オカメインコの餌の量と配合、食べない時の対処法について

ペットを飼うときのお世話で最も大切なこととも言えるのが毎日の餌やりですが、オカメインコはどのようなものを食べるのでしょうか。

「体は食べたものでできている」これは動物にも同じことが言えますので、飼っているペットにとって体にいいもの、好きなものをあげたいですよね。

オカメインコは臆病な性格で、ちょっとした環境変化や餌が変わると食べなくなることもあります。

オカメインコの餌や食べないときの対処法をご紹介していきたいと思います。

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オカメインコの餌の量の目安は?

一日に必要な餌の量は、体重の約10%くらいですが、体格、体調、繁殖、換羽、運動量などによって必要な量は異なってきます。

夏は暑さのために食欲が落ちます。

春や秋は気候もよく繁殖期のため食べる量が増え、冬は寒さに耐えられるように脂肪分の高い餌を好むようになります。

換羽などで体力を消耗するときも多く食べることがあります。

与えすぎると肥満になってしまうので、餌の量と運動量で調整するようにしましょう。

オカメインコが餌を食べないのはなぜ?

オカメインコはデリケートで気も弱く、ちょっとしたことで餌を食べなくなることがあります。

餌を食べない理由は次のようなことが考えられます。

  • 餌を変えた、合わない、気に入らない
  • 寒いor暑い
  • ストレス
  • 体調不良

餌が変わったり、環境が変わったり、何らかの変化が起こると餌を食べなくなることがあります。

食べないからと構いすぎると、その行為がさらにストレスとなって余計に食べなくなってしまうこともあります。

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オカメインコが餌を食べない時の対処法

もし餌を変えたのなら、それまで食べていた餌に戻し、少しずつ新しい餌を混ぜながらその割合を増やして、徐々に慣れさせるようにしましょう。

食べづらそうならお湯でふやかしてあげてみましょう。

また、部屋が寒くて(暑くて)食欲がないのかもしれないので、室温を25℃前後にします。

オカメインコは寒さに弱いので、ヒーターなどを使っていてもちゃんと暖まっていないのかもしれません。

 

動物が餌を食べなくなるのは、特にストレスが原因であることが多くあります。

ストレスの原因がわかって取り除くことができればベストですが、原因がわからなければむやみに構ったりせずに、最低限のお世話だけしてそっとしておきましょう

 

また、餌を食べないのは体調不良のサインのこともあります。

食欲がない他に、元気がない、鳴き声がない、じっとしている時間が長い、翼をだらりとしている、羽毛の光沢がなくなるなど、何らかの異常を感じたら、動物病院に連れて行くようにしましょう。

オカメインコの主食には何を与えたらいい?

鳥類の主食には、シードとペレットの2種類があります。

シード(種子混合餌)

ヒエ、アワ、キビ、カナリーシードなどの種子を4種類混ぜた4種混合餌、4種のものにソバの実と燕麦などが加えられた6種混合餌などが売られています。

別々に購入して自分で配合することもできます。

理想的な配合割合は、ヒエ5、アワ2、キビ2、カナリーシード1です。

安くて手に入りやすく、鳥の好みによっていろいろな配合のものを選ぶことができます。

これに加えて、オーツの実や麻の実、ヒマワリの実などを少量加えて、毎日の食事に変化を持たせることができます。

ただ、脂肪分が高いので食べ過ぎに注意することと、シードだけでは栄養が偏ってしまうので副食が必要となります。

 

シード(種子混合餌)

ペレット(人工飼料)

必要な栄養素をバランスよく配合させた総合栄養食です。

この1種類にすべての栄養やカロリーが摂取できるので、他の餌を用意する必要はありません。

ペレット以外の餌を与えると栄養過多になってしまいます。

シードに比べると高価で、食いつきや食べる楽しみという点ではシードより劣るかもしれません。

また、種類によって含まれる栄養素が異なるので、必ず「オカメインコ用」とされているものを選ぶようにしましょう。

 

ペレット(人工飼料)

シード食の場合の副食は何を与えたらいい?

シード食だけではビタミン、ミネラル、カルシウムが足りないので、副食を与える必要があります。

これらの栄養素を満たせるものとして、小松菜、チンゲン菜、豆苗、ブロッコリーなどの緑色の濃い野菜がオススメです。

野菜によって含まれるビタミンやミネラルが違うので、様々な野菜を与えることでより多くの栄養素を摂取させることができます。

たくさん与える必要はありませんが、新鮮なものを毎日与えるようにしましょう。

傷みやすいので、特に夏は出しっぱなしにせず、毎日取り換えるようにしてください。

主食・副食以外に与えるものは?

ボレー粉(牡蠣の殻を粉末にしたもの)やカトルボーン(イカの甲を塩抜きして乾燥させたもの)でカルシウムを補給することも必要です。

特にメスの場合、産卵のためにカルシウムを多く必要とするので、産卵しているときは特に多めにあげるようにしましょう。

また、果物は糖分が多いので、週に1回程度、ほんの少量をご褒美であげる程度にとどめましょう。

まとめ

個体差などもありますので、飼っているオカメインコに適切な餌の質や量を与えることができれば、健康寿命も長くなります。

よくありがちなことですが、かわいいし欲しがるからといって人間が食べているものを与えるのは絶対にやめましょう。

オカメインコの正しい知識を持って適切な給餌と健康管理をすることによって、長く一緒に過ごすことができるのです。

 

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