猫の目の色の種類と変化!病気との関係など知っておきたいこと

猫の目ってビー玉のようでとてもきれいですよね。

透き通った大きな目のとりこになる猫好きさんも多いようです。

猫の目の色には多くの種類があるうえ、変化することもあるのを知っていますか?

猫の目の色の種類と色の変化について知れば、猫の魅力をより深く感じることができますよ!

また、飼い猫の目の色が変わったら「病気なのではないか?」と心配になる人もいると思います。

病気で目の色が変わることもありますが、ほとんどの場合心配いりません。

病気かそうでないかの見分け方も紹介しますので、ひとつの目安にしてみてくださいね。

Contents

スポンサーリンク

猫の目の色の種類は大きく分けて7種類!

猫の目の色は、目の中にある虹彩という場所の細胞にどれくらいのメラニン色素があるかによって変わってきます。

メラニン色素とは色を作るもととなる物質で、少ないほどブルーに近くなり、多いほど茶色に近くなります。

猫の目の色の種類は、大きく以下の7種類に分けられます。

 

  • ブルー
  • グリーン
  • ヘーゼル
  • アンバー
  • カッパー

 

また、稀ですが以下のような色も存在します。

 

  • 赤っぽい色(アルビノ)
  • 左右が異なる色(オッドアイ)

 

それぞれについて解説していきますね。

ブルー

虹彩にメラニン色素がほとんどないと、ブルーの目になります。

メラニン色素が少ないと日光の影響を受けやすくなるため、ブルーの目は日光の少ない寒い地域に住む猫に多いと言われています。

また、生まれてから2、3か月くらいまでの猫は目の中のメラニン色素が定着していないので、猫の種類に関わらずブルーの目をしています。

グリーン

ブルーよりも少しメラニン色素が多いとグリーンの目になります。

ブルーと同じく、日光の少ない寒い地域に多いと言われています。

ヘーゼル

グリーンよりも少しメラニン色素が多いと、目の中央から外側にかけて、グリーンから黄色へのグラデーションができます。

グリーン部分が少ないと、黄色い目に見えることもあります。

ひとみのまわりにグリーンの層があったらヘーゼルですので、よく観察してみてくださいね!

アンバー

ヘーゼルよりメラニン色素が多いとアンバーになります。

アンバーは琥珀色という意味で、黄色い目のことをいいます。

猫といえば、透き通った黄色い目を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。

カッパー

アンバーよりメラニン色素が多いとカッパーになります。

赤茶色、銅色ともいわれ、日本のように日光の多い地域や暖かい地域に多いと言われています。

アンバーとカッパーの間くらいの色の目をしている猫もいますし、光の加減で見え方が変わることもあります。

赤っぽい色(アルビノ)

遺伝疾患でメラニン色素を作ることができないと、目の奥の血管が透けてみえるので目が赤っぽくみえます。

猫でアルビノが生まれるのはとてもまれだそうですよ!

ちなみにアルビノは日光にとても弱いため、強い光に当てないように注意が必要です。

左右が異なる色(オッドアイ)

左右の目の色がことなるのはオッドアイとよばれます。

これは、左右の目でメラニン色素の量が異なっているためで、生まれつきのオッドアイは非常に珍しいといわれています。

オッドアイでも両目はきちんと見えていますので、心配はいりません。

猫の目の色が変わるとき

たくさんの種類がある猫の目の色ですが、色は一生同じとはかぎりません。

猫の目の色は、こんなときに変わります。

 

  • 子猫から成猫になるとき
  • ケガなどによって目のメラニン色素の量が変化したとき

 

「飼い猫の目の色が変わって驚いた!」という人は、当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。

子猫から成猫になるときに目の色が変わる

紹介したように、子猫は種類に関わらずブルーの目をしていますが、成長するにしたがってもともと持っている色素が定着してくるので、目の色が変わってきます。

あまり小さい子猫はペットショップなどで販売してはいけないことになっていますので、この変化を見たことがある人は少ないかもしれませんね。

なお、色素が定着するまでの期間は猫によって差があります。

一般的にはブルーの時期は2、3か月で、その後別の色に変わりますが、その後も少しずつ変化することがあります。

猫は生後1年くらいで目の色が安定するそうですから、この間の色の変化はあまり心配しなくてよさそうです。

ケガなどで目の色が変わることもある

まれですが、ケガなどで目の神経が傷つくと、メラニン色素の量が変化して目の色が変わることがあります。

その場合、両方の目を同じように損傷することはないので、オッドアイになります。

生まれつきではなく大人になってからオッドアイになった場合、ケガや病気の可能性がないか動物病院を受診しておくと安心です。

なお、ケガなどの状態に問題がないのであれば、オッドアイになったからといって視力には影響はありません。

スポンサーリンク

目の色の変化で病気の可能性があるのはこんなとき

これまで紹介したように、猫の目の色が変わっても心配ないことがほとんどです。

でも、次のような変化があった場合は病気の可能性があります。

普段と様子が違うなと思ったら、早めに病院を受診するように心がけてくださいね!

 

  • 目が白く濁ったようになる
  • 目が緑、黄色っぽくなる
  • 白目の部分が赤や黄色になる

 

目が白く濁ったようになるのは白内障、目の色が急に緑や黄色っぽくなるのは、緑内障のサインかもしれません。

また、猫の白目はまぶたに隠れていますが、その白目の色が変わったときも注意してください。

白目が赤いと細菌などによる病気、黄色いと肝臓の病気なども考えられます。

白目の色まではチェックしている人が少ないと思いますが、病気を早くみつけるためには時々確認するようにしてくださいね!

まとめ

猫の目には様々な色があり、どの色も吸い込まれるように美しく神秘的ですよね。

猫の目の色は少しの色素量の違いで大きくかわってきますので、きょうだい猫でも目の色が違うこともあります。

目の色で区別するのは、似ている猫を見分ける手段としてもおすすめですよ!

また、猫の目を普段からよく観察することは、目に関する病気の早期発見にもつながります。

「自分の猫の目は何色だろう?」と思った人は、是非いま一度観察してみてくださいね!

 

猫の飼育に役立つ記事まとめに戻る

 

スポンサーリンク
おすすめの記事