猫の喧嘩の理由とじゃれ合いとの違い!止めないと死ぬ事もある?

「フギャー!ニャウニャウニャウ!!」

今日も猫の喧嘩が始まってしまいました。

何故猫は喧嘩をしてしまうのでしょうか。

そして、喧嘩を止めさせないと死んでしまうこともあるのでしょうか。

猫の喧嘩の理由など喧嘩にまつわるあれこれを見ていきたいと思います。

Contents

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猫が喧嘩をする理由は何?

猫が喧嘩をする理由は、以下のようなものがあります。

 

  • メスを巡る喧嘩
  • 縄張り争いが原因の喧嘩
  • 猫同士の相性が悪い

 

順番に見ていきましょう。

メスを巡る喧嘩

発情期のオス同士でよく起こる喧嘩です。

発情期が何のためにあるのかというと、ズバリ「子孫を残すため」です。

そのために「より多くのメスと交尾がしたい」とオスは本能的に思います。

それは他のオスも同じことで、自分の子孫を残すために他のオスは邪魔ですので、これを排除しなければなりません。

故に喧嘩になるのです。

一方、争いの対象になっているメスもオスなら何でも良いと思っている訳ではなく、出来るなら強いオスとの子を産みたいと思っています。

より強いオスの子であれば、出産後も生き残り、子孫を残す確率が高くなるからです。

だから、オスたちの喧嘩を静観し、勝った方のオスと交尾をし、妊娠・出産します。

ちなみに、猫は交尾の刺激で排卵するため、交尾をすればほぼ確実に妊娠します。

もし飼い猫が外出する習慣があり妊娠を望んでいないのであれば、去勢・避妊手術を受けさせましょう。

手術を受けさせることで妊娠だけでなく、喧嘩や病気などを予防することが出来ます。

 

↓コチラの記事も参考に

縄張り争いが原因の喧嘩

動物にはそれぞれ「縄張り意識」があります。

特に猫は縄張り意識がかなり強く、自分の縄張りに勝手に他の猫がずかずかと上がり込むのを嫌がります。

もし、自分の縄張りでそんな図々しい猫を見つけたら、全力で排除しにいきます。

結果、喧嘩になるのです。

猫が電柱や壁などに霧状のおしっこをかけているのを見ることがあると思いますが、これは「マーキング」と呼ばれる縄張りを主張するための行動です。

マーキングをすることにより、自分の縄張りを主張し、無駄な喧嘩を避けているのです。

猫同士の相性が悪い

室内飼いの猫に多い理由です。

動画投稿サイトやSNSなどで、複数の猫が仲良く寄り添っている動画や画像を目にすることがあると思います。

仲良く寄り添っている猫はとても可愛くて微笑ましいですし、是非自分の愛猫もそういう風になって欲しいと新しい猫を迎える人もいるでしょう。

しかし、いざ迎え入れると猫同士が激しく喧嘩をしてしまい、思わぬ事態に呆然としてしまうことも。

このような場合、猫同士が慣れていないのもあるかも知れませんが、基本的に相性が良くなく、同室での飼育が出来ない可能性が高いでしょう。

特に先住猫の方が「自分の縄張りを侵害された!」という意識を強く持ちます。

相性が良くないのに無理に同室での飼育を強行するのは、猫にとってストレスでしかありません。

猫たちもためにも、速やかに住み分けを行いましょう。

残念ですが、同じ猫だからといって無条件で仲良くすることが出来ない場合もあるのです。

猫の喧嘩とじゃれあいの違いは?

「これは喧嘩?それともじゃれあっているのかな?」と判断が付かないときがあります。

以下のような変化があれば、じゃれあいではなく喧嘩だと判断出来ます。

 

  • 目の瞳孔が開いている
  • 甲高い声で威嚇している
  • 至近距離で睨み合っている
  • しっぽが膨らんでいる

 

