猫がふみふみする理由の前足と後ろ足の違い!しないのは何故?

猫は気分屋だったり、クールだったりというイメージがありますが、そうかと思えば飼い主さんにすり寄ってきたり、「キュン」とさせるような行動をしますよね。

その中でも、前足を交互に動かして、マッサージのように柔らかいものを踏むような仕草を見せる時があります。

特に子猫の時によく見られ、見ていても癒される仕草のひとつですが、この行動にはどんな意味があるのでしょうか。

それでは、この「猫のふみふみ」についてご説明していきたいと思います。

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猫が前足をふみふみする理由は?

猫がふみふみするのは、子猫のときの仕草の名残だといわれています。

生まれたばかりの子猫は、母猫から母乳をもらうときに、お乳の出をよくするために前足でふみふみ揉みながら飲みます。

その経験から、大人になってもこのときの暖かくて幸せなときを思い出して気持ち良い状態になると、前足を「ふみふみ」するのです。

人のお腹や腕の上でもこのような行動をすることがありますが、それはあなたのことを母猫のように慕っていて、赤ちゃんのころに戻って甘えている気持ちの表れなので、なるべくなら思う存分甘えさせてあげましょう。

 

オスが後ろ足をふみふみする理由は?

メス猫の場合は前述したように、甘えている行動である場合がほとんどです。

一方でオス猫の場合は、足をふみふみ動かしながら、カクカクと腰も一緒に振るような仕草をすることがあります。

この行動は甘えているのとはちょっと意味合いが異なり、オス猫だけに見られるものです。

この動きは、発情したオス猫に見られる行動で、「マウンティング」に近い行動であると考えられます。

甘えている時のように口にくわえた毛布を吸ったりするのではなく、噛んでいたり、性器が露出しているといった特徴があります。

オスであるという優位性の誇示や、ストレスが理由のこともあります。

母乳を飲むのに使うのは前足なので、基本的に甘える時にふみふみするのは前足です。

オス猫が主に後ろ足でふみふみしている時は、オス猫特有のふみふみのときに見られるようです。

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猫がふみふみしない理由は?

飼っている猫がふみふみしないからと言って、飼い主のことを好きではないとか信用していないというわけではありませんので安心してください。

ふみふみをしない理由は、親離れがちゃんとできているからだと考えられます。

母猫は、子猫が離乳の時期である生後3か月ほどになると、母乳を欲しがろうとすると猫パンチをして追い払おうとします。

もう母乳がもらえないんだとわかった子猫は、ふみふみする意味がないことがわかり、大人になってからもふみふみすることが少なくなるのです。

特に、母猫と一緒にいる場合や、長い期間母猫と一緒にいた猫は、ふみふみしないようです。

また、ふみふみするのは甘える行動なので、自分は強いと思っている猫(特にオス)はしないことがあります。

ふみふみする相手も、男の人より女の人がいいとか、猫の好みや環境によっても違ってきます。

猫のふみふみの時の爪はどうにかならないの?

ふみふみしているとき、猫によっては爪を出してしまうこともあります。

意外と強い力で踏みつけてくることもあるので、爪が刺さって痛いときもあるでしょう。

猫のふみふみは甘えていて気持ちが良い時の行動なので、無理矢理やめさせるのは難しく、ストレスにもなってしまうので、別の対策を考えてあげましょう。

 

  • 猫の爪を切る
  • タオルなどを敷いた上でふみふみさせる
  • ふみふみ専用のクッションを使ってみる

 

クッションは専用のものが1,000円前後から市販されています。

鈴が入っているものや、ぬいぐるみのようにインテリアにもなるものもあるので、使ってみるのもオススメします。

 

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猫はふみふみの時、噛むものなの?

猫がふみふみしながら毛布や衣類などをちゅうちゅう吸ったり噛んだりすることがあります。

これも子猫の時の行動の名残で、多くは1歳くらいまでに自然に治まりますが、中には成猫になっても続けてしまう猫もいます。

毛布や衣服を噛みながら食べたり飲み込んでしまうと、ほとんどは便となって排出されますが、腸内で詰まってしまう危険があります。

離乳が早かった猫はなかなか止められない傾向にあり、また、ストレスが原因のこともあります。

成猫になっても布を吸ったり噛んだりしているようならば、止めさせるようにしたほうがいいでしょう。

もし猫が自分の体を頻繁に舐めたり噛んだりするときは、皮膚の病気の可能性もあるので、病院でみてもらうようにしましょう。

 

 

 

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まとめ

一般的に、猫はメスよりもオスの方が甘えん坊な傾向にあるようです。

猫のふみふみは甘えたいという気持ちと、安心できる環境があるからこそ見られるものなので、「痛い」「重い」と感じるかもしれませんが、母親になった気持ちで甘えさせてあげましょう。

そうすることで、飼い主さんと猫との信頼関係がより深くなっていくのではないでしょうか。

 

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