らんちゅうの寿命や種類、飼い方について

金魚の中でも人気の品種なのが「らんちゅう」です。

品評会も盛んに行われており、見た目や泳ぎ方も優雅で魅力的ですよね。

でも、らんちゅうはほかの金魚よりも飼育するのが難しいとも言われています。

らんちゅうはほかの金魚と違うのか、その特徴や飼育する上での注意点をご紹介していきます。

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らんちゅうの特徴は?

らんちゅうは和金の突然変異種の「マルコ」という金魚に品種改良を重ねられてできた品種です。

ずんぐりとした体型、鮮やかな色、背びれのない背中、ひらひらとなびく大きな尾びれなど、他の金魚にはない特徴的な体つきをしています。

らんちゅうはその大きな尾びれを使ってゆっくりと優雅に泳ぎます。

このような見た目からも観賞魚として人気の品種で、品評会も盛んに行われており、他の金魚と比べても高値で取引されています。

らんちゅうの寿命は?

らんちゅうの寿命は一般的に5~10年と言われています。

これは普通に育てた場合で、品評会用に育てると生体に負担がかかり短命になりやすいそうです。

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らんちゅうの種類は?

らんちゅうは飼育方法や品評会の審査基準によっていくつかの系統に分かれています。

 

  • 協会系らんちゅう(宗家筋)
  • 宇野系らんちゅう(京都筋)
  • 大阪らんちゅう(大阪筋)など

 

 

協会系らんちゅう

 

 

宇野系らんちゅう

 

 

大阪らんちゅう

 

 

 

協会系宇野系が日本を代表するらんちゅうの系統で、品評会も別々に行われています。

らんちゅうを購入して品評会を目指すようなのであれば、どちらの系統に属しているかを確認する必要がありますが、ペットショップに売られているものは外国産のものが多く、その場合は品評会に出せるような血統のらんちゅうではないことが多いので注意しましょう。

大阪筋は江戸時代につくられたらんちゅうの原型をそのまま残した品種で、一時は流行しましたが今はほとんど見かけられなくなりました。

 

主要な三種類のらんちゅうの違いはそれぞれの品評会が求める美しさによって生まれたそうです。

らんちゅうの飼い方は?

らんちゅうは改良されている品種のため病気やストレスに弱く、飼育方法には注意を払わなければなりません。

 

  • らんちゅうを入れる水槽の水は水道水をカルキ抜きしてエアーポンプ等で酸素を入れておく
  • らんちゅうを水槽に移すときには、それまで入っていた袋ごと水槽にいれて30分ほどしてから移しかえる(水温変化に弱いため)
  • 飼育水の水温は普段は自然温度でよいが、1日の温度変化は10度程度にとどめておく(あまり変化するようならヒーターを利用する)
  • 水換えをこまめにおこなう(水質が悪いと病気にかかりやすい)

 

らんちゅうは非常にデリケートで、放っておいても勝手に育つということはありません。

毎日様子を見て水温や水質を適切に保ちながら、飼育環境をととのえてあげましょう。

 

らんちゅうでないとダメなんだ!というのではなく。ただ金魚を飼いたいという事なら他の種類の金魚の方が飼育しやすいかもしれません。

 

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混泳させてはいけない金魚はいるの?

らんちゅうは背びれがなく、ゆっくりと独特な泳ぎ方をしており、あまり泳ぎが得意ではありません。

そのため他の品種と一緒に飼育すると、泳ぎの得意な金魚がらんちゅうを追いかけてストレスを与えたり、らんちゅうが餌を食べられなくなってしまう可能性があります。

水質の変化にも敏感で他の品種よりも水質に気を使う必要があるため、らんちゅうはほかの品種と混泳をさせないようにしましょう。

らんちゅうの餌は何がいいの?

らんちゅうの餌は様々なものがあります。

それぞれに特徴があるので、飼育方法や目的などで使用する餌を変えてみましょう。

生餌(ミジンコ、アカムシ、糸ミミズなど)

生餌は良いらんちゅうを育てるのには欠かせません。

昔は身近な河川でとることができましたが、今はなかなか困難で手間もかかります。

ペットショップなどで販売されていますが、餌の中では値段が高く、長期保存はできません。

冷凍飼料

冷凍アカムシや冷凍ブラインシュリンプなどです。

栄養価が高く、他の魚の成長期の餌としてもよく使用されています。

冷凍されているので保存できますが、賞味期限があるのでその期間内に使い切るようにしましょう。

水質悪化の原因になりやすいので、食べ残しがないように与える量に注意する必要があります。

人工飼料

比較的安価で保存がききます。

稚魚用や育成用、色揚用などさまざまな種類があるので、目的別に餌を変えることができます。

水の汚れも少なく、消化不良も起こしにくいようです

 

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らんちゅうの繁殖方法は?

雌と雄を同じ水槽で飼っていれば、繁殖の時期になると自然と産卵することもあります。

もし決まった親で繁殖を考えているなら、その雌と雄は別の水槽に移しておきます

だいたい冬眠からさめて1か月後くらい、水温が12度を超えるようになったら繁殖の時期です。

雌のお腹が大きくなってきたら産卵間近です。

水質の変化が刺激となって産卵することが多いので、水換えをおこなって産卵しやすい環境を整えてあげましょう。

産卵された卵は、放っておくと親が食べてしまうので別容器に移しましょう。

 

らんちゅうの雄と雌の見分け方は?

雄は繁殖期になると追星(胸びれの親骨や背びれに出る白い斑点)が出てきます。

この追星が一番わかりやすいかもしれません。

また、らんちゅうを下(裏)から見て、肛門の形状が長細いと雄、丸いと雌です。

他にも、雄は産卵期が近づくと雌を追いかけるような行動をとります。

 

まとめ

らんちゅうは金魚の中では飼育方法に注意が必種です。

しかし手間をかけて飼育すれば、らんちゅうはそれだけいろどりや体型が変化し、見た目が変わっていきます。

コツを掴めば初心者でもちゃんと飼育することができますので、飼い方のヒントとして活用してみてください!

 

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