猫がストレスを感じたときの症状と手軽にできる解消法

猫はストレスにとても敏感な動物です。

「飼い猫の様子がいつもと違う!」と思ったら、それはストレスによる不調のサインかもしれません。

猫は自分で上手にストレスを発散することができないうえ、溜まりすぎると病気になってしまうこともあります。

かわいがっている猫がストレスを感じていることに気付いてあげられず、病気になってしまったら悲しいですよね。

猫がストレスを感じているときによくある症状を知っておけば、早めに対策できるので安心です。

また、猫のストレス解消法は手軽に実践できることばかりです。

今日からでもできるストレス解消法を紹介していますので、是非参考にしてくださいね!

Contents

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猫がストレスを感じたときの症状

猫がストレスを感じたときの症状にはこんなものがあります。

 

  • えさを食べない、吐く
  • 毛の一部がはげている
  • なんとなく元気がない、機嫌が悪い

 

それぞれの症状と考えられる原因について、もう少し詳しく見ていきましょう。

えさを食べない、吐く

猫は自分が置かれている環境が大きく変わると大きなストレスを感じ、えさを食べなくなったり、吐いてしまうことがあります。

引っ越しやペットホテルでのお泊り時にこのような症状が現れる猫は多いようです。

やむをえず猫の環境を大きく変えるときは、普段から使っているおもちゃや毛布などを近くに置いて、猫を安心させてあげるようにしましょう。

 

もし吐く回数が多すぎる場合や、吐いた物の色がいつもと違う場合は、病気が隠れている可能性があります。

また、猫がえさを食べないときは消化が悪くなっていたり、歯の病気にかかっていることも考えられます。

このようなときは、早めに病院で診てもらったほうがよいでしょう。

 

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毛の一部がはげている

嫌なことがあると、猫は気を紛らわそうとしてグルーミングをすることがあります。

毛が一部だけはげてしまっているときは、ストレスによってグルーミングをしすぎてしまっているのかもしれません。

猫をとりまく環境が変わったなど、思い当たることはないでしょうか?

他の猫が可愛がられているのにヤキモチを焼いてしまい、それがストレスとなって過剰にグルーミングしてしまうこともあるといいます。

 

極端なグルーミングは毛をたくさん飲んでしまうため、猫の健康にも影響を及ぼします。

同じ場所ばかりなめていないかなど、普段から注意して見てあげるようにしてくださいね!

 

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なんとなく元気がない、機嫌が悪い

猫があまり動かない、元気がないときはストレスを感じている可能性があります。

反対に、いつも以上によく鳴く、よく威嚇する、ひっかいてくるなど「機嫌が悪いのかな?」という様子が続いている場合も要注意です。

猫は聴覚が敏感なので、人間には気にならない家電や台風による風の音なども、ストレスになることがあります。

また、猫は嗅覚も敏感なので、人間にはいい香りに感じる芳香剤や柔軟剤の匂いも、猫にとってはきつすぎる場合もあります。

特に柑橘系の匂いは猫が嫌がるといわれていますので、注意しましょう。

手軽にできる猫のストレス解消法

猫がストレスを感じていたら、できるだけ早く気づいてあげたいもの。

でも、ストレスが溜まってしまう前に解消してあげられたら、それに越したことはありませんよね!

猫のストレス解消には以下が効果的だと言われています。

 

  • おもちゃであそぶ、外の景色を見られるようにするなど適度な刺激を与える
  • 猫とスキンシップをとる
  • おやつやまたたびで気分転換させる

 

毎日の生活に簡単に取り入れられることばかりですので、是非試してみてくださいね!

猫に適度な刺激を与える

飼い主とおもちゃであそぶことは、猫のストレス解消にとても有効です。

無理のない範囲でよいので、一緒に遊ぶ時間をこまめにつくってあげるようにしましょう。

猫は狩りが得意なので、ねこじゃらしなどで狩りのマネをすることで達成感も得ているそうですよ!

また、猫がいつでも好きな時に窓越しに外の景色を見られるようにしてあげるのもよいでしょう。

「外に出してあげられないのに、外の世界を見せるのはかわいそう」と思う人もいるかもしれませんが、いつも変わらない部屋の様子だけを見ていては、猫は退屈してしまいます。

 

猫が窓際でくつろいでいる光景はよく見られますが、日光浴をしているだけでなく、動きのある外の景色を見て気晴らししていることも多いんですよ。

他にも、爪とぎやキャットタワーでの運動も猫にとって適度な刺激になりますので、猫がいつでも使えるよう用意してあげましょう。

猫とスキンシップをとる

猫は気ままな動物ですが、かまってもらえないとストレスを感じてしまいます。

飼い主に遊んでほしい時以外にも、ブラッシングをしてもらうときや、なでたり抱いてもらったりするとき、猫は飼い主の愛情を感じています。

猫が寄ってきたときは「スキンシップをとりたい」という意思表示かもしれませんので、適度にかまってあげるようにしましょう。

なお、猫は触られすぎると逆にストレスを感じてしまいますので、猫の反応を見ながら触れ合うようにしてくださいね!

おやつやまたたびで気分転換

人間は、ストレスを発散するために外食したりお酒を飲んだりしますよね。

猫にも、おやつやまたたびなどの嗜好品を時々与えてあげるようにしましょう!

いつもと違う美味しいものを食べることは、猫にとって嬉しいイベントになります。

なお、おやつを食べすぎると肥満になったり普段のえさをたべなくなってしまうことがあります。

また、またたびは人間にとってのお酒のような効果を猫にもたらすため、与えすぎると健康に影響が出ます。

与えすぎないように注意してくださいね。

 

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猫がストレスをためにくい環境をつくろう

猫のストレスをこまめに解消してあげることに加え、猫がストレスをためにくい環境を用意してあげることも心がけたいですね。

始めに紹介した、吐いてしまうなどの症状は環境の変化によって起きてしまうことが多いです。

引っ越しなどはある程度やむをえませんが、模様替えなどは最低限に抑えるようにしましょう。

 

また、猫は綺麗好きなので、トイレが汚れているとストレスを感じやすくなります。

猫がカーペットなど別の場所で排泄してしまっていたら、トイレに不満があるのかもしれません。

気持ちよくトイレを使えているか、猫の行動を観察してみてくださいね!

なお、静かで落ち着けるプライベートスペースを猫ごとに用意してあげるようにすると、ストレスをためにくくなります。

 

紹介したように、猫は音や匂いにも敏感でストレスを感じやすいもの。

猫が苦手なものを自分から避けることができるように、静かで落ち着ける場所があるとよいでしょう。

まとめ

猫は人間が気にならないようなことでも強いストレスを感じてしまうことがあります。

猫がストレスを感じていたら、早く気付いてあげたいですよね。

そのためには、普段から猫の行動をよく観察して変化に気付けるようにしておくことが大切です。

また、ストレスをこまめに解消してあげたり、ストレスをためにくい環境をつくってあげるのはそう難しいことではありません。

猫にとってできるだけ良い環境をととのえてあげることで、いつまでも元気にすごしてもらいたいですね!

 

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