デグーはペットとしての歴史はまだ浅く、そういう動物がいるという事も知らない方もいるようですね。
飼っている人も少ないために、生態やどんな飼い方をしていったらいいのか未だに分からない部分が多い事もあるのも事実です。
実際に飼ってみることによって分かることもありますが、まずは飼う前に知っておきたい今、デグーにとって適切とされている飼育方法についてまとめていきたいと思います。
Contents
デグーの飼育方法、まず準備するものは何?
ペットを飼育するのであれば、まずは飼育する備品をそろえなければいけませんね。
デグーは同じ齧歯類であるハムスターを飼う場合の設備とほぼ同じだと考えましょう。
- ゲージ
- フード入れ、給水器
- 回し車
- かじり木
- 砂浴び用砂
- 床材(おがくず等)
- ヒーター(寒い時期のみ)
こういった設備はハムスターの飼育と変わりはありませんね。
その中で違う点は
- ケージは背丈のある物(60cm程度)
- 備品は木製のもの、または陶器でできた丈夫なもの
というところでしょう。
これはハムスターよりも背丈があること、動きもダイナミックであることから背丈のある物が望ましいとされているという事と、齧る力も強いため、プラスチック製の備品はすぐ壊れてしまうからです。
ハムスターもよくかじりますが、体が大きい分デグーの噛む力は相当なものです。
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デグーはペットとしてまだメジャーで無いことから、初心者の人が揃えたいものに悩まずにすぐデグーをお迎えできるよう"デグー飼育セット"というケージや備品がセットにされている物も販売されています。
一つ一つ備品をそろえる手間も省け、お得な事もあるので初めて飼う人にはとても役に立ちそうです。
デグーの住む生活空間についての準備はこのようです。では次に大事な食事について知っておきましょう。
デグーは何を食べるの?準備しておきたい餌とは?
デグーは草食の動物です。野生のデグーは牧草や植物の種子、穀物等落ちている物を食べて生活しています。
ではペットのデグーはどんなものを食べるのでしょう?一日の餌のやり方についても説明しましょう。
デグーの餌
- 牧草
- デグー用ペレット
こちらを準備しておきましょう。
ペレットとは牧草では補えない栄養素を補給できるドライフードの事です。
この牧草+ペレットがデグーの毎日の食事になります。
一日に食べる量は牧草であれば大人の手一つかみ分、ペレットは体重の5~10%くらいがベストなようです。
これに加えて、小松菜やブロッコリーの茎以外の部分などの野菜をおやつをとしてほんのひとかけらあげる場合もあります。
デグーは食欲旺盛のため、餌を与えれば与えるほど食べてしまいます。
牧草に関してはあまり神経質になる必要はありませんがおやつや補助食であるペレットの量はきちんと守りましょう。
どんどん食べるからといって追加で与えると肥満や病気の原因ともなりかねません。
一日の餌の与え方
時間は朝でも夜でも、飼い主さんに余裕のある時間帯で大丈夫です。
ただ、毎日同じ時間にあげるようにしましょう。
基本は一日一度で十分です。
例を挙げると、朝に新しい牧草に変え十分食べたところでペレットを与えるというあげ方もあれば、朝に牧草を与え、夜はペレットのみを与えるという方法もあるので自分がすきなスタイルを取ってよいようです。
牧草は残っていたとしても次に替える時までそのままにしておいても大丈夫です。
デグーは糖を代謝することが苦手とされていますので、糖尿病になりやすい動物です。
食事は適切な量を与えること、食べ過ぎに注意を払いましょう。
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飼育環境を整えよう、温度管理や掃除について
動物を飼う時に大事なことは、生活空間、環境温度、衛生この3つは必ず整えてあげたいものです。
まず、温度について説明をしましょう。
デグーが一番過ごしやすい温度は23℃~25℃とされています。
低体温症や熱中症を防ぐためにも気温10℃を下回らないように、また28℃を越さないように小動物用ヒーターやエアコンで温度調整をしてあげることが必要となってきます。
留守をしている日中や、就寝中などはつい意識が怠りがちになりますので十分気を付けましょう。
そして衛生面について。
デグーはトイレのしつけなどはできない動物です。
決まった場所でする事もないので、ケージ内のあらゆるところで排泄をしてしまうものだと考えておきましょう。
2~3日おきを目安に床材を取り換えるようにしましょう。
放置しておくのは健康にもよくありませんし臭いも気になります。
デグーは臭いのせいで餌を食べないといった事も出てくるほどデリケートな部分もあります。
毎日、掃除はしたいものですが余裕のない場合は汚れた部分だけでもきれいにしておくと良いですね。
手際よく床材交換ができるよう準備をしておきましょう。
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デグーは一人暮らしにおすすめなの?留守番は?
ペットを飼う時に気になるのが「留守」や「鳴き声」といった事です。
デグーはきちんと餌さえ十分にあればお留守番もできます。
飼い主さんさえ気にならなければ2~3日程度の旅行もできるとされています。
いろいろと感情に合わせて鳴き声を変化させるデグーですが隣近所に騒音となるほどの大きな声は出しません。
夜行性でもないので、飼い主とともに眠ってくれます。
こういったところから一人暮らしの生活でも十分に飼育できるとされています。
とても賢く、人になつきやすいデグーなので一人暮らしでさみしい人におすすめなようです。
家族の一員として仲良く暮らしていけるようですよ。
まとめ
デグーの飼育方法についてでしたがいかがだったでしょうか?
特に難しい飼育方法ではないのですがまだまだ未知な部分があるという事、飼い始めて初めてわかることもあるという事は理解しておきたいものですね。
飼育できる環境、備品、そしてとっさの時に対処できる自分の生活環境についても準備はしっかりしておきたいですね。
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