猫の顔まわりをよく見ると、立派なひげが何本も生えているのがわかると思います。

邪魔そうに見えたり不揃いで格好悪いと思っても、猫のひげは人間のひげと違って重要な役割をもっているので、決して抜いたり切ったりしてはいけないものなのです。

では猫のひげにはどのような役割があり、なぜ大切にしなければいけないのか、ご説明していきたいと思います。

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猫のひげの役割は?

猫のひげは、鼻の横、目の上、あごの下、頬骨のあたりの4か所から生えています。

全部で50~60本生えており、これは無駄に生えているわけではなく、人間のひげとは異なる大切な役割を果たしています。

猫のひげの根元にはたくさんの神経が通っている高感度なセンサーのようなもので、平衡感覚を保ったり、障害物や空気の流れを感知したりすることができます。

狭い通り道を通れるか見極める際には障害物を認識するのにひげを使いますし、バランス感覚にすぐれているのもひげで平衡感覚を保っているためです。

夜行性である猫は、目で見るだけでなくひげのセンサーも使うことで、暗闇でも自由に動き回ることができます。

目の上のひげは目を守る役割がありますし、水分やほこりなどの細かい汚れを察知して顔を洗ったりします。

また、猫のひげを見ることで感情を把握することもできます。

ひげが下を向いているのはリラックスしている時、ひげが上を向いているのは嬉しい時、ひげが全体に広がってピンと立っているのは興奮状態や警戒をしている時になります。

猫のひげを切ってはいけない理由は?

邪魔そうだから、揃えてあげたいからと猫のひげを切ったり、無理矢理抜いたりしてはいけません。

猫のひげは上記したように様々な役割をもっています。

ひげを切ってしまうと、方向感覚や平衡感覚を失ってフラフラしたり動かなくなってしまいます

猫のひげは、およそ半年間隔で自然と生え変わります。

自然に抜ける以外は放っておくようにしましょう。

ちなみに自然に抜けたひげを見つけたら、取っておくといいでしょう。(理由は後述します)

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猫のひげ袋って何?

猫の口周りのふくらみを「ひげ袋」と呼ぶことがありますが、正式名称は「ウィスカーパッド」と言います。

このひげ袋は、猫にとって大切なひげを支える役割があります。

猫のひげは体毛の2倍の太さ、体毛の3倍の深さから生えていて、ひげ袋にはたくさんの神経が通っているため、とても敏感な器官です。

そのため猫はひげやひげ袋を触られるのを嫌がり、あまり無理矢理触ろうとすると怒ることもあります。

ひげ袋の形や色は個体差があり、猫の顔を決めるチャームポイントの一つでもあります。

猫のひげが抜ける原因は?

猫のひげは、ある時期(特に子どもから大人への成長過程)や定期的に自然と生え代わるために抜けます。

抜け落ちるのが1~2本なら生え代わりのためなので心配ありませんが、一度に何本も抜けた場合は病気やストレスによる可能性があるので注意が必要です。

ひげが抜けることで疑われる病気に「ニキビダニ症」があります。

この病気は、猫の体内にいるダニが毛包の中に寄生して皮膚炎を引き起こし、脱毛、ただれ、フケ、かゆみ、のう胞ができるなどの症状が現れます。

また、人間もストレスで髪の毛が抜けたりすることもあるように、猫のひげもストレスが原因で抜けることがあります。

ニキビダニ症はストレスから発症することも多く、猫にストレスをかけないことが病気の予防になります。

猫のストレスを和らげるためには、定期的に運動をさせたり、ブラッシングなどをしながらスキンシップをとってあげましょう。

猫のひげが何本も抜けたようなら、猫がストレスを感じていないか、または病気になっていないか動物病院に行ってみてもらうようにしましょう。

猫のひげを袋に入れてお守りにすると良いの?

猫のひげを「お守り」として持っていると幸運を招くと言われています。

ヨーロッパなどでは猫は幸運を呼ぶ生き物とされ、黒猫は商売繁盛や海難事故を防ぐといった信仰があります。

日本でも「招き猫」があるように、幸運や商売繁盛の象徴とされています。

猫が幸せをもたらす話が数多くあり、また、猫のひげはなかなか抜け落ちないのでその希少性からも「お守り」として価値のあるものとされるようになったのでしょう。

猫のひげの保管方法は?

猫のひげは、お財布に入れて持ち歩くと金運アップや厄除けになると信じられています。

他にも、お守り袋に入れて持ち歩いたり、専用の桐の保管用ケースも売られています。

飼い猫のひげであればより愛着もありますし、お守りとして肌身離さず持っていれば、猫に見守られてご利益がありそうな気もしますよね。

猫のひげケースです。

まとめ

猫のひげは猫が生きていく上で欠かせない重要な役割を持っているということがお分かり頂けましたでしょうか。

もしお守りとして持ちたいとしても、無理矢理抜くことはやめましょう。

精気を失って動かなくなってしまったり、ストレスを感じて体を壊してしまいます。

自然に生え変わるのを待って、抜けているのを見つけたら大切にとっておくようにしましょう。

 

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