誰しもが、きっとその勇姿を思い描くことができる昆虫、クワガタ。
カブトムシと並んで、とても有名な昆虫ですよね。
大きな顎を持つ勇ましいクワガタ。
そのクワガタは何を食べて生きているのでしょうか。
今回はクワガタの大事な栄養源「エサ」についての基本的なことを、調べてみました。
Contents
クワガタのエサに与えても良い物は?
まずはクワガタに与えても良い物、クワガタが好むものを、いくつかご紹介しますね。
- バナナ
- リンゴ
- 昆虫ゼリー
- 薄めた乳酸菌飲料と薄めた蜂蜜
詳しく見てみると
バナナ
クワガタの大好物なようです。
バナナにはクワガタに必要な栄養素が含まれていますが、糖度が高いため、主食として毎日与えるより、週に1~2度程度与えたほうがいいようです。
1センチほどにカットしたものを、個体数分入れて、食べる量やペースなどの様子を見て調節するといいようですよ。
リンゴ
リンゴもクワガタは大好きなようです。
皮ごとカットして、皮を下にして与えるのがいいようです。
昆虫ゼリー
最近のエサの主流で、
- クワガタの生育に必要な栄養素がたくさん詰まっている
- 安価で手に入る
- 飼育環境を汚さない
- 交換が簡単
など、優れた点がたくさんあるようです。
薄めた乳酸菌飲料と薄めた蜂蜜
どちらも5倍程度に薄めたものを、脱脂綿に含ませてあげるといいようです。
昆虫ゼリーのカップのようなものに入れたり、割りばしの先に脱脂綿をくくりつけて、クワガタの口に差し出したりすると、しがみついて食べてくれるようですよ。
蜂蜜はそのまま与えてしまうと、粘度が高く、クワガタの体にくっついてしまうため、動けなくなってしまうそうです、くれぐれも、蜂蜜をそのまま与えることの無いように注意してくださいね。
クワガタのエサに与えてはダメな物は?
クワガタといえば、隣にスイカ!そんなイメージがありますよね。
ところが!実はスイカはクワガタにとって、あまり好ましくない食べ物だってご存知でしたか?
- スイカ
- きゅうり
- メロン
などの野菜や果物は、水分が多いため下痢をしてしまったり、おしっこの量が増えて飼育ケース内の環境が悪くなったりしてしまうため、与えないほうがいいようです。
クワガタのエサの作り方は?
しまった!昆虫ゼリーのストックがない!
そんな時にササっと作れる「手作りのエサ」のレシピを紹介しますね、メニューは・・
- 人口樹液
- バナナヨーグルト
です。
人口樹液
材料
- 水 100CC
- 黒糖など 50グラム
- 焼酎 大さじ3
- ハチミツ 大さじ1
作り方
- 水と黒糖をとろみがつくまで加熱する
- とろみがついたら焼酎とハチミツを入れて完成
バナナヨーグルト
材料
- バナナ
- プレーンヨーグルト
- 焼酎
作り方
- つぶしたバナナに、同量のプレーンヨーグルトを入れて混ぜる
- ベシャベシャにならない程度の焼酎を入れて再度混ぜて完成
飼育しているクワガタが、手作りのエサを食べてくれる姿は、嬉しいものですよね。
ただ、水分や栄養面の調節など、手作りのエサをずっと与え続けるのは大変なことのようです。
出来るだけ、昆虫ゼリーを切らさないようにストックしておくのがいいようですよ。
クワガタのエサの頻度は?
クワガタってどれくらいのペースでエサを食べるの?交換の頻度はどれくらいがいい?
基本は、腐る前に必ず交換すること、まずこれがとても重要です。
- バナナやリンゴ
- 昆虫ゼリー
バナンやリンゴ
すぐに腐ってしまうため、2日程度で交換するようにしましょう。
特に夏場は注意が必要なようです。
昆虫ゼリー
基本的には1週間に1回くらいの交換頻度で大丈夫なようです。
その時、ゼリーがなくなっているか、3分の1まで減っているくらいが、ちょうどいい交換ペースなようです。
クワガタがエサを食べない時の対処法は?
飼育しているクワガタがまったくエサを食べてくれない・・心配になりますよね。
口もきけないし、見た目でもわからない。
クワガタがエサを食べない理由とは、どんなことが考えられるのでしょうか。
ちょっと調べてみました・・
- 羽化したばかり
- エサが好みじゃない
- 冬眠状態
- 飼育環境が悪い
それぞれ見てみると
羽化したばかり
羽化したてのクワガタは、体内に水分や栄養を含んでいるため、エサを食べる必要がないようです。
羽化して半年ほどのクワガタは、自主的にエサを食べることはないようですが、心配はいらないようですよ。
エサが好みじゃない
クワガタは意外にグルメで、エサにも好き嫌いがあるようです。
ある会社のゼリーは食べるけど、ある会社のゼリーは食べない・・なんてこともあるようですよ。
なので、複数のエサを与えて食いつきなどを、見てみるのがいいようです。
一種類のエサだと、栄養も偏るとも言われているので、できたら複数のエサをローテーションさせるのがいいようです。
冬眠状態
クワガタは寒くなると冬を超えるのに備えて、活動を停止するようです。
冬眠状態の時は、エサを食べなくても冬を超えるだけの栄養を蓄えているようです。
ただ、室内で飼育している場合は温度も一定の為、冬眠するとは限らないようです。
いつでもエサを食べられるように、設置したほうがいいようですよ。
飼育環境が悪い
エサ場が不衛生だと、食べなくなってしまうことがあるようです。
ちゃんとエサの交換をしていますか?
エサだけでなく、マットなどが汚れていると病気になってしまうこともあるようです。
飼育環境が不衛生にならないように、汚れやゴミなどもしっかり掃除してあげましょう。
また、クワガタの顎が発達してエサが食べづらくなっていることもあるようです。
ゼリーのケースを切るなどして、エサを食べやすいようにしてあげるといいようですよ。
↓コチラの記事も参考に
まとめ
クワガタが、まさかスイカNGだったとは!
あの勇姿で甘いものが好きだとは!そしてグルメだったとは!
不衛生だったりすると、エサを食べなくなってしまうこともある・・デリケートな心の持ち主だったとは!
クワガタの少し意外な一面が見えてきましたよね。
イメージとはだいぶ違うところもありますが、せっかく飼育しているのです、ちょっと大変なこともあるけれど、出来る限りのお世話をして、幸せな一生を送らせてあげたいものですよね。