ちょっとワイルドなイメージで、小さなヒョウのような見た目を持つ、ベンガル猫。
そんなベンガルを、飼いたいと、思っているのですね!
ベンガルの、あの模様はとても美しくて魅力的です。
堂々たる風格を持つベンガルですが、実際の性格もワイルドで逞しいのでしょうか。
今回は猫のベンガルについて、調べてみました。
ベンガルの特徴を一緒に見ていきましょう!
Contents
ベンガル猫の歴史とは?
ベンガル猫はイエネコと、アジアンレオパードと言われている「ベンガルヤマネコ」の交配で生まれたそうです。
白血病のワクチンの研究を行う目的で、白血病に対する強い免疫力を持つベンガルヤマネコとイエネコとの交配が行われ、その結果ベンガル猫が誕生したようです。
以前は、ベンガルヤマネコの野性味が強く出ていたようですが、その後の様々な猫種との交配により現在の見た目や性格になったようです。
ベンガルの人気が出始めたのは、1985年のキャットショーだったようで、綺麗なヒョウ柄の模様が注目を浴びて、一躍人気の猫となり、その2年程後には渦巻のマーブル模様のベンガル猫が登場し、さらに人気を博したようです。
また、あのヒョウやジャガーのような綺麗なコートは、触るとベルベットのような感触で、カラーはブラウン、シルバー、スノーの3種類があり、いずれにしても美しいコートを持つのが特徴の猫となったようです。
ベンガル猫の大きさってどのくらい?
特徴的なコートと、しっかりとした身体つきも魅力な、ベンガル猫。
やや大型でがっちりとした骨格と、筋肉質な体を持つようです。
小さな頭に大きな耳、スラリと伸びた身体も「ワイルド」と呼ばれている所以だそうで、
具体的な大きさは
- 体長約55~80センチ
- 体重はオス5~8キロ、メス3~5キロ
が、標準のようです。
ベンガル猫の性格は?
小さなヒョウのような見た目と強靭な身体などから、ワイルドと呼ばれているベンガルですが、実際の性格もやはりワイルドで、気性が荒いのでしょうか?
調べてみたところ、実は意外にも性格的にはワイルドとは程遠いようです。
もちろん、個体差はあるようですが、ベンガルの主な性格としては
- 穏やか
- 甘えん坊
- 神経質
- 頭がいい
- 好奇心が旺盛
などがあるようです、少し意外な気がしませんか?具体的に見ていきましょう
穏やか
ワイルドと呼ばれているベンガルですが、あの見た目とは裏腹にとても穏やかな性格をしているそうです。
その為、小さな子供のいる家庭でも飼いやすいと、言われているようです。
甘えん坊
これも意外な気がしますよね。
実は飼い主に甘えるのが大好きで、飼い主が何をしているのかを常に気にしたり、いつもピッタリとくっついては喉をゴロゴロ鳴らしたりして、甘えてくるようです。
人と一緒にいることが好きなので、たっぷり甘えられる時間をとってあげるといいそうですよ。
神経質
ちょっと神経質で敏感な一面もあるそう。
飼っている環境によっては、ストレスを溜め込んでしまうこともあるようで、特に運動が出来る空間や、飼い主とのスキンシップタイムは、しっかりとってあげることが大切なようです。
頭がいい
頭の回転が速く賢いので、トイレなどのしつけもすぐに覚えてくれるようです。
また、飼い主のことを理解する能力も高く、中にはおしゃべりが出来ちゃう猫もいるのだとか!
ベンガルをお迎えしたら、たくさん話しかけてあげるといいようですよ。
好奇心が旺盛
筋肉質で丈夫な骨格を持っているだけに、運動も大好きだそうです。
その為、好奇心も旺盛で、時にはイタズラもしてしまうそう。
ちょっと面白いのが、猫なのに珍しく「お水遊び」が大好きで、お風呂で泳ごうとする猫もいるそうですよ。
そんなちょっとヤンチャなところも、可愛いですよね。
ベンガル猫の飼い方の注意点は?
あの美しくてワイルドなイメージと違って、ベンガルの性格は温厚でとても飼いやすいことがわかりました。
そのうえ、甘えん坊で頭がいいだなんて、ぜひ一緒に暮らしてみたいですよね!
