手の平サイズの小さな体と、可愛いお顔が人気の、デグー。
黒い円らな瞳が、とても愛らしいですよね!
そんなデグーをお迎えしようかと、考えているところなのですね!
性格も賢くて飼い主さんにもよく懐くことから、「一度飼うと、ハマってしまう!」と、多くの飼い主さん達を、夢中にしているそうです。
あなたも、きっとデグーに夢中になるはず・・ますます飼いたくなりますよね!
とはいえ、生き物ですから悲しいかな、必ずいつかはやってくる、お別れ。
ペットを飼うに当たり、そのペット達の寿命を知っておくことはとても大切なことで、それが、ペット達の幸せにも繋がるはずです。
今回はデグーの寿命や長生きの秘訣について、調べてみました。
デグーの幸せと長生きの為に・・しっかり把握しておきましょう!
Contents
デグーの寿命はどのくらいなの?
デグーの寿命・・何となく、体も小さいし弱そうなイメージがありますよね?
デグーの平均寿命は6~10年と言われているそうです。
長いと思いましたか?短いと思いましたか?
実は、デグーと同じ「げっ歯類」であるハムスターなどは、2~3年とされているので、小動物の中では比較的長寿になるようです。
また、中には12年も生きたデグーもいたそうですが、個体差はもちろんあり、中には平均寿命を迎える前に亡くなってしまうこともあるそうです。
デグーの長生きの秘訣は?
ペットとはいえ、飼えば立派な家族の一員です!
6~10年などと言わず、11年、12年・・少しでも長く同じ時間を過ごしたいと、誰しもがそう、思いますよね!
デグーに長生きをしてもらう為には、私達飼い主は何に気を付ければいいのでしょうか。
いつくかポイントがあるようです。
- 食事の管理
- 運動
- 生活環境
- ストレス
私達人間にとっても大切な生活習慣が、ポイントになるのですね。
デグーにとっての適切な生活習慣とは?ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
食事の管理
やはり食事の栄養が偏っていると、デグーも病気になりやすいそうです。
デグーは、完全草食性なのでチモシーやアルファルファなどのイネ科の牧草を、主とするといいそうです。
デグー専用の「ペレット」と呼ばれるものも市販されているのですが、それはあくまで、牧草だけでは足りない栄養を補うための補助的な食事やオヤツとなり、嗜好性が高くデグーも喜んで食べることも多いのですが、与えすぎることで
- ペレットしか食べなくなる
- 肥満になる
可能性がある為、注意が必要なようです。
また、デグーに与えないほうがいいものとしては、糖の代謝が上手に出来ない為
- サツマイモ
- リンゴ
- いちご
などの糖分の高い果物や野菜になどには注意が必要なようです。
それ以外にも、中毒症を引き起こす為、与えてはいけないものとしては
- ネギ類
- にんにく
- アボカド
などになるようです。
人間にとっては美味しい食べ物でも、デグーにとっては毒になってしまうことを、忘れないようにしないといけませんよね。
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運動
本来デグーは、運動量も多く好奇心も旺盛で、とても活発な動物になるそうで、野生のデグーは、ほとんどの時間を巣穴の外で動き回っていることが多いのだとか。
その為、ケージ内で過ごす飼育下のデグーは、運動不足によってストレスが溜まり、体調を崩して寿命が短くなってしまうことも有り得るそうです。
対策としては
- ケージ内に止まり木、ステージ、トンネル、回し車などを設置する
- 危険なものを除去した部屋に出してあげて、走らせてあげる
などをするといいそうですよ。
運動不足は、ストレスだけでなく肥満に繋がってしまうこともあり、私達人間と同様にデグーも肥満は様々な病気に繋がってしまう可能性がある為、注意が必要なようです。
生活環境
当然のことですが、デグーに合った生活環境を保つことはとても大切で、不衛生でデグーに合わない生活環境では、ストレスや病気の原因となってしまうようです。
具体的には
- 温度は20~25℃、湿度は40~60%前後を保つ
- ケージ内は毎日糞を取り除き、敷き草を交換する
- 週に一回は止まり木、回し車、餌入れ、ステージなどのケージ内を全て掃除する
- 飲水は常に新鮮なものを、いつでも飲めるようにしておく
などをする必要があるそうです。
温度については、飼育している部屋の室温が、夏は28℃以上、冬は10℃以下にならないように、気を付ける必要もあるようですよ。
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ストレス
デグーはストレスを溜め込みやすい動物と、言われているそうで、ストレスは様々な体調の不調と繋がってしまうそうです。
また、デグーは自傷行為といって、ストレスによって自分を痛めつけるような行動をとることもあるので、ストレスのケアには特に注意が必要なようです。
デグーが感じるストレスには
- 縄張り意識の強いオス同士が、同じケージ内に飼育されている
- 一匹で飼育されていて寂しい
- 上から掴まれる、両手で抑え込まれる
などがあるようで、複数のオス同士で飼っている場合、激しい喧嘩になりケガを負ってしまうことも多くあるそうです。
とはいえ、一匹で飼育している場合は、寂しい、退屈などとストレスを溜めてしまいがちなので、こまめに優しく話しかけたり一緒に遊んだりするなどの、スキンシップをとってあげることが大切なようですよ。
デグーがかかりやすい病気とは?
