「世界一大きな猫」と、言われている、メインクーン。
「ジェントルジャイアント=穏やかな巨人」とも呼ばれている、メインクーン。
大きな体に、長い毛並みはとても優雅で高貴な印象がありますよね。
そんな、メインクーンのことが気になって仕方がないのですね。
メインクーンとはどんな猫なのでしょうか、詳しく調べてみました。
メインクーンがあなたの家族になる日は、来るのでしょうか、一緒に見ていきましょう!
Contents
メインクーンのルーツとは?
メインクーンは、北アメリカが原産国で、アメリカにおいて最大で最古と言われている猫だそうです。
北アメリカ・メイン州の「州猫」との認定も受けているようです。
そんなメインクーンのルーツの起源は、アメリカにいた猫と、バイキングの船員によって北欧から連れてこられた長毛種の猫との子孫なのではないか、と言われているようです。
また、メインクーンという名前は「メイン州のアライグマ」という意味があるそうで、見た目や習性がアライグマに似ているということから、この名前が付けられたそうです。
その為、メインクーンのルーツとして「猫とアライグマの交雑によって生まれたのではないか」などの説もあるようですが、これは遺伝学的には、あり得ない話のようです。
メインクーンの大きさと見た目の特徴
穏やかな巨人と呼ばれるメインクーン、その名の通り、まず一番の特徴はガッチリとした骨格を持つ大きな体。
胸幅が広く、胴がとても長いのも特徴的で、ヤマネコのようだとも言われています。
具体的な大きさとしては
- オスで6~8キロ
- メスで4~6キロ
になるようで、大きいと10キロ近くになり、体長も1メートルにもなるそうで、ギネスには123センチのメインクーンもいるようです。
ただ、メインクーンは成長がゆっくりで、一般的な他の猫は約1年で成猫になるところ、4~5年程かけて成猫へと成長していくようです。
また、見た目の特徴としては
- 耳が大きく尖っていて、タフト(耳の中の飾り毛)がたくさんある
- 尻尾の付け根の部分が幅広で、たぬきの尻尾に似ている
- 厚めの被毛で、首回りやお腹回りは長めの被毛
- 毛色はブラック、ホワイト、レッド、ブルー、クリーム
- 目の色はブルー、グリーン、ゴールド、カッパー、オッドアイ
などがあるようです。
体が大きく、長くてきれいな被毛を持つ、そんな存在感たっぷりなメインクーン。
体が大きくなる分、飼育環境にも注意が必要で窮屈にならないように、ストレスやケガを負わないように、広めのスペースの飼育環境が望ましいようです。
運動量が豊富で、成猫になる前の4~5年はけっこうヤンチャなようなので、高めのキャットタワーなどで、上下の運動もさせて、運動不足やストレスの解消をさせてあげるといいようですよ。
メインクーンってどんな性格なの?
とにかく「大きい、大きい」と言われていて、被毛も長く、尻尾も太いなど、少しワイルドな印象のメインクーンですが、その性格は実に穏やかで優しく、とても飼いやすい種類の猫のようです。
もちろん、個体差はありますが、メインクーンの主な性格の特徴を挙げてみますね
- 優しい
- 賢い
- 甘えん坊
具体的に説明すると
優しい
とにかく温厚で優しく人懐っこい性格なようで、環境適応能力も高い為、猫はもちろん他の動物や、小さな子供のいる家でも飼いやすいそうです。
賢い
とても頭がよくて、ペットというよりは、相棒や仲間、パートナーとして接することがいいようです。
犬のような行動をとることもあるようで、投げた物を持って来たり、飼い主に呼ばれるとそばに来たりすることもあるそう。
知能が猫の平均以上とも言われているので、しつけもしやすいようです。
甘えん坊
メスは自立心が高いタイプが多いようなのですが、メインクーンのオスは甘えん坊で、独占欲も強いタイプが多いそうです。
飼い主に放っておかれると、すねてしまう場合もあるのだとか。
大きくてゴージャスな見た目とは裏腹に、優しくて甘えん坊・・とても可愛いですよね。
メインクーンの値段
メインクーンの値段、気になるところですよね、体が大きい分、やはりお値段も高いのでしょうか?
