どんなペットでも飼育する前に、"寿命"を考えるという事はとても大切な事ですよね。
気軽に手に入るベタもその例外ではないですが、急に寿命を聞かれても見当がなかなかつかない人も多いのではないでしょうか。
飼えなくなったから、寿命の事まで考えていなかったと途中で飼育をやめることはできませんよね。
今回はそんなベタの寿命と、できるだけ長生きさせる秘訣についてまとめてみました。
Contents
ベタの寿命は何年?
飼育するベタが幸せに一生を送るため、責任を持ってベタの一生を見届けるために寿命について知っておきましょう。
ベタは平均2年前後の寿命があるとされています。
生まれつきの体の丈夫さや飼い方によっては3年以上生きるものもありますが、それでも短いと感じる人が多いでしょう。小さな魚である以上寿命が短いという事は仕方のない事のようです。
それに、販売されているベタの多くは生後半年以上経過をしている成魚ですから、自宅にお迎えしてから1年半くらいで平均寿命の年齢を迎えてしまうということになります。
そう考えると本当にベタとは短い間しか一緒にいられない事が分かりますね。
この短い一生を少しでも長く生きてもらうには飼育方法も重要となりますので次で説明をしていきたいと思います。
ベタが長生きする秘訣とは何?
少しでも、一日でもベタに長生きしてもらうには2つの秘訣があります。
- 餌は少なめに
- 適切な大きさの水槽で飼育
それぞれについて詳しく説明をしていきましょう。
餌は少な目に
人も"腹八分"は健康にとても良いとされていますよね。ベタも同じように毎日満腹に食べさせる必要はありません。
特にベタは餌を与えれば与えるほど食べてしまいますから、食べきったからといって追加であげる必要はないでしょう。
ベタの餌は栄養価が高く作られていますので肥満に繋がりやすく、それが病気を引き起こす可能性にも繋がるからです。
粗食=病気知らず=長生きという図式が出来上がりますね。
ベタの餌です。
適切な大きさの水槽で飼育
こんな事が長生きに繋がるかどうか不思議に思いますがきちんと理由があるのです。
ベタはコップやビンなどでも飼育できるという謳い文句もありますが、この生活空間では寿命が短くなってしまいます。
小さすぎる水槽は水が汚れやすく、また水温変化も急激に起きてしまいます。
こういった水の中で過ごすことはベタにとって何よりも負担になりますのできちんと適したサイズの水槽で飼う事が長生きの秘訣となるのです。
ベタの寿命は短いものですからこういった長生きの秘訣は飼育を始めてすぐに実践していく事が必要になってきますね。
ベタの寿命が近づくとき?老いを感じる状態とは?
ベタは寿命が近づいていることを、容姿などから私たちははっきりと目にしてわかるようになります。
老いを感じる様子として
- 痩せてくる(骨ばって見える)
- ヒレに元気がない
- 水槽の隅でじっとしていることが多くなる
- 餌を食べなくなってくる
飼い始めて1年半くらい過ぎ、こういった様子が見られてきたらそろそろ寿命が近づいてきているのかもしれません。
心の準備をしておくことも大事ですが、一日でも長く生きてもらうためにまだまだ飼い主ができることがあります!
水流を無くす
水質を安定させるため、できるだけ水流が起こりにくいフィルターをしていたとしても取り外して水流を起こさないようにしてあげましょう。
元々、水流を嫌う性質のベタですから体力の落ちている時にはさらに弱りやすくなります。
水深を浅くする
水面に上がってくることも体力を使う動作ですので、できるだけすぐに浮かび上がれるように水深を浅くしてあげましょう。
寿命に逆らう事というのは不可能な事ですが、精いっぱい最後までしっかりお世話をしてあげることは可能ですので愛情を最後まで注いであげたいものです。
まとめ
ベタの寿命は個体差も大きく、たとえ丁寧な飼育をしても寿命が短い子もいる事を理解しておきましょう。
またその逆も然り、たとえ体の丈夫な子でも飼育環境が悪ければあっという間に弱ってしまいます。
ベタにとっては生きるためには飼い主のお世話が欠かせません。
小さな命、短い命を大切に守って飼育してあげるようにしましょうね。
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