トイプードルの赤ちゃんの育て方としつけ方

赤ちゃんの犬はとてもかわいく、ついつい触ったり構ったりしたくなってしまいますよね。

しかしこの生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃん期はお世話にも手がかかりますし、成犬になってからの癖や性格を左右する時期でもあるので、やっておくべきしつけなどもあります。

それでは、トイプードルの赤ちゃんの育て方についてご説明していきたいと思います。

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トイプードルの赤ちゃんを迎え入れたらやること

トイプードルの赤ちゃんを自宅に迎え入れた最初の一週間は環境に慣れさせるための期間です。

生まれたばかりで母犬やきょうだいたちと別れて突然見知らぬ場所に連れてこられて、赤ちゃんはかなり戸惑っています。

連れ帰った直後は触ったり遊んだりしたい気持ちが大きいと思いますが、特に最初の3日間ほどはあまり構わないでよく休ませてあげます

トイプードルの赤ちゃんの平均の睡眠時間は一日15時間前後なので、一日のほとんどを寝て過ごすので眠っている時は無理に起こさないようにしましょう。

毎日のお世話として、飼い主は次のことをする必要があります。

  • ワンちゃんのためのスペースをつくる
  • ミルクや餌を与える
  • 健康状態の確認
  • 温度管理

ケージやサークルなどに毛布などを用意して休む場所を作ります。

毎日の餌(ミルクや離乳食)も赤ちゃんのうちは一日に何度も与えることになります。

ウンチなどを見て健康状態をチェックし、赤ちゃんのうちは温度変化にも弱いので室温の管理に気をつけます。

トイプードルの赤ちゃんの餌は?

赤ちゃんのうちは特に成長が早く、ミルクや食べられる餌の量は日々変わってきます。

赤ちゃんや子犬用のものを用意し、与える量はミルクや餌のパッケージに書いてある量を参考にしましょう。

生後3週間まで=授乳期

この時期はまだ目も開いておらず、ひたすら母乳またはミルクを飲んでは寝ることを繰り返します。

ミルクは必ず子犬用のものを用意し、スポイトや哺乳瓶などで与えます。

  • 生後1週間は12.5gのミルクを1日に8回
  • 生後2週間は15gのミルクを1日に6回
  • 生後3週間は17.5gのミルクを1日に4回

と回数を減らし、そのぶん1回に与える量を増やしていきます。

生後4週間~生後8週間=離乳食移行期

飲みなれたミルクと離乳食を半分ずつ容器に混ぜるようにし、徐々に離乳食に慣れさせていきます。

1日に4回くらいに分けて与えるようにしましょう。

生後8週間以降=やや硬めのドライフード

ミルクなしの離乳食から、歯もはえそろってくるので少しずつ固いものを食べさせるようにします。

生後50日ごろには子犬用のドライフードに移行していきます。

餌を与える回数は、一度に食べられる量が増えてきたら1日4回から徐々に減らしていき、12か月になる頃には1日に1回でも大丈夫になります。

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赤ちゃんのうちにするべきしつけは?

生後1~3ヶ月は社会性を身に着ける期間で、特に好奇心が旺盛で様々なものに興味を示します。

この時期にきちんとしつけをして社会性を身に付けなければ、成犬になってからも飼い主の言うことを聞かなかったり、吠えたり噛んだりといった問題行動を起こすようになってしまいます。

ケージやサークル内で吠えても外に出さない

一度ケージに入れたら、吠えるからと言ってすぐに外には出さないようにしましょう。

「吠えれば出してもらえる」と覚えさせてしまうとケージやサークルに慣れずに、常に外に出ようとしてしまいます。

最初はかわいそうに思うかもしれませんが、2週間ほどすれば慣れてきます。

噛み癖をつけない

赤ちゃんのうちは特にいろいろなものを口にいれて噛んでしまいます。

何を噛んでよくて何がダメなのかは当然わからないので、家具や電気コードなど噛んではダメなものを噛んでしまった時は厳しく「ダメ!」と言ってから、噛んでもよいおもちゃなどを与えるようにしましょう。

トイレや留守番などはもう少し成長してから

赤ちゃんのうちはトイレの場所を覚えるのはまだ難しいので、生後3ヶ月ほどしてからトイレの場所を覚えさせるトレーニングを始めます。

留守番も子犬のうちは危険なので、早くても生後3ヶ月くらいまでは待ちましょう。

他の犬と交流させる

どのくらいの力で噛んだり引っ掻いたりすると痛いのかを学ぶのもこの時期です。

親犬やきょうだいとじゃれあう中で身についていくものですが、単独で飼われている犬はその機会がありません。

散歩ができるようになったら、できるだけ他の犬とも交流する機会をもうけて、力加減や社会性を身に付けさせましょう。

お散歩はどのくらいから?

2回目のワクチン接種が終わってから、1週間ほどして問題がなければお散歩を始めても大丈夫です。

だいたい生後3か月頃になります。

それまでは、外に出るとしても抱っこして短時間であれば問題はありませんが、まだ体が弱いので、暑いまたは寒い日や時間帯は避け、他の犬との接触や病気、寄生虫などには気をつけましょう。

ワクチン接種について

1回目のワクチンは生後6週~8週に接種し、その後2~4週間間隔で2回目以降を接種します。

購入時の月齢によってはワクチンを接種済みの場合もありますので、ワンちゃんを購入する場合にはペットショップやブリーダーなどに確認するようにしましょう。

まとめ

赤ちゃんの時期は気を使うことも多く、ミルクや餌の用意やしつけも大変かもしれませんが、この時期を過ぎれば一緒に遊んだり、散歩に連れて行ったりとできることもどんどん広がっていきます。

でも、赤ちゃんの時期はあっという間に過ぎてしまうので、振り返ると「あんなこともあったな」と懐かしく感じると思います。

毎日の成長を楽しみにしながらしっかりお世話をして、もしわからないことや気になることがあれば、獣医さんやブリーダーさんに相談して、早めに解決するようにしましょう。

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