです。

逃げないようにゆっくり近づいて、名前を呼びながらエサやおやつの野菜などを与えてみましょう。

モルモットは音によく反応するので、「名前を呼ばれたらエサがもらえる」などセットで覚えさせることも可能といわれています。

飼い主のことを「エサをくれる人」と覚えてくれれば、徐々に信頼関係ができていきますよ。

ケージから出してスキンシップをとる

手からエサを食べてくれるくらいになついてきたら、抱っこなどのスキンシップにチャレンジしていきましょう。

触られることになれていないうちは、急に抱っこされるとびっくりしてしまいます。

頭をなでたりする軽いスキンシップから始めてもよいでしょう。

また、ケージから出したら追いかけたり無理に触ったりするのは避け、モルモットの方から寄ってきてくれるのを根気強く待ちます。

モルモットのペースでふれあうことが、信頼してもらう近道になりますよ。

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モルモットがなつかない時の接し方

怖がらせているはずはないのに、なかなかなついてもらえないこともあるかもしれません。

そんな時は、心を開いてくれるのを待ち続けましょう。

なつくまではできるだけ上から持ち上げたり触ったりしないようにし、エサはモルモットが落ち着いて食べられる場所に置いてあげます。

また、運動させようと無理にケージから出すのは避けた方がいいでしょう。

「どこから襲われるかわからない」と感じると、モルモットは委縮してしまいます。

なつくまで半年~1年かかるモルモットもいるそうなので、ゆっくり根気強く接していくことが大切です。

モルモットをなつかせるのにしてはいけない事

モルモットと仲良くなる為にしてはいけないこともあります。

早く仲良くなりたいと焦る気持ちもありついついしてしまう事もありますが、ここで紹介する行為は出来るだけ避けるようにしてくださいね。

モルモットが嫌がる行為は

  • 大きな声を出す
  • いきなりつかむ
  • 無駄に追いかける
  • 後ろからつかむ

などです。

大きな声を出す

これはどの動物でも同じなのですが、大きな声を出す生き物になつく動物はほとんどいません。

モルモットも当然しかりです。

モルモットと接するときは大きな声を出さずに優しく声をかける事を心掛けましょう。

またモルモットに大きな声を出すのではなく他の人に大きな声を出す時も気を付けないと「あの人は大きな声を出す人」とモルモットに認識されてしまうかもしれませんよ。

いきなりつかむ

いきなりつかむとモルモットはびっくりしてしまいます。

それが恐怖になってモルモットに「いきなりつかんでくる怖い人」と認識されてしまいます。

モルモットと仲良くなるにはつかむのではなく、モルモット自ら近寄って来るのを待ちましょう。

無駄に追いかける

モルモットと仲良く追いかけっこ!と思っているのはあなただけかもしれません。

仲良くなっているモルモットならまだいいかもしれませんが、仲良くなる前のモルモットを追いかける行為は厳禁です。

飼い始めたモルモットにとってあなたはまだ気を許せない相手です。

例えるなら「獲物を追いかける野獣」といった構図になるのではないでしょうか?

後ろからつかむ

これは慣れていてもあまりしない方が良い行為です。

大抵の動物は後ろから掴まれると暴れます。

それは私たち人間も同じで急に後ろから羽交い絞めにされれば驚いて振りほどこうとしますよね。

モルモットにとって後ろから狙われるのは命の危険性を伴うので、本当に嫌がります。

あなたは軽い気持ちで後ろから抱えるかもしれませんが、少なくとも慣れるまでは止めておいた方が良い行為です。

捕まえる時は前向きで捕まえましょう。

慣れてくればモルモットから近寄ってきてくれるので、自然と捕まえられるようになりますよ。

まとめ

よくなつくところもモルモットが人気な理由のひとつですが、犬や猫と同じレベルのスキンシップができる子はわずかだと思っておいた方が良いでしょう。

その分、名前を呼ぶと寄ってきたり、甘えてきたりする仕草はとてもかわいいもの。

モルモットは臆病な動物なので、根気強く慣れさせて心を開いてくれたときの喜びはひとしおです。

できるだけ長い時間モルモットと楽しい時間を過ごせるよう、ぜひ効果的な方法で距離を縮めていってくださいね。

 

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