どんどん飼いたいという気持ちが、大きくなっているのではないでしょうか。
そこで、次は実際に飼う上での注意点やポイントなどを紹介したいと思います。
- 運動スペースは広めに
- スキンシップはしっかりと
- 多頭飼いもOK
どういうことかというと、
運動スペースは広めに
筋肉質で、がっちりとした骨格をもつベンガルは、とても運動量が多い猫のようです。
先にも少し触れましたが、運動することが大好きなので、そのスペースがないとストレスを溜めてしまうことにもなるそう
- 走り回れるスペースをとる
- 上下運動ができるキャットタワーを用意する
- 落とすと割れるものなどは片付ける
- 運動の際にぶつからないように家具には保護材などをしておく
など、のびのびと運動が出来るようにしてあげると、いいようです。
スキンシップはしっかりと
先にも触れましたが、とっても甘えん坊なベンガル猫。
大好きな飼い主としっかりスキンシップがとれていないと、ストレスを溜めてしまうこともあるそうです。
オモチャなどを使って遊んであげたり、おしゃべりしながらナデナデしてあげたりして、たくさんスキンシップの時間をとってあげるといいようです。
多頭飼いもOK
個体差や相性にもよりますが、ベンガルは社交的なタイプが多いので、多頭飼いにも向いているようです。
特に、お留守番が多くなってしまう環境下では、遊び相手がいてくれたほうが、ストレスの予防にもなるそう。
相性を確認したうえで、多頭飼いすることもおススメのようです。
ベンガル猫がかかりやすい病気とは?
遺伝性の病気にかかりにくいと、言われているベンガル猫。
特に白血病に関しては、先にも触れましたが白血病に強い抵抗力を持つベンガルヤマネコを先祖に持つ為、ベンガルも白血病にはなりにくいと、言われているようです。
とはいえ、もちろん様々な要因が重なって、病気になることはあります。
平均寿命は14年程度と言われているベンガルは、どんな病気にかかりやすいのか、調べてみました。
- 角膜炎
- 皮膚疾患
- ストレス性の神経障害
- 突発性膀胱炎
詳しく見ていきましょう
角膜炎
黒目のところにある角膜が、炎症を起こしてしまう病気です。
原因はウイルスの感染や外傷などで、運動量が多いベンガルの場合は、どこかにぶつけて傷を負ってしまう可能性が高いそうです。
目を痛がる、瞬きが増えるなどの様子が見られたら、すぐに動物病院を受診してくださいね。
皮膚疾患
ベンガルだけでなく、あらゆる猫に多く見られる疾患です。
アレルギーや感染症などが原因となるようで、身体の痒み、脱毛、発疹、痛みなどの症状があるようで、早期に治療をすることで、猫の負担は軽減されるので、異常が見られたら早めに病院を受診してください。
ストレス性の神経障害
先にも触れましたが、神経質で敏感なベンガル猫はストレスを溜めやすい猫です。
頻繁に毛繕いをするようになった、異様に鳴く、攻撃性が激しくなったなどの症状が見られたら、ストレスを溜め込んでいる可能性があるそう。
運動不足、スキンシップ不足、環境の変化などがなかったか、ちょっと考えてみてください。
↓コチラの記事も参考に
突発性膀胱炎
ベンガルに限らず、泌尿器科系の病気は猫に多い病気のひとつですが、特に突発性の膀胱炎は、その原因のおよそ70%はストレスと言われている為、ストレスを感じやすい性格を持つベンガルは、気を付けてあげていたほうがいいそうです。
トイレに何度も行く、尿に血が混じる、尿の出が悪いなどの症状が見られたら、やはり早めに病院を受診してください。
ベンガル猫っていくらくらいするの?
ここまでベンガルについて、色々と見てきました。
いよいよ本格的にベンガルを飼いたくなってきたのですね?
ベンガル猫のお値段は、いくらくらいなのでしょうか、調べてみました。
一般的な相場としては
- ペットショップ15~35万円程度
- ブリーダー18~25万円程度
と、なるようで、猫の平均の相場より少しお高めになるそうです。
また価格は、カラーの模様や色の違いによって異なるようで、模様の綺麗さにこだわっているブリーダーもいるようですよ。
まとめ
容姿端麗な、ベンガル猫。
ワイルドなイメージとともに、少しクールな印象もありましたが、性格的には穏やかで甘えん坊だということが分かりましたね。
そのギャップに、ますます夢中になってしまったのではないでしょうか。
もしもベンガルをお迎えしたら、たっぷり遊んで、たっぷり甘えさせてあげてくださいね。
あなたとベンガルとの、素敵な出会いがありますように。