うさぎの避妊手術について

今も昔も変わらない人気を誇る、うさぎ。

幼稚園や小学校などで飼われるなど、多くの子供達に愛されていますが、最近ではペットとしての人気も高いそうです。

見た目の愛らしさはもちろんのこと、飼育スペースも小さくてすむことと、性格が穏やかで飼育がしやすいことなどが、その人気の理由になっているそうです。

そんな可愛いうさぎですが、ペットとして飼育していて繁殖などを考えていないメスのうさぎの場合は、やはり避妊手術を受けたほうがいいのでしょうか。

でもあの小さな体に、病気でもないのにメスを入れる・・迷われている飼い主さんが、とても多くいるそうです。

お気持ち、よくわかります。

そこで今回は、メスのうさぎの避妊手術について調べてみました。

避妊手術をするか否か・・少しでも、あなたがその結論を出す為の参考になれば、幸いです。

一緒に見ていきましょう。

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うさぎの避妊手術は必要?しないとどうなるの?

うさぎのメスの避妊手術、必要なのでしょうか。

これについては、飼い主によって考え方は様々で「これが正解!」というのは、ないそうです。

なので、まず大切なことは「正しい情報を知ること」になるようです。

可愛いうさぎの為に正しい情報を知って、あなた自身が納得いく判断をすることが大切です。

そこでまず、うさぎは避妊手術をしないと、どうなることが考えられるのかを調べてみました。

  • ホルモンバランスが乱れる
  • 妊娠してしまう
  • 子宮や卵巣の病気

どういうことでしょうか、ひとつずつ見ていきましょう。

ホルモンバランスが乱れる

避妊手術をしておらず、且つ、妊娠などの経験がないうさぎは、ホルモンバランスが乱れてしまうことが多いようです。

その結果、攻撃性が強くなったり、喧嘩が増えたりするなどの行動が見られるようです。

妊娠してしまう

うさぎはとても繁殖力の強い動物で、すぐに妊娠してしまうそうです。

オスとメスとで多頭飼いをしている場合など、普段は別のケージで飼育していても、ほんの僅かの接触時間があったことで、気付いたら妊娠してしいた・・などということもあるそうです。

また、うさぎは少なくても3匹、多いと10匹の子供を一度に出産するのだとか。

無計画な妊娠や繁殖には、細心の注意が必要なようです。

子宮や卵巣の病気

これが一番、飼い主さん達が気にされているところだと思います。

実はうさぎは、子宮や卵巣の病気にかかるリスクが犬や猫に比べて高く、6歳以上のうさぎの6割~7割は、子宮や卵巣の病気を患ってしまうというデータもあるそうです。

その為、多くの飼い主さんは、様々な不安を持ちつつも「やっぱり避妊手術をするべき?」と、迷われているようですよ。

うさぎの避妊手術のリスクは?

避妊手術を受けないことが、うさぎにとって様々な病気やストレスの要因へと繋がる可能性があることがわかりました。

では、反対に避妊手術を受けることのリスクには、どんなものがあるのでしょうか。

  • 肥満になりやすい
  • 全身麻酔による危険性

これが手術をためらう理由・・ですよね。

詳しく見ていきましょう。

肥満になりやすい

個体差にもよりますが、避妊手術を受けることで過食気味になり、その結果肥満になってしまうことがあるそうです。

人間と同様に、肥満は様々な病気に繋がる可能性があるので、餌の分量などに注意をする必要があるようです。

全身麻酔による危険性

これが一番気がかりですよね、もちろん手術自体も100%大丈夫・・とは言えないので気がかりではあるのですが、うさぎなどの小動物の場合は、全身麻酔の危険性もよく聞く話しです。

対策としては、後で詳しく触れますが、信頼できる病院、獣医さんを探すことになるようです。

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うさぎの避妊手術の時期はいつがいいの?

