私達人間はもちろん、最近では犬や猫などの動物たちも、お風呂やシャンプーなどをすることが、当たり前になってきていますよね!
では、今大人気のハリネズミは、どうなのでしょうか・・やはり、お風呂は必要?
だとしたらどのように入れたらいいの?
犬や猫と違って情報も少なく、ちょっと悩んでしまうのが、正直なところかもしれません。
そこで今回は、ハリネズミのお風呂について、調べてみました。
ハリネズミのお風呂は、どのようにしたらいいのか・・一緒に見ていきましょう。
Contents
ハリネズミにお風呂って必要なの?
基本的にハリネズミにお風呂は必要無いようです。
実はハリネズミはとてもきれい好きな動物で自分できちーんとグルーミングを行い、自然界のハリネズミは水浴びなどもしないそうです。
ただ、自然界のハリネズミと飼育下のハリネズミとでは事情が違うのでお風呂に入れた方が良い場合もあります。
自然界とは違い狭いケージ内で過ごすので自分の排泄物やエサなどでどうしても体が汚れてしまいます。
回し車で遊びながら排泄をして、汚れてしまうことも多いそうですよ。
飼育下のハリネズミはダニやノミが付きやすく皮膚病にかかる可能性もあるそう。
また、飼い主さんの中にはハリネズミの臭いがどうしても気になるという方もいらっしゃると思います。
その場合などは、ハリネズミのストレスにならない程度にお風呂に入れてあげるといいそうです。
洗うと意外と汚れていることもあるそうで、皮膚の衛生を保つことに繋がります。
軽い汚れなら蒸しタオルで拭いてあげるだけでもだいぶ違いますよ。
ハリネズミはいつからお風呂に入れていい?
ハリネズミをお風呂に入れるのは生後七カ月を過ぎてからのようです。
理由を説明するとハリネズミは、
- 本来泳ぐ習性が無い
- 水に入ることを嫌う
事が多いそうで、お風呂に入る事自体がハリネズミのストレスに繋がってしまう可能性もあるそう。
その為、幼い・病気・高齢のハリネズミをお風呂に入れる事は避けた方がいいようで、子供のハリネズミの場合は落ち着きもないそうなので、生後7ヶ月を過ぎたら入れるようにするのがいいという事です。
生後七カ月からというのは目安ではあるのですが、針や皮膚もまだ柔らかい赤ちゃんのハリネズミをお風呂に入れてしまうと、成長の妨げにも成り得るそうで注意が必要です。
↓赤ちゃんハリネズミについての記事も参考にして下さい。
ハリネズミをお風呂に入れる頻度
先にも触れましたが、基本的にはお風呂の必要は無いハリネズミです。
基本的には、「どうしても汚れが気になった時」と、するのがいいそうです。
飼い主によっては、2週間に1度、月に1度などとしている場合もあるようですが、最低でも1ヶ月以上は間隔をあけて、排泄物などがついてしまったなど汚れがひどい場合のみに入浴するのがいいようですよ。
多少の汚れは蒸しタオルなどで拭いて終わらせましょう。
ハリネズミのお風呂の入れ方
それではお風呂に入れてみることにしましょう!
ハリネズミのお風呂の基本は「足湯」になるそうです。
- 洗面器
- 柔らかいブラシ(歯ブラシなど)
- 洗面器に、ひと肌程度(35度~37度)のお湯を、ハリネズミの足が浸かる程度に入れる
- ハリネズミを、後ろ足から入れる
- 柔らかいブラシで、優しくこする
ハリネズミのお風呂の入れ方を動画で見てみよう!
- お湯は予め洗面器にためておく
- 後ろ足から、そっと入れる
- 常に飼い主が、ハリネズミの身体を下から支える
- 目や鼻に水が入ると、感染症になる可能性があるので注意する
背中の針の部分の汚れが気になる場合は、手でお湯をすくって背中にかけてあげるといいようで、これがハリネズミの全身浴にあたるそうです。
またその際も、顔にお湯がかからないように、注意をすることが大切!
