小さな体と可愛いお顔がとても愛らしい、デグー。
最近では、ペットショップなどでも見かけるようになり、秘かに人気が上昇中のペットのようです。
その人気の所以は、可愛らしい見た目だけではなく、とても賢いところにもあり、自分の名前を覚えて呼ぶと、近くに来てくれたり、飼い主の手で寛いで眠ったりするなど、飼い主になついてくれる場合が、多くあるそうです。
また、このように飼い主になついている状態を「ベタ慣れ」といい、飼い主に「ベタ慣れ」したデグーの可愛い動画も話題になっているそう。
そんなデグーを飼いたいと、思っているのですね!
せっかくお迎えしたならば、ぜひとも「ベタ慣れ」して欲しいものですよね!
その為には、私達飼い主はどうすればいいのでしょうか。
今回は、デグーがなつくまでの方法、ベタ慣れしてくれるまでの方法を紹介したいと思います。
Contents
本当にデグーってなつくの?
そもそも本当にデグーはなつくのでしょうか。
ハムスターやネズミのような雰囲気だし、動画などで見る飼い主になついているデグーは特別なのでは?・・そう思ってしまうところですが、正解は、デグーは人によくなつくと、言われているそうです。
ただし、地道に少しずつコツコツと・・が、ポイントになるようで、一度でも、恐怖心を与えてしまったり驚かせてしまったりして信頼関係が崩れてしまうと、さらに時間がかかってしまうようです。
焦りは禁物!・・根気と愛情を持って接することで、「ベタ慣れ」なデグーになってくれる可能性が、グンと高まるようです。
デグーがなつくまでの方法は?
さて、デグーが飼い主によくなつくという動物であることは、わかりました。
根気と愛情・・と言われても、漠然としていて、何をどうすればいいのか分からないですよね?
そこで、デグーがなつくまでの方法を、具体的にその流れに沿って紹介したいと思います。
一緒に見ていきましょう。
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- 環境に慣れてもらう
- 飼い主に慣れてもらう
ひとつずつ説明すると、
環境に慣れてもらう
まず初めに何をするかというと、これからの飼育環境に慣れてもらいましょう。
デグーの生活環境が安定しないと「ベタ慣れ」してもらうことなんて夢のまた夢です。
私たち人間も訳も分からず知らない所へ連れてこられ、全く知らない人に声を掛けられたり触られたりしたら緊張や恐怖で怯えてしまいますよね。
デグーも同じです!
ペットショップでの環境と大きく変わり、今まで覚えていた匂いや雰囲気が一気に変わるのですから、あなたの家にやってきたデグーは不安や緊張感でいっぱい!
きっと何をされるか分からずに怯えているはずです。
デグーにとってあなたの家は未知の世界!危険な外敵がいる荒野と同じなのです。
そこで、デグーをお迎えしたらデグーが一番多くの時間を暮らす環境である「飼育ケージ」に慣れてもらうことが一番重要です。
はじめのうちは、掃除や餌やり程度にとどめておき、「この場所は安心」そう、デグーに知ってもらうことが先決なようですよ。
良くやってしまうのですが、念願のデグーが家にやって来てテンションが上がるのは分かるのですが、はじめの内は必要な時以外に触れ合うのはNGです。
デグーにとってあなたは外敵です。
外敵がいきなり捕まえようとしてきたら逃げますよね。
デグーから近づいてくるまでは出来るだけ触れ合うのも我慢しましょう。
無理やり触れ合うとデグーに敵として認定されて「ベタ慣れ」は難しくなりそうです・・・。
この段階で私たち飼い主がデグーに出来る事は「見守ること」です。
ケージの外では普段通りに、私達飼い主は生活をして、その環境や音、ニオイなどにも、ケージ内で慣れてもらうことが大切になります。
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飼い主に慣れてもらう
ケージに慣れてきて、新しい住環境に慣れて来たなと感じたら、次に、飼い主であるあなたに慣れていってもらいましょう。
とはいえ、焦りは禁物!
まずは、
- 飼い主がケージの側で過ごす時間を増やしてみる
- 名前を呼びながら餌を与える
程度にとどめておくことがいいそうで、飼い主の存在を認識させて
- 飼い主は怖い存在ではないこと
- 飼い主の声=餌をもらえる
と、認識させることが大切なようです。
あなたの存在を認識し始めたら、さらに少しずつデグーとの距離を縮めていきましょう。
目安としては
- あなたがケージの側にいても寝場所から平気で出てくる
- あなたがケージの側にいても餌を食べる
などがサインになるようで、このような様子が見られたら、
- 手のひらに餌を置き、手をケージの中に入れて、名前を呼びながらデグーが食べるのを待ってみる
- 外からデグーの名前を呼んで、近づいてくるか様子を見る
などを、何回かチャレンジしてみるといいそうで、名前を呼んだだけであなたに近づいてきたら、かなり心を開いているサインになるそうです。
このステップを踏んで、焦らずじっくり慣らしていくといいそうですよ。
しつこいですが、よくやってしまいがちなのですが、デグーを背後からいきなり抱っこするのはアウトです!
