可愛い見た目と、穏やかで懐っこい性格などから、ペットとして大人気のうさぎ。
ちょっと丸いフォルムとクリっとした大きな瞳がとても愛らしくて、見ているだけで癒されますよね。
そんな可愛いうさぎに、出産の予定があるのですね!
うさぎの妊娠期間は、約1ヶ月と言われているので、出来れば妊娠が分かった時点で巣箱などを準備してあげるといいようです。
とはいえ、巣箱って何?どうして必要なの?
分からないことが、たくさんありますよね。
そこで今回は、出産を控えているうさぎに私達飼い主が準備すべきものを、調べてみました!
無事に元気な赤ちゃんを産んでもらう為に、必要な物とは・・?
一緒に見ていきましょう!
Contents
出産の巣箱って何?どうして必要なの?
そもそも野性下のうさぎが出産する時は、外敵などの視線から身を守る為に、土に穴を掘り、その中に葉っぱや自分の毛を敷くなどして巣を作り、出産をすることが多いそうです。
その目的としては
- 外敵から身を守り、安心して出産して育てる為
- 子供を寒さから守る為
などになるのですが、飼育下の場合、土のように穴を掘って巣を作ることは出来ませんよね。
その為、飼い主がケージ内に「巣箱」と呼ばれるものを用意して、母うさぎが出産や授乳などの子育てを、安心して出来るように準備してあげる必要があるようです。
また、生まれたてのうさぎは毛がまだ生えていない為、寒さをしのぐ為にも巣箱が必要なようです。
通常、うさぎの出産予定の1週間~10日程前になると、母うさぎは巣作りを始めるので、その頃までに巣箱を準備してあげるといいのですが、もし、妊娠前であっても、いずれ出産をさせる予定でいるのなら、早めに巣箱を用意してニオイや雰囲気などに慣らしておくといいようです。
やはり私達人間と同様に、母うさぎも、慣れている場所の方が安心出来るようですよ。
うさぎの出産にはどんな巣箱がいいの?
うさぎの出産には巣箱がとても大事であることが、わかりました。
では、どのような巣箱がいいのでしょうか、いくつかポイントがあるようです。
- 周囲から見えないようになっているか
- 通気性はあるか
- 適温を保てるか
- 大きさは適正か
色々あるようですね、ひとつずつ見ていきましょう。
周囲から見えないようになっているか
先にも触れましたが、うさぎの出産に巣箱が必要な理由としては、周囲からの目を遮断することにあります。
出入口も小さく、四方がしっかりと囲われている巣箱がいいようですが、天井や側面のどこか一か所が外せるようになっていると、中の様子を確認しやすいので便利なようですよ。
通気性はあるか
周囲からの目線は遮断できつつ、やはり通気性も大切なようです。
理由としては
- ニオイがこもるのを防ぐ
- 適切な湿度を保つ
などになるようで、ニオイの原因としては
- 母うさぎの胎盤や出産による出血
- 授乳のミルク
- 赤ちゃんうさぎの尿
などになり、小さな巣箱の中ではどうしてもニオイがこもってしまうそうです。
数か所に数ミリの穴が開いていると風が通り、通気がよくなるようですよ。
適温を保てるか
風通しとのバランスがとても難しいのですが、冬に産まれた場合、寒さをしのいであげることも大切です。
先にも触れましたが、産まれたばかりのうさぎは毛が生えていない為、とても寒いそうです。
巣箱の中に
- トイレシートを敷く
- チモシーなどの干し草を敷き詰める
などをするといいようですが、真冬などはそれでも寒くなってしまうそう。
市販されている巣箱には、ペット用のヒーターを入れられるような作りになっているものもあるそうなので、真冬の場合は、そのような巣箱を準備してあげるといいようです。
ただし、ペットヒーターは、低温火傷にじゅうぶん注意をして使用してくださいね。
大きさは適正か
巣箱の大きさも重要なポイントになります。
- 巣箱を入れるケージの大きさ
- トイレ、餌入れなどのケージ内のレイアウト
- 母うさぎの体の大きさ
などに合った、適正な大きさの巣箱を選んであげることが大切なようです。
巣箱が狭すぎると、母うさぎが産まれたうさぎを踏んでしまうことになり、大きすぎると落ち着かなくなるそうですよ。
ペットショップやインターネットなどで巣箱は市販されているようですが、緊急にうさぎが出産する場合などは、段ボールなどでもいいので巣箱を用意してあげるといいそうです。
それほど、うさぎの出産にとって、巣箱は大切なものになるようですよ。
うさぎの出産で巣箱以外に準備する物は?