最近、ネット上では、たっぷりのお湯にハリネズミを浮かせて入浴をさせる動画が流行っているそうですが、それはとても危険であり、ハリネズミに大きなストレスを与えてしまうことになるそうです。
ハリネズミのお風呂にシャンプーや石鹸は必要?
私達人間はもちろん、犬や猫も、身体を洗うといえば、シャンプーや石鹸を使いますが、ハリネズミはどうなのでしょうか?
答えは、「基本的には必要無い」そうです。
お湯だけで、十分汚れは落ちるようで、シャンプーの薬剤などが、背中の針と針の間に残ってしまうことがあるそう。
ハリネズミの針を想像するだけで、いかにもすすぎにくい感じがしますよね?
その為、シャンプーや石鹸は使わない方がいいようで、どうしても使わなくてはならない場合は、ペット用のシャンプーか、純石鹸を使用するといいようです。
また、その際も直接シャンプー液を、ハリネズミにかけるのではなく、泡立てた物を柔らかいブラシに付けて、優しくこする程度で、すすぎは十分に行う必要があるようです。
すすぎが不十分だと針の間に残ったシャンプーが原因で皮膚病にかかる可能性もあるそうです。
ハリネズミのお風呂後の乾かし方
ハリネズミの乾かし方は、
- タオルで拭き取る
- ドライヤーを使う(微風)
です。
お風呂のあとは、すぐに乾かしてあげることが大切です!
お風呂って案外、体力を使うものですよね?その上、濡れた状態では、ハリネズミの体温がどんどん下がってしまいます。
ハリネズミを乾かす手順としては
- 部屋を予め温めておく
- タオルで、針と針の間も含めて、隅々まで拭く
- 可能ならドライヤーを使う
となります。
部屋が寒いのが嫌だから予め部屋を暖めておくし、拭き残しがあると寒いのできちんとタオルで拭いておく、基本的には私たち人間と何ら変わりありませんね。
水分が残ってしまうと、皮膚病の原因にもなるようなので、しっかりと拭いてあげる必要があります。
ドライヤーを嫌がらない場合は、温度に注意しながら微風で使用するのもいいようですが、たいていは嫌がってしまうそうなので、部屋全体を温めてタオルでしっかり拭いてあげることがいいそうです。
ハリネズミのお風呂のオリーブオイルやオートミールの使い方
実はお風呂の最後に、天然由来の
- オリーブオイル
- ビタミンEオイル
- ホホバオイル
などをごくごく少量たらしたお湯に浸けてあげると、皮膚の乾燥が防げると言われているそうです。
また、お湯をはった洗面器に、袋に入れたオートミールを入れてもみだし、白く濁った「オートミール風呂」を作ってあげると、保湿やかゆみを防ぐ効果が期待できるようですよ。
ただ、このオートミール風呂は、アレルギーがある場合はNGのようで、様子を見ながら行うことが大切なようです。
ハリネズミがお風呂を嫌がる場合はどうすればいいの?
お風呂に入れようとしたものの、どうしても頑なに嫌がる場合は、どうすればいいのでしょうか。
答えは「無理に入れなくていい」そうです。
先にも触れましたが、そもそもハリネズミは、お風呂に入れる必要がないからです。
汚れがひどくても、蒸したタオルなどで拭き取ってあげるだけで、十分汚れは落ちるそうです。
お風呂の代わりに砂浴びという選択も!
お風呂の代わりに砂浴びという方法があるのも、ご存知ですか?
自然界のハリネズミは、水浴びをしない代わりに砂浴びを行っているそうです。
プラスチックのケースなどに、砂浴び用の砂を入れて、砂を掘ったり、転がったりして遊ぶことで、身体の汚れを落とせるそうです。
汚れを落とすのはお風呂だけではなく、ハリネズミの好みに合った方法で、清潔な身体をキープしてあげることがいいようですよ。
まとめ
ハリネズミのお風呂について見てきました、いかがでしたか?お風呂にトライできそうですか?
小さなハリネズミの足湯だなんて、とっても可愛いですよね!
とはいえ、そもそもハリネズミにお風呂は、それほど必要なものではないようなので、様子を見ながら無理なく、トライしてみてくださいね。