元気のない金魚に効果を与えると言われている“塩浴”。

でも難しそうでやり方に不安を感じますよね。効果についても半信半疑といった方にもいらっしゃるはずです。

今回はそんな塩浴がどのような理由で効果的なのか、また方法について詳しく説明したいと思います。

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塩浴の効果は?

塩浴をすることによって、金魚に様々な良い効果を与えるようです。

 

  • 体力回復
  • 殺菌
  • 新陳代謝を高める

 

といった効果が考えられるとされています。

それぞれについてどのような作用があるのか詳しくみていきましょう。

体力回復

購入時の移動などでストレスを与えた時や、病気ではないけれども少し元気が無さそうな時、体力が落ちているなと感じる時に効果を与えるようです。

これは塩分による浸透圧によるものです。

金魚と水中の塩分濃度が同じになることにより、金魚は体力を使わず過ごすことが出来、体を休めることが出来るからです。

では、浸透圧とは何なのでしょうか?

浸透圧とは濃度の違う2種の液体が存在するときに、その二つの濃度を均一にしようと濃度の低いものから高いものへと移動する時の水圧の事です。

それが金魚のいる水槽にも関係しています。

金魚の体には若干の塩分があるので、塩分のない水にとの間には浸透圧が生まれます。

これが元気のある時には特に問題はないのですが、体力の落ちている金魚には負担となるので、この水圧を同じにすることによって金魚への負担を軽くしてあげるのです。

わかりやすく言えば、私たちがプールに入った時などに鼻の中に水が入った時。ツーンと痛くなりませんか?

これは人の体と水との浸透圧によって痛みを感じるのです。

しかし、人の体液と同じ塩分濃度の生理食塩水などで鼻うがいをすると痛さは感じません。

それは両方の濃度が同じなため浸透圧が起こらないためです。

これらと同じように真水であると金魚にも少し負担がかかっているので、濃度を合わせて負担を少なくしてあげるのです。

殺菌

塩分に弱い寄生虫などを弱らせます。

特に寄生虫による軽度の白点病や白雲病、エラ病には効果を与えるようですがあくまで初期のものや軽度なもの。

100%治癒できるかと言えば塩分に強い菌や寄生虫には効果はありません。

新陳代謝を高める

塩によって粘膜の再生を高めます。

粘膜の再生によって病原菌もはがれやすくなる効果があります。

 

このように塩浴は少し元気のない金魚の体力を回復させたり、抵抗力を付けたりすることに効果的な方法だと言えるようです。

特に日本では古くから行われてきた方法であるのですが、必ず元気になるわけではない、塩浴に向いていない金魚もいるので注意が必要なようです。

 

塩浴で準備する物は?

では次に塩浴を始める前に準備して置くものを紹介していきましょう。

 

  • カルキ抜きをした水
  • エアポンプ
  • 容器
  • 水温計
  • ヒーター(寒暖差がある場合)

 

それぞれどういった使い方をするのか簡単に説明しておきます。

カルキ抜きした水

もちろん塩を溶かす水はカルキを抜いておいた水にしましょう。たっぷり用意しておきます。

後でどのような種類が良いのかは説明しますがこれが無いと始まりませんね。

エアポンプ

場合によっては2週間以上、塩水の中で過ごすことになるのでエアポンプも必要です。

容器

飼育している水槽とは別で塩浴を行うのがベスト。

水替え用等で保管しておく水が多いのでバケツ等が2つ以上あると便利です。

塩浴をさせたい金魚を移動させる際に使います。

水温計

金魚にとって水温差がある水への移動は負担となります。

水温をそろえるには欠かせません。

ヒーター

寒暖差のある時期では金魚の水温が急激に上下しないようにヒーターを使って調整をしておくと負担を減らすことが出来ます。

どれもが通常の金魚を飼育していくうえで必要な道具ばかりですので準備がしやすいのではないでしょうか。

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塩浴で使う塩の種類は?

私たちの生活におなじみの“食塩”で構いません。

人によっては天然の“粗塩”が良いという人もいますが、その効果に差異はないようです。

ただ、ミネラル分が多い等の塩は避けておいた方が安心なようです。

塩浴のやり方は?

塩浴が初めての方にとっては緊張するかもしれませんが、一つずつ確認をしながら丁寧に行っていきましょう。

 

  1. 塩浴にベストな塩分濃度は5%~0.6%です。この塩水を作りましょう。1ℓの水に対して5gの塩が含まれているという事ですね。
  2. まずは、1%くらいの濃度の塩水にし、今金魚が飼育されている水温と水合わせをします。
  3. エアポンプなどで酸素や塩をなじませておくと良いでしょう。
  4. いよいよ金魚を塩水のほうに移動させるのですが、出来るだけ元の水槽の水はいれないようにします。菌が含まれていたりするからです。網を使い金魚の身を移動させます。
  5. それから1時間おきくらいを目安に追加で1%分の塩を入れます。それを繰り返し、徐々に0.5~0.6%の濃度にしていきます。急に塩分の濃い水に金魚がびっくりしてしまわないように少しずつ入れるのです。
  6. 塩浴をしている間は餌を与えません。水質が悪化することを防ぐためです。三日程度でしたら金魚にとって問題ありません。

塩浴はどの位すればいい?

体力を回復させる程度であれば3日程塩浴をさせます。

しかし、病気の治療であるのであれば症状にもよりますが2週間以上続けることになります。

そんな時の餌やりはお腹がすいているようなしぐさを見せているのであれば少量の餌を与え、様子を見ます。

通常より、汚れやすい水質になっていますので食べ残しはきちんと取り除きましょう。

また、濾過装置を付けていないため水替えは小まめに行います。

できれば毎日、塩分の含まれた水と3分の1程度を交換します。ここでバケツが2つ以上あると助かるという事なのですね。

塩浴でバクテリアが弱るの?

病気の原因となる寄生虫や細菌を弱らせる塩分は、同じようにバクテリアにも影響を与えます。

病原菌と同じように完全に100%いなくなるというわけではありませんが、活動自体が鈍くなったり弱ったりしてしまします。

そのため、バクテリアによる濾過機能が落ちてしまうのでこまめな水替えが必要となってきます。

 

↓コチラの記事も参考に

塩浴していた金魚の戻し方は?

金魚が元気になったからといって、通常の水槽にいきなり戻してはダメージを与えてしまいます。

それでまた弱ってしまっては本末転倒ですよね。

水替えの際に、ただカルキ抜きしただけの水と4分の1程度を交換して徐々に容器自体の塩分をなくしていきましょう。

そして、3~4回くらい繰り返したのちに本来過ごしていた水槽に戻してあげるといいでしょう。

 

まとめ

以上が金魚の塩浴の効果とやり方についてでしたがいかがでしたでしょうか?

身近にある塩がこんな効果をもたらせることがあるとは驚きですよね。

ただし、絶対に病気を治したり元気にさせるという事ではないようです。

場合によっては薬を使用する方が効果的な場合もあるので十分に注意を払ってくださいね。

 

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