デグーはネズミのような外見をしているので「チュウチュウ」と鳴くかと思いきや、実際はとてもたくさんの鳴き声を出します。
話しかけているのかな?と思うような鳴き方をすることもあり、そのかわいらしい鳴き声がデグーの魅力のひとつなのではないでしょうか。
どんな鳴き声のときにどんな感情なのかわかれば、より一層デグーとの関係も深まるのではないか・・・ということで、今回はデグーの鳴き声でわかる気持ちについて、ご紹介していきたいと思います。
Contents
デグーの鳴き声の特徴とは?
デグーは「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれるように、多彩な鳴き声で感情を表現します。
ペルーやアンデス地方の乾燥した山間部の岩場で、5~10匹程度の群れをつくって生息しています。
デグーは群れで生活しているので、集団でのコミュニケーション能力が高く、社会性も豊かです。
そのコミュニケーションの方法のひとつとして、鳴き声も大いに役立っているのです。
デグーの鳴き声は大きく分けると2種類
鳴き声のバリエーションは数多くありますが、「高いトーン」と「低いトーン」の2種類に分けられます。
高いトーンは、興奮している時、嬉しかったり楽しい時、警戒や争いの時などです。
低いトーンは、落ち着いている時、毛づくろいなどリラックスしている時、求愛の時などです。
デグーの鳴き声です
デグーの鳴き声の種類とそれぞれの気持ちは?
たとえ言葉は話せなくても、デグーは多彩な鳴き声で感情を表現するので、鳴き声でデグーの気持ちがある程度分かります。
鳴き方には個体差があったり、聞こえ方は人によっても違うのではっきりした気持ちはわかりませんが、参考までにいくつかご紹介したいと思います。
「ピピピピ」「ピヨピヨ」「ピロピロ」
小鳥のように、歌っているような感じで鳴いているときは、機嫌がいいときです。
飼い主に甘えているとき、おやつなど美味しいものを食べて嬉しいとき、仲間同士でじゃれ合ったり呼び合うときの鳴き声です。
「ピィーッ!」
雄叫びのような、気合いを入れているときの鳴き声です。
回し車を回しているときや一生懸命になっているときに気合いを入れているような感じです。
「チーチー」「ピロロー」「キューン」「クウクウ」
「チーチー」は幼いデグーが親を呼ぶとき、「ピロロー」は親が子どもを呼ぶときにこのように鳴くことがあります。
これらは寂しいときや飼い主に構ってほしいときの鳴き声です。
デグーは群れで生活をしており孤独を嫌うので、このように寂しそうに鳴いているときは、ちゃんと構ってあげているか、遊んであげる時間が十分にとれているか見直してみましょう。
「キュイ~キュイ~」「プゥプゥ」
怒っているときの鳴き声です。
ブーイングのような鳴き声で、不満や怒りを表しています。
「キッ!キッ!」
何かに驚いたり、何かに気が付いたときに「キッ!キッ!」と断続的に鳴きます。
警戒をしている状態なので、このときはむやみに触ったりせず、少し様子を見ましょう。
鳴き声で体調が分かる?
少しかすれたような声で、何かを訴えているように鳴いているのは、何らか異常がある可能性があります。
体調不良や痛いところがあるのかもしれません。
体に異常がないか、いつもと違うところはないかよく観察し、心配ならば動物病院に連れて行ってみてもらいましょう。
デグーの鳴き声の大きさはどのくらい?
デグーは体が小さいのでそこまで大きな鳴き声ではありません。
犬などの鳴き声と比べるとそこまで気にならないので、基本的にはマンションや集合住宅でも飼育は可能です。
ただ、個体差はあるので、全然鳴かない子もいればヒステリックに鳴く子もいるので、購入する前にペットショップなどで確認するといいでしょう。
鳴き声などの騒音の対策は?
鳴き声はコミュニケーションツールの一つなので、基本的には自然に鳴くようにさせてあげたいものですが、あまりにもうるさいようなら何らかの対策も必要です。
鳴き声だけでなく、回し車やケージをかじったり走り回ったりする音もうるさいと感じるかもしれません。
まずはデグーの習性を利用しましょう。
デグーは昼行性なので、暗くなると眠ります。
落ち着いてほしいときは部屋を暗くしたり、ケージに遮光カバーなどをかけて暗くしてあげると落ち着くことがあります。
また、特に鳴き続けることが多いのは「お腹が空いた」「遊んでほしい」などの欲求を表しているときです。
鳴くたびにその欲求を満たしてあげるようにすると、その時は落ち着いてもまたすぐに鳴き出してしまうようになります。
鳴き声を落ち着かせるようにしつけたいのなら、例えなき続けても無視するようにしましょう。
そして、静かになったら餌を与える、遊んであげるなどのご褒美をあげましょう。
デグーは頭のいい動物なので、繰り返すうちに静かにしているといいことがあると学習するようになります。
コチラの記事も参考に
まとめ
いかがでしたか。
デグーは鳴き声で感情を豊かに表現できるので、小動物ですがコミュニケーションがとりやすいかもしれません。
鳴き声を上手に聞き取ることができれば、より一層絆が深まるのではないでしょうか。
ここで挙げたのは一例であり、デグーの気持ちはやはり飼い主さんが一番理解できるのではないかと思います。
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