童話の世界から飛び出してきたような、愛らしいうさぎ。
あどけないお顔にフワフワとした丸い体が、とっても可愛いですよね!
ちょっとおっとりとした雰囲気もまた、可愛い!
そんな可愛いうさぎさんですが、実はマウンティングと呼ばれる行為をするって、ご存知でしたか?
え?あのおっとりとした雰囲気のうさぎが!?・・ちょっとビックリですよね!
実際に飼育されている飼い主さんも、可愛いうさぎのマウンティングの様子に驚かれる方も多々いるそうです。
そこで今回は、うさぎのマウンティングについて、その対処法なども合せて調べてみました。
あの愛らしいうさぎがマウンティング・・ちょっと驚きではありますが、これもうさぎの習性のひとつになるので、私達飼い主はきちんと把握しておくことが大切です。
うさぎのマウンティングについて、しっかりとチェックしていきましょう!
Contents
マウンティングはいつから?
マウンティングとは、うさぎが何らかの対象物にまたがるように乗って、カクカクと体を動かす行為になります。
いつからマウンティングをするのかというと、発情としての行為の場合は、生後数ヶ月して成熟してからになるのですが、縄張り意識や優位性を示す場合などは、成熟する前から行うこともあるようです。
始めて見る方は、ギョッとしてしまうことが多いようで、犬や猫などにはよく見られるとされているのですが、実はうさぎにも見られる行為になります。
うさぎって、おっとりと温厚なイメージがあるので、マウンティングをするだなんてちょっと意外な気がしますよね。
マウンティングの意味には
- 発情や繁殖としての行為
- 縄張り意識の主張や、群れの中での優位性や上下関係を示す行為
などなどがあるそうです。
また、マウンティングを行う頻度については、個体差が大きく
- 対象物など条件がそろえばいつでも
- 発情の時のみ
- 年齢が若い時のみ
など様々になり、中にはまったくマウンティングを行わないうさぎもいるそうです。
メスもマウンティングをするの?
マウンティングというと、何となくオスだけのイメージがありますよね?
ところが、メスのうさぎもマウンティング行為をするそうです。
メスのうさぎのマウンティングの意味も、先に挙げたものと同じで、発情や繁殖行為、縄張りや優位性を示すために行うのですが、繁殖行為でマウンティングを行っている場合、メスの場合は気性が荒くなったり、気が強くなったりすることもあるそうです。
また、このマウンティング行為から、巣作り始める場合もあるそうで、その場合は巣を撤去してあげるといいそうなのですが、それでも巣作りをする場合は、偽妊娠の可能性もあり、卵巣や子宮の病気に繋がることもあるので注意が必要なようです。
オス同士でマウンティングすることもあるの?
うさぎのマウンティングの対象物には様々なものがあるのですが、オス同士でマウンティングを行うこともあるそうです。
このオス同士のマウンティングには発情や繁殖の意味ではなく、縄張り意識の主張や優位性を示すために行っていることが多いそうです。
その為、オス同士だけでなく、メス同士やまだ成熟していない子うさぎ同士で、マウンティングを行うこともあるそうです。
オス同士やメス同士、または子ウサギ同士でも、マウンティングすることもあるのですね、かなり驚いてしまいますが、この場合エキサイトすると、マウンティングだけにとどまらず、相手に尿をかけるなどの行為に発展することもあるのだとか!
縄張り意識が芽生えると、これらの行為が見られるようになることが多々あるようで、喧嘩などに繋がってしまうこともあるそうです。
マウンティングはうさぎの習性であり、うさぎ自身ではコントロールが出来ないので、飼い主が、それぞれのうさぎに別の縄張りを与えるなどをして、環境を見直してあげることも必要なようです。
また、うさぎは視力が弱いので、1メートルも離れれば相手が見えなくなるそうです。
相手が見えなければ、相手へのマウンティング行為はおさまるようですよ。
飼い主にマウンティングをしてきた時のやめさせ方は?
オス同士やメス同士でも、マウンティングを行うことがあるうさぎですが、実は飼い主など人に対しても行うことがあるそうです。
特に家族の中で「この人」と、特定の人にのみマウンティングを行うことが多いそうで、そのままマウンティングをさせてしまうと、うさぎが「自分の方が優位だ」と、間違った解釈をしてしまうそうです。
その結果、うさぎの行動はエスカレートし、噛みついたりすることもあるそうです。
その為、人にマウンティングを行ったら、やめさせることがベストで、やめさせ方としては、次のステップで順に試してみるといいそうです。
- 手や足など、うさぎがマウンティングしている箇所をうさぎから遠ざける
- うさぎ用のオモチャやボール、ぬいぐるみなどを代わりに与える
- うさぎが興奮してしまっているようだったら、ケージに入れて落ち着かせる
などになるようです。
マウンティングで興奮した際にケージに入れることで、そのうち「マウンティングするとケージに入れられてしまうから止めよう」と、覚えてくれることもあるようです・・賢いですよね!
ただ、人へのマウンティングはやめさせた方がいいものの、うさぎにストレスを与えないように、代わりの対象物を与えたり、声をかけてあげたりするなどの気遣いも大切なようですよ。
ぬいぐるみにマウンティングしている時の対処法は?
基本的には、マウンティングはうさぎをはじめとする動物たちの習性のひとつで、ごく自然な行為になるそうです。
その為、人に対してでなければ、飼い主がそれほどマウンティングに神経質になって、無理に止めさせたりすることはないそうです。
ただ、いくつかの注意点はあるようで
- 興奮してぬいぐるみを齧って、その破片を食べてしまう
- 擦りすぎてしまうことで、性器が炎症を起こしてしまう
- 興奮しすぎて体力が消耗してしまう
など、ぬいぐるみが相手であっても、興奮しすぎている様子だったら、一度そのぬいぐるみを取り上げるなどして、落ち着かせたほうがいいそうです。
ぬいぐるみを取り上げることで落ち着くようであれば、それ以降は、時間を決めて一定の時間だけぬいぐるみを与えるようにするといいようです。
うさぎは自分の縄張りが広すぎることで、縄張り意識が強まりすぎてしまい興奮してしまう傾向にあるそうです。
また、過剰なスキンシップはうさぎが発情してしまう為、マウンティングへと繋がる可能性もあるそうです。
ケージ内で、ひとりで落ち着いて休む時間を作るなど、環境やスキンシップの仕方などを見直してみることも大切なようですよ。
まとめ
うさぎのマウンティングについて、見てきました。
ホンワカとしたあのうさぎがマウンティングとは、少し驚きでしたが、これも自然な行為なのですよね。
また、マウンティングという行為をするかしないかは個体差が大きく、「これが正解!」といった決定的な解決方法もないそうです。
まずは、あなたのうさぎが発情や繁殖、縄張り意識や優位性など、なぜマウンティングを行うのかを見極めてあげることが大切です。
そのうえで、見直すべきところは見直して、出来る限りリラックスして過ごしてもらえるようにしていきましょう!
あなたと可愛いうさぎさんが、穏やかで楽しい時間を共有できることを祈っています。