うさぎの出産において、巣箱がとても重要であることがわかりました!
基本的にはウサギの妊娠出産は母うさぎに任せて、飼い主はそっと見守っていることが大切なようですが、環境を整えてあげることは大切!
巣箱以外にも、いくつか準備するべきものがあるようです。
- チモシーなどの干し草
- トイレシート
- 手袋
ん?手袋?どういうことでしょうか、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
チモシーなどの干し草
保温用と母うさぎが食べる用に、巣箱の中に敷き詰めてあげるといいようです。
個体によっては、チモシーが少ないと自分の毛を大量にむしって、敷き詰める母うさぎもいるそうです。
出来るだけ、多くのチモシーを入れてあげたほうがいいようですよ。
チモシーです。
トイレシート
出産後は、出血や授乳のミルクなどで、巣箱内が汚れてしまうそうです。
犬や猫用に市販されているトイレシートを、チモシーを敷き詰める前に敷いておくと、掃除などがしやすくなるようです。
手袋
なぜ手袋が必要なのでしょうか、不思議ですよね。
巣箱内の掃除や、産まれた赤ちゃんうさぎの様子を見る時などは、手袋をするといいそうです。
なぜなら、デリケートな母うさぎの場合、赤ちゃんうさぎに人間のニオイが付くことで、育児放棄や赤ちゃんを攻撃してしまうことがあるそう。
基本的には育児はうさぎにお任せして、飼い主さんは赤ちゃんうさぎには触らない!
どうしても触る必要がある場合には、手袋をして人間のニオイをつけないことが大切なようです。
出産後の母うさぎは、たくさんの栄養を母乳によって奪われていきます。
母うさぎの栄養の為に、たくさんのチモシーや新鮮な野菜などを準備しておくことも大切なようですよ。
うさぎの出産においての心の準備
先にも触れましたが、うさぎは育児放棄をしてしまうことが多々あるようです。
その場合は、飼い主である私達が、母うさぎに代わって赤ちゃんのうさぎを育てなければなりません。
万が一に備えて
- 赤ちゃんうさぎ用のミルク
- 赤ちゃんにミルクを飲ませる為のスポイト
などを準備しておくと安心なようです。
また、悲しいことですが、育児放棄と同時に、母うさぎや父親のうさぎが、赤ちゃんうさぎを攻撃してしまうことも有り得るそう。
その理由としては
- 赤ちゃんに人間のニオイが付いてしまった
- 母うさぎが育児をする環境が整っていない
- オスのうさぎが赤ちゃんうさぎを攻撃してしまう
- 母うさぎが出産後も落ち着けずにいる
などになるようです。
どんなうさぎにも起こり得ることなので、飼い主はそのことを念頭に置きながら、過干渉にならないように見守り、出産の環境を整えてあげることが大切なようです。
まとめ
うさぎの出産の巣箱と、出産の為に必要な物を見てきました。
巣箱はうさぎの出産にとって、とても大切なものになるようですね!
また、それ以外にも準備するべきものがあることもわかりました。
また、巣箱内にチモシーをしっかりと用意してあげないと、自分の毛を大量にむしってしまうとは驚きでしたが、母うさぎの強い母性愛を感じました。
とはいえ一方では、育児放棄などの可能性もあるので、飼い主がきちんと出産や育児の環境を整えてあげること、構いすぎないことも大切なようです。
可愛いうさぎの可愛い赤ちゃんが、すくすくと元気に育つように、たくさんの大きな愛情で見守っていてあげましょう!