最近、テレビなどの影響もあってかじわじわとペットとして飼えるコツメカワウソの人気が出てきていますよね。
しかしまだまだペットとしては一般的でないことから生態や飼い方についてはよく知らないという人も多いようです。
そこで今回は飼ってからこんなはずではなかったと思わないよう、可愛いだけでは済まされないカワウソの鳴き声や臭いといった問題について考えていきましょう。
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鳴き声に対しての対処法とは?
鳴き声に対しての理由がはっきりと解明されていないからこそ対処法はなかなか難しいものとなってきます。
まずは、お腹がすいた、遊びたいなどの欲求がきちんと満たしてあげましょう。
それでも鳴くのであれば、元々の生態が鳴きやすい動物であるという事からしつけをして鳴きやませるということは難しい事ですし、なによりカワウソにとってはかわいそうな事にしかなりませんよね。
そのため、カワウソを飼い始める前にきちんと飼い主さんの住宅事情をよく考えたうえで飼い始めなければなりません。
集合住宅や住宅密集地などではどうしても鳴き声が迷惑となることもあるでしょう。
その点を配慮したうえで家自体に防音対策をして音が漏れにくい環境で飼育をするなどを対処していく必要があるのです。
カワウソにはこういった鳴き声問題もあることをきちんと認識したうえで飼い始める事が大切です。
カワウソの鳴き声と意味は?
カワウソの鳴き声はどんなものかすぐに想像はできないでしょう?
カワウソは「キューキュー」「ミャミアミャア」といった感じの声で鳴きます。
非常に甲高く、子猫が親を呼んでいる時の鳴き声を想像したらわかりやすいかと思います。
子猫のようなら可愛いもんだとしか思わなかったでしょうが、これが意外に大きな声なのです。
そしてしつこく連続で鳴くものですから次第にちょっと耳に障るようになってくることも考えておきましょう。
犬や猫以上に鳴きやすいと思っておいてもいいでしょう。
ではなぜカワウソがこんなに鳴くのか?という理由ですがはっきりとまだ究明されていません。
ただし、推測としてカワウソは家族単位で行動をします。その時にお互いが離れない、はぐれないようにするために鳴き続けているのではないかと考えられています。
このような理由により鳴き声を発するのではないかとされています。
また、
- 甘えたい
- 遊びたい
- お腹すいた
など何かを飼い主に欲求を伝えたい時もあるかもしれません。
カワウソはとても頭もよく人にもよく慣れるとされています。
何かしら自分の意志を伝えたいのかもしれませんね。
カワウソの臭いの対策とは?
カワウソももちろん動物ですので動物の臭いというものがありますが、犬や猫よりも若干強めであると認識しておきましょう。
それには理由があり、
- 魚介類や生きたカエルなど生ものを食べるから
- 肛門嚢という組織があるから
この二つが大きな原因とされています。
二つ目の理由の"肛門嚢(こうもんのう)"という聞きなれない言葉について説明をしておきますね。
肛門嚢(こうもんのう)とは
お尻にある組織で、分泌物を溜めて置く袋のようなものというと分かりやすいかと思います。
マーキングの際に分泌物を出したりするので犬や猫にもある組織ですが、カワウソはこの分泌物がとても臭いのです。
若いうちは排泄の時に出したり、何気ない時に出したりとするので時々この臭いに顔をしかめることがあるという事は理解しておきましょう。
ただし高齢になれば自力で出すことが難しくなってきます。
動物園で飼育されているカワウソは獣医さんが定期的に分泌物を絞り出してあげるという処置もされているそうです。
貯まりすぎると袋が破裂する恐れもあるので出してあげないといけないようです。
食事の影響からの臭いに対してはこまめにお風呂に入れてあげるという対処をとりましょう。
もともと水での生活も大好きなカワウソですからお風呂に苦慮することは少ないはずです。
そして、分泌物に対しては生理的な事なので飼い主の我慢が必要になってくるのかもしれませんね。
高齢になった時の肛門嚢の処置についても動物病院で処置できるのかどうかあらかじめか調べておいた上で飼い始めることが必要なのかもしれませんね。
まとめ
鳴き声や臭いといったどの動物を飼うにしても問題となってくる事柄ですがカワウソの場合は他のペットに比べると強烈であることが考えられるようですね。
ペットとしての飼育数も少ない事、まだまだ分からない部分もあるという事から飼い始めるには十分に知識を持ち環境を整えたうえで飼育をすることが望ましいようです。