猫がなつかない理由は?猫の習性と性格を理解しよう

猫を飼っているけれど、なかなかなついてくれなくて困っていませんか?

なつかないからといって、猫を捨てたり手放したりするのはちょっと待って!

これからの工夫次第で猫と上手に付き合っていくことは可能です。

また、性格上あまり人間になつかない猫もいます。

なついていないからといってその猫との相性が悪いと決めつける必要はありません。

一度飼い猫になった猫が自力で生きていくのは困難だといわれています。

少しの工夫で、猫を手放すことなく快適に暮らせるのであれば、それに越したことはありませんよね。

ここで紹介することを実践して、猫も人もガマンしない理想的な暮らしを手に入れましょう!

Contents

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猫がなつかない理由は?

一見、自由気ままに見える猫ですが、実は警戒心が強く臆病な動物です。

猫が人に対して威嚇したり、ひっかいたり噛みついたりするときは、次のような理由が考えられます。

  • 人が怖いため威嚇してしまう
  • ケンカと勘違いしている、イライラしている

猫と接するときは、次のことに気をつけながら、根気よく接してあげるようにしましょう!

人が怖いため威嚇してしまう場合

猫がシャーっという声とともに牙をむいて威嚇したり、ひっかいたり噛みついたりするときは、人を怖がっていることがほとんどです。

自分に危害を加えないということが分かってくれば、次第にやめてくれるようになりますので、あせることはありません!

ポイントとしては、猫が人に慣れていない状態でいきなり近づいたり、だっこしたりしないこと。

「怖くないよ」ということを伝えるとき、無理になでようとする人がいますが、逆効果になることがありますので気を付けましょう。

 

特に成猫は子猫にくらべて警戒心が強く、知らない人に対して威嚇行動を取りやすいです。

ゆっくり時間をかけて距離を縮めていくようにすると良いですよ!

ケンカと勘違いしている、イライラしている場合

目を見つめられると、「挑発されている!」と思う猫もいるようです。

ケンカのサインだと思ったらひっかいたり、噛みついてきたりしますので、なついていない猫の目をじっとみつめるのは避けましょう。

 

一方、なついているはずの猫にいきなり攻撃されることもあります。

このときは、触りすぎたりして猫をイライラさせてしまっている可能性があります。

犬と違い、猫はいったん心を許した人に対しても、嫌だと感じたら攻撃することもあります。

猫の方から甘えてこないときは、できるだけ自由にさせ、放任するよう心がけましょう。

猫のプライベートスペースを確保しよう

お伝えしたとおり、猫は臆病で繊細な動物ですから、充分なプライベートスペースが必要です。

特に、なついていない猫には、隠れたり落ち着いたりできる場所を用意してあげてください。

おすすめは、高いところや暗いところに猫用のベッドやトイレを設置してあげること。

猫がストレスなく過ごせていると、ここは安全だ、この人は怖くない、ということが猫にも伝わっていきます。

そうすれば、あなたに対しても徐々に心を開いてくれるはずです!

あせらず、猫の方から寄ってきてくれるのを待ちましょう。

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あなたの猫の性格知っていますか?

ここまでは猫の一般的な習性についてお伝えしました。

でも、猫を飼うあなたには、人と同じように猫にもそれぞれの性格、個性があることを知ってほしいと思います。

猫の性格も甘えんぼ、ツンデレ、人見知りなど様々です。

なつかないと感じるときは、あまり甘えない、ベタベタしたくない性格の猫ということもありえます。

猫とはたくさん遊びたい!甘えてほしい!という人も多いとは思いますが、クールな性格の猫は留守番をあまりストレスに感じないなど、飼いやすい側面もあります。

 

また、他の猫を可愛がっていてもヤキモチをやくことが少ないので、猫同士の相性によっては複数頭飼いもしやすいといえるでしょう。

あなたの猫の性格を知って、その個性を尊重してあげてくださいね!

捨てられてしまった猫の悲しい現実

なつかない、事情があって飼えなくなったなど、人間の都合によって猫を捨ててしまったら、その猫はどうなるのでしょうか?

捨てられた猫は、誰かに保護されて保健所などの施設に収容されるか、野良猫として生きていくことになります。

保健所などの施設には、毎年多く猫が持ち込まれます。

悲しいことですが、猫を拾った人だけでなく、飼い主が直接猫を施設に持ち込むこともあるようです。

このような施設に持ち込まれた猫は一定期間引きとり手が見つからなければ殺処分をまぬがれることはできません。

猫を捨てることは、猫の未来を奪ってしまうことなのです。

 

また、最近は野良猫にボランティア団体などが去勢手術などを施し、「地域猫」として地域で協力して見守っていくことも増えてきました。

こうした野良猫は自由奔放で気ままな暮らしをしているように見えますが、過酷な環境で生きているため、寿命は3~5年といわれます。

飼い猫の寿命は15~20年といわれていますから、地域猫として見守られて生きることになったとしても、健康で長生きするのは難しいのです。

 

ペットショップなどで手軽に猫を飼うことができる一方で、このような問題が深刻化していることを、心にとめておいてほしいと思います。

まとめ

近年の猫ブームによって飼い猫の数はどんどん増えています。

でも、なついてくれないなど、色んな理由で猫を簡単に手放してしまう人も後をたちません。

少しの工夫と、ゆっくり時間をかけることによって、猫との距離は縮まりますから、あきらめないでほしいと思います。

今回ご紹介したことは、あなたの猫の性格に合わせたり猫の反応をみたりして、少しずつアレンジしてみてください。

猫との上手な付き合い方を知って、快適で楽しい猫ライフをめざしていってくださいね!

 

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