もし、うさぎに避妊手術をするとしたら、生後どのくらいの時期がいいのでしょうか。

先にも触れましたが、6歳以上のうさぎの6~7割が、子宮や卵巣などの病気を患ってしまう可能性があることから、答えは、避妊手術をする場合は生後6ヶ月~1年以内にすることが望ましいようです。

「病気を患う前に、避妊手術をした方がいい」ということも、もちろんその理由になるのですが、うさぎは生後1年を超えると、脂肪が腹腔内に急激に付いてしまうことがあり、手術時間が若干長くなってしまう可能性があるそうです。

その為、生後6ヶ月頃に、避妊手術をすることをすすめる獣医さんが多くいるようですよ。

うさぎの避妊手術、病院選びはどうすればいい?

オスのうさぎの場合は、去勢手術となり開腹手術にはなりません。

ところがメスのうさぎの場合は、開腹手術となる為、体にメスを入れることになります。

多くの飼い主さんが避妊手術を迷われているのは、先に挙げた全身麻酔のリスクと、この開腹手術による体へのダメージやリスクなどの不安になるようです。

その不安を解消すべく、ネットなどで色々と検索しても、答えは見つからなかったりしますよね。

それどころか、むしろ不安が大きくなることもあったりして・・。

この不安を解消する術としては、心から信頼できる獣医さんを探す、これに尽きるようです。

その為には、疑問や不安に思うことを、全て獣医さんに聞いてみることがいいようです。

例えば、

  • 全身麻酔のリスク
  • 避妊手術の流れ
  • 術後の傷やケアの仕方
  • これまでのうさぎの避妊手術の件数

など、あなた自身が不安に思ってモヤモヤとしていることを、全て質問してみるといいそう。

そして大切なのは、それに対してきちんと誠実に対応をしてくれる獣医さんであること、あなた自身が納得のいく対応をしてくれる獣医さんであることが大切です。

どんなに最先端の技術を揃えている病院でも、どんなに口コミなどで評判がいい獣医さんでも、獣医さんと飼い主には相性があるといいます。

大事な家族であるうさぎを安心して任せられる、あなた自身が「この獣医さんは信頼できる」そう、心から納得できる獣医さんを探すことが、何よりも大切になるようです。

また、開腹手術の必要が無いオスの去勢手術であっても、信頼できる獣医さんにお任せしたいのは同じことですよね。

日頃から色々な病院を受診してみるなどして、病院や獣医さんの雰囲気を見ておくのがいいようですよ。

うさぎの避妊手術、費用はどのくらいなの?

うさぎの避妊手術の費用は、どのくらいかかるのでしょうか。

通常の避妊手術の場合は、手術前のレントゲンやエコー検査、血液検査などを含めて、3~5万円程になるそうです。

ただ、病気などの症状がすでにある上で子宮や卵巣などを摘出する場合は、さらに金額が上回ってしまうそうです。

また、最近ではペット保険などもありますが、通常の避妊手術の場合は、保険の適用にはならないそうです。

うさぎの避妊手術、術後の様子は?

避妊手術後は、しばらくは傷口が化膿しないように、内服薬を飲ませることになるそうです。

手術方法によっては、皮下組織内に埋没する吸収性のある糸で手術を行う獣医さんもいるようですが、そうでない場合は抜糸の必要があります。

いずれにしても、避妊手術後1~2週間後に再び受診することになるそうです。

また、その間に万が一、うさぎが傷口を噛んでしまうなどして出血が見られた場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。

うさぎの性格によっては術後はナーバスになり、食欲などが低下することもあるそうです。

病院の指示に従いながら、しっかりとケアをしてあげるようにしましょう。

まとめ

うさぎの避妊手術について、見てきました。

いかがですか?結論が出せそうですか?

避妊手術については、飼い主さんによって本当に意見は様々で、どちらが正しいというのはないようです。

犬や猫と違って、うさぎの避妊手術の経験がある獣医さんが少ない・・という点も飼い主さんの不安要因となっているようです。

ただ、最近はうさぎをペットとして飼育している人が増えている分、うさぎの避妊手術を経験している獣医さんも、多くなっているそうです。

あなたとあなたのうさぎさんにとって、ベストな結論が出されることを、心から祈っています。

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