実はメインクーンの値段は純血種の中では手頃な値段のようです、具体的には
- ペットショップ:10~20万円
- ブリーダー:7~12万円
くらいのことが多いようです、ただし
- 血統が一流
- 姿形・体型などが理想的
などの場合は、20~25万円ほどになることもあるそうです。
メインクーンの餌と与え方の注意点
体の大きなメインクーン、やはり餌もたくさん食べるのでしょうか。
個体差にもよりますが、体の大きなメインクーンは、餌の量や必要なカロリーも多く、他種の一般的な猫の3倍は必要だとされているそうです。
特に、丈夫な体作りの時期でもある成長期の仔猫には、高タンパク高カロリ―の餌を与えることが大切です。
また、仔猫のうちは一度に多くの量を食べることが出来ないので、1日3~4回に分けて与えてあげるといいようです。
成猫になったら、1日2回、肥満は病気のもとにもなるので、カロリーをしっかり考えて与えてあげるといいようです。
具体的な餌としては、キャットフードがおススメで、メインクーンの美しい被毛を保つためには、ビタミンや必須脂肪酸であるオメガ3を摂取することがいいようで、
- ドライフード
- セミドライフード
- ウエットフード
などから栄養価や値段、食いつきを見て、上手に使い分けてあげるといいようです。
↓コチラの記事も参考に
メインクーンがかかりやすい病気ってあるの?
家族同然に暮らすペット、病気の心配もあります。
メインクーンがかかりやすい病気って、あるのでしょうか?また、飼い主ができることは?
メインクーンがかかりやすいと、言われている病気には
- 肥大性心筋症
- 多発性嚢胞腎
が、あるようです、詳しく見てみると
肥大性心筋症
心臓の筋肉が分厚くなってしまうことで、心臓やその他の臓器を圧迫して障害が出る病気です。初期段階では症状が出ないことも多いようですが、早期発見・早期治療が大切なので、少しの変化も見逃さないように心掛けるようにすることが重要です。
主な症状としては
- あまり動かない
- 食欲がない
- 呼吸困難
などがあるようで、心臓病になってしまうと
- 呼吸が荒い
- 後ろ足の麻痺
- 失神
などの症状を発症してしまうようです。
多発性嚢胞腎
原因としては遺伝が多い病気なのですが、この病気は一度かかると治らない病気のようです。
その初期症状もあまりなく、発見も難しいそうなのですが
- 多飲多尿
- よく嘔吐をする
などの症状が見られたら、多発性嚢胞腎や、猫に多いと言われている腎臓病の疑いを考えてみたほうがいいようです。
対策としては
- 日頃の食事のタンパク質、リンを減らす
- 飲水を多くする
などがあるようです。
また、同じ遺伝的な病気として、生後3~4カ月で発症する「脊髄性筋萎縮症」という病気があり、これは胴や四肢を動かす脊髄の神経が無くなってしまうことで起こる病気で、メインクーンに比較的多く見られる病気なようです。
また、このような遺伝子の異常は検査で発見することも可能なようなので、気になる場合は、獣医さんに相談するといいようです。
いずれにしても、少しでも「おかしいな」と思ったら、早めに動物病院を受診することが大切で、異常が見られなくても、定期的に動物病院で健康診断をして早期発見・早期治療を心掛けることが大切です。
また、先にも触れましたが、肥満は病気のもとになり、特に心臓病にとって肥満は大敵となるので、成長期を過ぎたら、餌やオヤツをあげすぎないように、しっかりとカロリーや体重の管理をすることがとても重要です。
メインクーンの寿命は?
可愛いメインクーン、すっかりその魅力に魅了されているのではないでしょうか。
存在感のある外見に、穏やかで優しい性格、とても魅力的ですよね。
そんな可愛いメインクーン、どのくらいの寿命なのでしょうか。
メインクーンの平均寿命は14年前後と、言われているようです。
もちろん、個体差や飼育環境などにより異なりますが、一般的に猫の寿命は10~15年前後と言われているので、メインクーンは比較的長寿な猫になるのかもしれません。
寿命とは「生まれた時から決まっている命の長さ」とも言われていますが、私達のケアやサポートで、少しでもその寿命が長くなるのであれば、出来る限りのことをしてあげたいですよね。
適切な食事と体重管理、定期的な健康診断、早期発見・早期治療を心掛けて、精一杯ケア&サポートをしてあげましょう。
まとめ
メインクーン、可愛いですね!
すっかり魅力にハマってしまいますよね、あなたはメインクーンを家族に迎え入れる決心がつきましたか?
「ジェントルジャイアント=穏やかな巨人」どころか、「穏やかで優しくて甘えん坊で人懐っこくて賢い、最高に愛らしい巨人!」といったところでしょうか。
もしも家族にお迎えしたら、たっぷりと可愛がって、素敵な相棒、パートナーにしてあげてくださいね。