私たちも背後からいきなりつかまれるとドキッとしますよね。
あくまでもデグーが自分から近づいてくるのを待ちましょう!
デグーがベタ慣れになる方法
先に挙げた流れで、じっくり徐々になついてもらうのですが、実はいくつか「デグーにベタ慣れになってもらう為のポイント」も、あるそうです。
- 一匹だけで飼う
- 子供の頃から飼う
- たくさん声をかける
- オヤツなどを手で与える
- 驚かせない
どういうことでしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。
一匹だけで飼う
デグーは群れで生活をする習性がある為、多頭飼いをするとデグー同士で仲良くなってしまう為、飼い主になつかないことが多いそうです。
反対に、一匹だけで飼うことで、デグーは寂しがり屋な性格をしている為に、飼い主になつく可能性がグッと高くなるそう。
また、多頭飼いは喧嘩や繁殖などの問題も生じてしまうそうなので、なついてほしい上に、繁殖を考えていないのであれば、一匹だけで飼うことがオススメなようです。
子供の頃から飼う
デグーは大人に成長してからより、子供の頃の方が慣れるのが早いそうです。
大人になってからでも、もちろんなつかせることは可能ではあるものの時間がかかってしまう為、より根気が必要なようです。
一般のペットショップでは、既に大人に成長しているデグーが多い為、デグー専門の販売店や、ブリーダーを訪ねてみるといいそうですよ。
たくさん声をかける
デグーは聴力が優れているそうで、人間が聞こえない音も聞き分けることができ、デグー同士では、鳴き声を交わすことで会話をして、コミュニケーションをとっているそうです。
その為、デグーと信頼関係を築きたい場合は、たくさん声をかけてあげるといいそう。
日頃から、まめに声をかけてあげることで、なつきやすくなるそうですよ。
オヤツなどを手で与える
動物は、餌を与えてくれる人を信頼する習性があるそう。
日頃の水や餌を与えるのはもちろん、その際に、手でオヤツなどを与えてみるといいそうで、そうすることで「この手=飼い主は、餌やオヤツをくれる人」と、認識して信頼し、なつきやすくなるそうです。
そのうち、オヤツがなくても、飼い主の手に近づいてくるようになるようですよ。
↓コチラの記事も参考に
驚かせない
デグーは、とても臆病なところもあるそうです。
特に、飼育のし始めなどは、慣れない環境に怖がり、自分の巣穴から出てこないこともあるそう。
そのような場合も、やはり焦りは禁物!
無理に巣穴から引っ張り出して、驚かせたりするなどは絶対にNG!
飼い主が焦ることで、かえってデグーとの距離が広がってしまうので、気長にじっくり待ってあげることが大切なようです。
また、先にも触れましたが、デグーは聴力が優れている為、物音やインターホンなどを怖がることも多いので、騒音対策も考えてあげたほうがいいようですよ。
オスとメスとではどちらがなつきやすいの?
「なつきやすい」と、言われているデグーですが、オスとメスとに違いはあるのでしょうか。
はじめてデグーを飼う場合は、気になるところですよね!
個体差はもちろんあるものの、デグーはオスのほうが甘えん坊でなつきやすいと、言われている為、「ベタ慣れ」を目指しているのならオスがオススメなようです。
ただ、先にも少し触れましたが、これは一匹で飼う場合の話しで、オスであっても多頭飼いをする場合は、オスは縄張り意識が強い為、縄張り争いから激しいケンカが起きてしまうなど、様々な問題が起こることもあるそうです。
メス同士でもケンカが起こることもあるのですが、一概には言えないものの、オスほど激しいケンカになることないそうです。
将来的にずっと一匹でいいのか、いずれは多頭飼いをしたいのかなどを、デグーを飼うにあたって、しっかり考えたうえで、オスかメスかを決めることがいいようです。
また、もしもデグーを一匹で飼った場合には、寂しい思いをさせないように、たっぷりケアをしてあげることも大切なようですよ。
まとめ
デグーになついてもらう方法を、見てきました。
同じデグーでもやはり性格の違いはあり、友好的なタイプと人見知りをしてしまうタイプと様々なようですが、たとえ、人見知りでなかなかなついてくれないようなタイプでも、時間をかけてじっくり接していくことで、なついていくことは多いそうです。
また、デグーの気持を知って、考えてあげることも大切!
自分がなついてほしいから、ベタ慣れして欲しいからと、強引にスキンシップをはかるのではなく、「もう、慣れてきたのかな」「まだ、怖がっているのかな」など、きちんと知ってあげる必要があるようです。
焦りは禁物!
「目指せ、ベタ慣れ!」優しい気持ちと愛情を持って、少しずつ、可愛いデグーになついてもらいましょう!
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