鳥類はあまり懐かなそうだし、小さいからすぐに死んでしまいそうだし、ペットとして飼うのはちょっと・・・と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
オカメインコは愛らしい仕草と、人間が大好きで人懐っこい性格で、とても人気があるペットなのです。
それでは、一緒に暮らせる期間はどのくらいなの?どうしたら長生きするの?など、オカメインコに関する疑問を解決していきたいと思います!
Contents
オカメインコってどんな鳥なの?
オカメインコは体長30cm~35cm、体重は80g~100g前後で、名前には「インコ」とつきますがオウム科の鳥です。
主にオーストラリアの内陸部に生息している鳥で、頬にあるオレンジ色のチークのような模様が「おかめ」のように見えることからこの名前がつきました。
200年ほど前にイギリス人が本国に持ち帰りってペットとして飼われるようになり、日本には1910年ごろに輸入されるようになって広まっていきました。
当初はかなり高額で取引されていましたが、「ルチノー」などの品種が開発されて徐々に人気となり、ペットショップでもみかけるようになりました。
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オカメインコの平均寿命はどのくらい?
オカメインコの平均寿命は15年~25年くらいです。
中には30年以上生きたオカメインコもいるそうで、人間の年齢に当てはめると120歳にもなります。
犬などは10歳を過ぎると高齢と言われるのに対し、ペットとして飼われている動物の中では、オカメインコの寿命は長い方だと言えます。
オカメインコがなりやすい病気とは?
オカメインコに長生きしてもらうためにもオカメインコがかかりやすい病気について知っておきましょう!
毛引き症
インコが自分の羽を抜いてしまう病気で、主にストレスが原因と言われています。
環境変化や親鳥との別離がストレスとなることがあるので気を付けてください。
癖になってしまうと治療が難しくなってしまうので、早めに動物病院に連れていきましょう。
そのう炎
「そのう」は首の付け根にあるエサを一時保管しておく頬袋のようなもので、ここが炎症を起こしてしまう病気です。
首を振って嘔吐したり、水を飲みたがるようになります。
ヒナのときにかかることが多く、体が冷えたり古くなったエサを食べたことが原因として考えられます。
風邪
オカメインコも風邪をひきます。
症状はくしゃみや鼻水など、人間の風邪と同様です。
ひどくなると止まり木にとまれなくなったり、目を閉じてうずくまるようになります。
体を温めてあげて、改善されないようなら動物病院に連れて行きましょう。
腸炎
もともと鳥のフンは水っぽいのですが、いつも以上に水分の多いフンをしている場合は腸炎の疑いがあります。
ケージが汚いと様々な病原菌の温床となってしまうので、掃除を丁寧に行うようにしましょう。
鼻目結膜炎
涙目、目やに、くしゃみ、いびきなどの症状が見られる場合は、鼻目結膜炎の疑いがあります。
細菌やウイルスが目に入ること原因で、放置すると失明してしまう恐れもあるので、動物病院で薬を処方してもらうようにしましょう。
オカメインコの寿命を延ばす為にすべき事
オカメインコと一緒に長く暮らしていきたいと思う方に是非っ知っておいて欲しい事です。
食生活のバランスに気を付ける
偏った食事は、栄養不足で病気になったり、栄養過多で肥満の原因となってしまいます。
シードやペレットなどの主食、主食で足りない分を補う副食、小松菜などの青菜をバランスよくあげましょう。
果物やひまわりの種はカロリーが高いので、与える量には注意しましょう。
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清潔にする
不衛生な環境では、カビや細菌が増殖しやすくなってしまいます。
エサや水は毎日交換し、フンの掃除や抜け落ちた羽などもこまめに取って、ケージ内は常に清潔にすることを心がけましょう。
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放鳥する
鳥を飼育する場合は、ほとんどの時間をゲージの中で過ごすことになると思います。
しかし、狭いゲージの中はやはりストレスが溜まってしまうので、1日に1時間程度は部屋に放って「放鳥」してあげましょう。
放鳥する際は、口にしたり飲み込んだら危険なものはないか、ガスコンロやストーブなどの火は止めてあるか、窓やドアは閉めてあるかを確認してください。
日光浴をする
動物にとって日光浴は大切なので、1日に1回は日の光に当てて日光浴をしてあげましょう。
夏の直射日光はガラス越しでも強すぎるので、カーテン越しにするなど気をつけましょう。
定期的に健康診断を受ける
言葉を話せないペットにとって、目に見えて体調がおかしい時はすでになんらかの病気が悪化していることが多いです。
長生きのためには病気の早期発見が重要であり、そのためには定期的に健康診断を受けることが大切です。
半年に1回、最低でも1年に1回は健康診断を受けましょう。
飼い主さんの愛情が必要
オカメインコは人が大好きな甘えん坊で、飼い主さんをちゃんと覚えて懐きます。
飼い主さんの愛情を感じることが、体だけでなく心も健康になり、長生きにつながるのです。
声をかけたり、手にのせたりして、たくさんかわいがってあげましょう。
温度管理
オカメインコは寒さに弱いので、日本の真冬の寒さには耐えられず体調を崩してしまう恐れがあります。
室温は25℃前後、湿度は50%程度に保ちましょう。
ゲージにペットヒーターをつけてあげるのもオススメです。
また、暑さには強いのですが湿気には弱いので、夏は部屋を除湿してあげるとよいでしょう。
まとめ
オカメインコは人間のように風邪もひきますし、そのほかにもいろいろな病気にかかることがあります。
食事や健康管理など、どんなペットであっても長生きのためにするべきことは同じです。
オカメインコの生態を知り、飼育環境を整えてあげることが、飼い主さんにできることです。
たくさんの愛情をそそいで、少しでも長く一緒に暮らせるようにできるといいですね。