それぞれの特徴を見ていきます。

目の瞳孔が開いている

猫は虹彩という目の中にある筋肉を動かすことにより、瞳孔が開いたり閉じたりします。

これにより、瞳孔の中に入る光の量を調節しており、暗いところでは瞳孔が開き、明るいところでは光を取り込む必要がないために閉じて細くなります。

瞳孔が開くのは暗いところにいるときだけではなく、興奮している時も瞳孔が開きます。

猫同士が向かい合っている時に瞳孔が開いているのであれば興奮しているため、本気の喧嘩をしている可能性が高いです。

甲高い声で威嚇している

威嚇もじゃれあいでは見られない行動です。

少なくとも威嚇している猫は嫌がって警告しているため、猫たちをそれぞれ別室に隔離して落ち着かせましょう。

至近距離で睨み合っている

猫は、基本的に不用意に相手に近寄りません。

何故なら、喧嘩を誘発してしまう可能性があるからです。

そんな猫が至近距離で睨み合っているのであれば、一触即発の状態です。

まずは、猫たちを刺激しないように様子を見ましょう。

しっぽが膨らんでいる

しっぽが膨らんでいるのは、興奮している証拠です。

じゃれあいを越え、本気の喧嘩をしているので、喧嘩を止めるときは慎重に行いましょう。

 

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猫の喧嘩で死ぬ時もあるの?

結論から言うと、喧嘩で死ぬ時もあります。

熱帯魚のベタなどのように相手が死ぬまで喧嘩する生き物がいる一方で、猫は死ぬまでの喧嘩は基本的にしません。

形勢が不利だと判断すると、降参します。

そして、相手もそれ以上は手を出しません。

しかし、喧嘩の際に引っ掻かれたり噛まれたりした時に致命傷を負い、それが元で後々命を落とす場合も十分考えられます。

そして、喧嘩する猫が必ずしも健康体であるとは限らず、中には病気を持っている猫もいます。

喧嘩をしたことにより病気に感染し、命を落とす場合もあります。

猫の喧嘩の止め方は?

猫の喧嘩は結構激しく、何とかして止めないとという気持ちになります。

ほうきを振り回したり大声を出したりバケツで水をぶっかけたりして猫をビックリさせて喧嘩を止めることも出来るかと思います。

しかし、猫同士の喧嘩を止めさせるのはオススメ出来ません。

興奮した猫に引っ掻かれたり噛まれたりして、喧嘩を止めに入った人間が怪我を負う可能性があるからです。

基本的に猫は死ぬまで喧嘩することはないので、落ち着くまで待ちましょう。

飼い猫同士の喧嘩の騒音が近所迷惑になってしまったり、どうしても何かしたいというのであれば、弱い立場の猫が逃げ込めるような場所を作ってあげてはどうでしょうか。

喧嘩が始まったら、さっと弱い立場の猫を逃げ場所に誘導する。

これだけで、喧嘩の騒音や喧嘩で怪我をする可能性が大幅に減らせます。

野良猫の喧嘩がうるさい時の対策は?

野良猫は元気そうに見えても病気を持っている可能性が高いため、喧嘩の仲裁に入るのは危険です。

家の外で喧嘩されるとうるさいですが、耳栓でもして聞こえににくしておいて放置しておく方が良いでしょう。

ですが、一晩中喧嘩されたり毎日喧嘩されると、寝不足になってしまうこともあります。

耳栓をしてやり過ごせれば良いのですが、どうしても我慢出来ない場合は、猫が寄り付かない環境を作ることから始めましょう。

猫はみかんなどの柑橘系の香りやお酢のような酸味のある香りが苦手ですので、猫が来る場所にスプレーしておくと良いでしょう。

ただし、スプレーしすぎると人間まで寄り付かなくなる恐れもありますし、ご近所トラブルの原因になることも。

事前にご近所の方に説明しておく方が良いでしょう。

 

↓コチラの記事も参考に

まとめ

猫は基本的に単独行動をする生き物です。

好戦的に誰彼構わず喧嘩をするのではなく、致し方ない事情があって喧嘩に発展してしまうようです。

喧嘩の原因は縄張り争いやメスを巡ってなど様々ですが、不用意に手を出すと怪我をする恐れがあるため、人間の関与は出来るだけ避けた方が良いでしょう。

ただ、自分の飼育している猫たちが喧嘩ばかりする時は相性が良くない可能性が高いため、放置していると喧嘩から怪我をする恐れがあるため、生活空間を分けてやるなどの対策を取る必要があります。

何かのきっかけで仲良くなる可能性もありますが、望みは薄いと考えて下さい。

猫が喧嘩をする理由を知り、猫との関係がより良いものになることを祈ります。

 

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