ペットの消臭方法と注意する事

ペットを室内で飼うと、その臭いはどうしても部屋の中に漂ってしまいます。

住んでいる人は気にならないとしても、来客した人やペットを飼っていない人はやはり気になります。

最近では様々な消臭グッズが売られていますが、ペットの臭いにも効果があるのか、そしてペットにとって安全なものなのでしょうか。

そこで、ペットの臭い対策についてご紹介していきたいと思います。

Contents

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ペットの消臭に消臭剤を使う時の方法と注意点

玄関などの臭いが滞りやすい場所や、部屋の中に充満した臭いを解消するのには、消臭剤を置くとある程度改善されます。

据え置き型の消臭剤は、空気に触れて成分が揮発する際に消臭成分が吸着されるという仕組みになっています。

物質を放出するわけではないので、特に害になるということもなく、ペットがいる場合でも比較的安心して使用できます。

部屋の消臭剤として市販されているものの中には、他の香りで部屋の臭いを軽減させる芳香剤などもありますが、においに敏感なペットもいるので避けましょう。

市販されている消臭剤を使うなら「ペット用」とされているものを選ぶと安心です。

倒して中身がこぼれたり、あやまって食べたり舐めたりすることがないよう、ペットが届かない場所に置くようにしましょう。

ペットの消臭に消臭スプレーを使う時の方法と注意点

部屋の中でペットの臭いがする理由は、部屋に置いてある家具などに臭いが付着してしまうからです。

特にソファやカーテンなどの布製品は臭いを吸着しやすく、布製品が多いほど臭いが部屋に充満しやすくなります。

カーテンやラグなどはこまめに洗えばある程度臭いは軽減できますが、そう頻繁に洗濯できるものではありませんし、ソファなど洗うことができないものもあります。

特に洗えない布製品の嫌な臭いを消すという目的で市販されている消臭スプレーがありますが、使用する際には注意が必要です。

スプレーをする際は、近くにペットがいないことを確認してから使用しましょう。

もちろんペットに直接かけてはいけません。

スプレーした布製品をペットが触ったり舐めたりしても、安全性上の問題は特にないとされていますが、まれに発疹などの過敏症状があらわれることがあります。

また、カーペットに毎日のようにスプレーしている場合、呼吸する位置が低いペットは影響を強く受けることが考えられます。

安易に大量使用するのは控え、もし異常な症状があらわれたり続いたりするようであれば、獣医師に相談してみましょう。

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消臭スプレーの作り方は?

市販されている消臭スプレーだと何が入っているのかよくわからないので心配というのであれば、自分で作れば安心ですし、かつ安価な材料で作ることができます。

そこでオススメなのが手作りミョウバン水です。

ミョウバンは食品添加物などにも使われており、ペットはもちろん人間にとっても安心です。

ミョウバンは弱酸性なので、ペットのおしっこなどのアルカリ性であるアンモニア臭を中和して無臭にしてくれます。

まずは以下の物を準備しましょう。

 

  • ミョウバン(粉末が水に溶けやすくオススメ。ドラッグストアなどで手に入ります。)
  • 空のペットボトル(500ml)
  • 水(塩素が入っているので水道水がよい)
  • スプレーボトル

 

作り方は、空のペットボトルにミョウバン15gと水を入れます。

軽く振ったらそのまま一晩おいて、ミョウバンが溶けるのを待つだけです。

出来上がったものは原液なので、水で10倍ほどに薄めて、スプレーボトルに移してから臭いの気になるところにスプレーして使用します。

 

ペットの消臭に空気清浄機を使う時の方法と注意点

ペットの臭いに限らず、あらゆる臭いを軽減させるためには換気と空気清浄が基本になります。

真夏や真冬、夜間など、常に窓を開けて風通しをよくすることは難しいので、そのような場合は空気清浄機を常時稼働させておくと、ある程度の臭いは軽減されます。

空気清浄機には空気の循環を良くして部屋の隅々の空気をキレイにするものや、ファンやフィルターを強化して集塵力を高めたものなどがあります。

ペットの臭い軽減が目的なので、脱臭機能がついたものや、消臭性能に力を入れている機種がオススメです。

置く場所は、ペットのゲージやトイレの近くにすると効果が高いです。

できるだけ24時間稼働しておいたほうが、臭いの元が付きにくく、臭いの軽減につながります。

 

ペットの消臭に消臭機を使う時の方法と注意点

消臭剤などと併用して使えばより効果的なのが消臭機です。

家電量販店やホームセンターなどでもペット用の消臭機が売られており、価格も1~2万円ほどで購入できます。

小型の物だと1万円以下のものもあります。

消臭機も、空気清浄機と同様にペットゲージやトイレの近くに置くと、効果が高いです。

消臭機のほうが空気清浄機よりも消臭力が高いのですが、空気清浄(集塵など)の機能はありません。

とにかく臭いが気になるなら消臭機、空気もきれいにしたいのなら空気清浄機にするとよいでしょう。

ペット用の消臭マットはどうなの?

ペットを室内で飼う場合、床材がフローリングだとペットが滑りやすく、フローリングに傷もついてしまうのでマットがあるとよいでしょう。

ペット用のマットは、防滑、消臭、防水仕様になっており、丸洗いできるようになっています。

インテリアの一部にもなるので、デザインや耐久性、掃除のしやすさなども考えて選ぶようにしましょう。

マットを敷く目的は、主にペットが滑らないようにするためであり、消臭効果については実感しにくいかもしれません。

そして、マットのみで臭いを抑えることはできないので、他の消臭対策との併用で使用することになるでしょう。

また、消臭仕様であっても、ある程度汚れたり臭いが気になったら洗わないと、その消臭効果は薄れてきてしまいます。

価格やサイズがいろいろあるので、ケージの下に敷くほか、餌を食べる場所やトイレの場所など、必要なスペースにあわせて選びましょう。

まとめ

臭いを軽減させるには、基本的には清潔さを保つことと、換気や空気清浄をして部屋内の空気をキレイにしておくことです。

シャンプーできるペットならばこまめに洗ってあげることも大切です。

それでも気になる臭いには、ペット用の消臭グッズなどを効果的に使いましょう。

ペットは大切な家族の一員です。

人間にとっても、ペットにとっても、過ごしやすい環境でいられるようにするといいですね。

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