ちょっと、とぼけたようなあどけない顔が可愛い、ウーパールーパー。
小さな手と足が、なんとも愛らしいですよね!
実はこのウーパールーパーという名前はニックネームで、正式の名前はメキシコサラマンダー(アホロートル)と言って、サンショウウオの仲間になるそうです。
とはいえ、ウーパールーパーは成長しても、サンショウウオのような体つきにはならず、幼生の姿のまま大人になるそうで、これは幼形成熟(ネオテニー)と呼ばれて、ウーパールーパーの最大の特徴になるようです。
そんな、幼体のまま大人になるウーパールーパーですが、その寿命とは、いったいどのくらいの長さになるのでしょうか。
ペットとしてお迎えするにあたって、気になるところですよね!
今回はウーパールーパーの寿命や長生きをさせるコツなどを、紹介したいと思います。
出来る限り長く元気に過ごしてもらう為に・・しっかりチェックしていきましょう!
Contents
ウーパールーパーの寿命はどのくらいなの?
飼育下のウーパールーパーの平均寿命は5~8年と、言われているようです。
5~8年・・少し短い気もしますが、そもそも自然界のウーパールーパーは、捕食されてしまったり病気になったりしなければ、20年は生きると言われているそうなのですが、人工的に飼育されることで、
- 狭い水槽へのストレス
- 水質の悪化
- 高すぎる水温
などにより、寿命が短くなってしまうそうです。
ただ、しっかりと水質管理などを行うことで、約10年間生きるウーパールーパーもいるそうです。
また、ギネスには認定されてはいないようですが、海外ではなんと25年間も生きたウーパールーパーもいるそうですよ。
ウーパールーパーがかかりやすい病気とは?
飼育下だと、寿命が短くなってしまうと言われている、ウーパールーパー。
せめて、身体の異変などにはすぐに気が付いてあげたいものですよね。
ウーパールーパーがかかりやすい病気を、把握しておくことはとても大切なことです。
ウーパールーパーがかかりやすい病気の症状、対処法を調べてみました。
- 水カビ病
- ぷかぷか病
- 腹水症
などがあるようです。
ひとつずつ見ていきましょう。
水カビ病
傷口などに真菌が感染することで発症する病気で、サンショウウオがかかりやすい病気になるようです。
症状としては、身体に綿のような物質が見られるようになるそうで、対処法としては
- 初期症状の場合は、綿のような物質を取り除き、こまめに水を換える
- 重症の場合は、塩分濃度を0.2%までに抑えた食塩水で、塩浴させる
などになるようで、塩浴を行う場合は、ウーパールーパーを飼育の水槽から別のケースに移し、カルキを抜いた水に、少しずつ塩を加えていくそうです。
ぷかぷか病
その名の通り、体内に溜まってしまったガスが原因で、身体が水面に浮かんでしまい、自分のチカラで水底に戻れなくなってしまう病気のようで、浮遊病とも呼ばれているそうです。
- 消化器官が弱っていた
- 食べた物が酸化していた
- 水質の悪化
などにより、ガスが発生してしまうことが多いそうで、対処法としては、ガスが自然に抜けることもあるようですが、動物病院で治療してもらうことがいいようで、特殊な医療器具でガスを抜くことになるそうです。
腹水症
明らかに異常がある・・と、すぐにわかる病気になるようで、身体に液体が溜まってしまうことで、水底から浮かぶことが出来なくなってしまう病気のようです。
原因としては、
- 病原菌などの感染
- 肝臓の疾患
などが考えられ、動物病院を受診する必要があるそうで、
- 注射器などで液体を抜く
- 投薬
などの治療を行うことが多いそうです。
ぷかぷか病、腹水症については、必ず動物病院を受診することが大切なようで、治療後の飼育の注意点などについても、教えてもらうといいそうですよ。
ウーパールーパーを長生きさせるコツは?
海外では25年!そこまでいかなくても、上手に育てれば10年生きてくれる可能性がある、ウーパールーパー。
可愛いペットです、できれば長く一緒に過ごしたいものですよね。
ウーパールーパーを長生きさせるコツとは、どんなことがあるのでしょうか。
大切なポイントとしては
- 水質の管理
- 水温の管理
- 餌の管理
になるようです。
詳しく見ていきましょう!
水質の管理
ウーパールーパーの健康の為には、水質の管理がとても大切になるようで、ウーパールーパーは綺麗な水質でないと、生きられないとも言われているようです。
定期的に水を交換して、綺麗な水質を保つことが大切で
- 水のカルキは抜く
- ろ過器を使用している場合も1~2週間に1度は、水を半分以上交換する
- 餌の食べ残しは必ず取り除く
などをするといいそうですよ。
ついつい熱帯魚と同じ感覚で飼育してしまいますが、体が大きい分排泄物の量も多いのでろ過装置が重要になってきます。
ろ過装置のろ過性能が汚れに追いつかないと水質が悪化して病気や寿命に影響してきます。
↓コチラの記事も参考に
水温の管理
夏の暑さ対策、冬の寒さ対策も大切なようです。
夏場は水温が高くなってしまう為、少しの食べ残しや糞でも水が汚れてしまうそう。
また、ウーパールーパーは両生類である為、冬の寒さも苦手なようで、季節の変わり目などの朝晩の寒暖差にも注意が必要なようです。
ウーパールーパーにとってのベストな水温は15~20℃と言われているようで、対策としては
- 室温を常に管理する
- 水槽用のファンやクーラー・ヒーターなどを利用する
- 飽和食塩水の入ったペットボトルなどをいれて水温を下げる
などをするといいようですよ。
ウーパールーパーと他の熱帯魚との混泳が難しい理由の一つに水温の違いがあります。
ウーパールーパーは比較的冷たい水を好むので注意しましょう。
ウーパールーパーとの混泳についてはこちらの記事を参考に
餌の管理
成長途中のウーパールーパーは、毎日餌を与える必要がありますが、大人に成長したウーパールーパーは、毎日餌を与える必要はないそうです。
ウーパールーパーは食べた餌を、ゆっくりと消化する習性があるので、一週間に2回程度餌を与えればいいそうです。
また、ウーパールーパーは消化器官が弱い為、餌を与えすぎると、吐き出しや下痢をしてしまうことがあるそうなので、様子を見ながら食べきれる分だけを与えるといいそうです。
餌が残っていることで水質が悪化してしまうので、2~3時間以上たっても餌が残っている場合は、取り除いてあげることが大切なようですよ。
↓コチラの記事も参考に
まとめ
10年生きれば「長寿」とされる、ウーパールーパー。
水質や温度、餌をきちんと管理することも、もちろん大切ですが、たくさんの愛情をかけてあげることで、ウーパールーパーの体調や様子の変化などを敏感に察知することができるかもしれませんよね。
そうすることで、病気やケガなどの早期発見・早期治療に繋がり、結果、長生きへと繋がっていくはずです。
長く一緒に過ごせるように、精一杯の愛情を注いであげましょう!