一般のネズミと違って「特有の病気を持っていない」と言われている、頼もしいデグー。
とはいえ、かかりやすいとされている病気もいくつかあるようで、デグーは体調の変化をあまり表に出さない為、少しでも体調を崩すと命にかかわってくることも多いそうです。
その為、何か「おかしいな」と思ったら、すぐに動物病院を受診することが大切で、また、予めデグーを診てくれる病院をいくつかリストアップしておくことも、とても大切になるようです。
そんなデグーが、かかりやすい病気とは
- 熱中症
- 低体温症
- 糖尿病
- ビタミン欠病症
などが、あるようです。
ひとつずつ見ていきましょう。
熱中症
デグーは自分で体温調節が出来ない為、気温の変化に影響を受けやすいそうです。
症状としては
- 体が熱い
- 呼吸が乱れている
- 元気消失
- 食欲減退
- 耳が赤くなっている
などになるようで、応急処置としては
- 冷たいタオルなどで体を冷やす
- 脱水を起こしている場合は、スポイトなどで水分を補給させる
などになるのですが、やはり早急に動物病院を受診することが大切なようです。
低体温症
熱中症とは逆に、寒さなど温度が低いことで体調を崩してしまうことです。
症状としては
- 体や手足が冷たい
- 震えている
- 意識がない
- 呼吸数が少ない
などになるようで、応急処置としては
- 体を少しずつ温める
- 水かぬるま湯をスポイトなどで与える
になるようですが、やはり、早急に動物病院を受診することが大切なようです。
糖尿病
先にも少し触れましたが、デグーは糖の代謝が上手に出来ない為、糖を過剰に摂取してしまうことで、発症してしまうようです。
症状としては
- 多飲多尿
- 体重減少
- 元気消失
などになるようで、発症すると治療は困難とも言われているそうで、病院での投薬や食事療法などをしていくそうです。
また、糖尿病は免疫力も低下してしまうので、感染症にかかってしまう可能性もあるので注意が必要なようです。
ビタミン欠乏症
デグーはビタミンCを体内で作れない為、体内のビタミンCが欠乏することにより、体の器官内で出血性の障害を発症してしまうそうです。
症状としては
- 元気消失
- 動きが鈍る
- 体重減少
- 歯肉の出血
などがあるようで、動物病院を受診することがもちろん大切で、ビタミンC入りサプリメントなどで、ビタミンCを体内に補給して免疫力を高めていくそうです。
まとめ
小動物の中では長寿と言われているデグーではありますが、その寿命はやはり6~10年と、私達人間からすると、切ないくらいに短い一生です。
だからこそ、その一生を幸せに楽しく、少しでもストレスがないように、そして、少しでも長く共に過ごせるようにしていきたいですよね。
賢くて、愛情をかければかけるほど懐くと言われている、デグー。
たくさんの愛情をかけて、私達の手でその一生を、幸せなものにしてあげましょう!
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