メダカの稚魚の餌やりで気を付けるべき事

メダカの孵化に成功したら次は大事な餌やりです。

稚魚を育てることがメダカ飼育の中で一番難しい事ともいわれています。

餌を上手に食べさせることでメダカが育つか育たないかが大きく左右されるほど一番重要な事ともいえるでしょう。

では、上手な餌やりとは?どんな餌だと食べてくれるの?基本的な事を押さえて、メダカの稚魚を大きく育てましょう。

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メダカの稚魚の餌はいつから必要なの?

卵が上手く孵化をしたらいよいよ餌やりが始まります。

メダカを育てる時に一番難しいとされているのが、この稚魚への餌やりです。

きちんと与え方を守っていけばうまく育っていきます。

少し手間はかかりますが、日に日に大きくなっていく姿を見るのは楽しいものです。

産まれて3日後から餌やり開始

孵化をして3日程度は稚魚のお腹に貯めてある栄養で生き続けることが出来ます。

生後3日から、粉末状の稚魚の口にも入りやすいエサを開始します。

孵化から二週間以降

稚魚も成長し、口の大きさも大きくなってきます。

口を開いた大きさが成魚用のエサでも入るようになればこちらに切り替えてみても大丈夫です。

まず、この2週間しっかり餌を食べ、生存していれば成長への第一関門を突破できたと考えてもいいようです。

しっかり餌を食べさせること。

簡単なようでちょっと大変に思うかもしれませんが、小さな小さな赤ちゃんですので手塩にかけて育ててみましょう。

まずは2週間!餌やりを頑張ってみましょう。

 

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メダカの稚魚の餌やりの回数は?

メダカの稚魚は一回に食べる量も少なく、またうまく食べられない稚魚も出てきます。

そのため、一日にあげるエサやりの回数を多くします。

餌を食べれていない稚魚がいないか観察もしましょう。

それにより生存率も上がります。

一日3回から5回

これくらいの回数を目安にあげます。

稚魚は食欲も旺盛です。餌が足りないだけですぐ弱ってしまうので回数多く与える事が大切です。

小さな容器で飼育しているのならばあまり多くのエサを入れると水質が悪くなるので稚魚が数分で食べられる量を入れるようにしましょう。

 

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メダカの稚魚の餌のおすすめは?

  • 粉末餌
  • 半生タイプ餌
  • ミジンコ
  • ゾウリムシ
  • ブラインシュリンプ

 

これらのものが稚魚にとっておススメです。

粉末餌

稚魚用の粉末タイプの餌は、すり潰す必要もなく細かいパウダー状なのでお手軽です。

成魚用のエサをすり鉢などですり潰して与えることも出来ます。

しかし、稚魚が食べられる小ささにする必要があるので手間がかかります。

半生タイプ餌

半生であるので粉末の餌をすり潰すよりすり潰しやすくなります。

若干生臭さを感じることが気になるかもしれません。

ミジンコ

生き餌として良く使われます。自分で繁殖させることも出来るのでお手軽な餌「となります。

もちろん、ペットショップやネットでの購入もできます。

 

ゾウリムシ

こちらも生き餌として食べさせることができます。水田などに生息し、その名の通り靴底のような姿をしています。

小さいですが肉眼で確認することができ、スポイド等で吸い取って水槽に入れます。こちらも自分で繁殖もできますが販売もされています。

 

 

ブラインシュリンプ

小エビの卵で、稚魚に食べさせる時に海水で孵化させて与えます。

こちらも生き餌で栄養価も高いので稚魚の成長にはとても良いのですが、コストと手間がかかるというデメリットがあります。

 

 

人口餌、生き餌でもきちんとメダカの口に入ることが一番重要です。稚魚が口に入れやすくするには

餌が底に沈まない事

に気を付けましょう。

水面や水中にある餌は稚魚が気づきやすく食べやすくなります。そこに沈んだ餌は気づかずにゴミとなりやすいでしょう。

特に細かければ細かい餌ほど浮きやすくなるのですり潰す餌の時はより細かく細かくしてあげてくださいね。

メダカの稚魚が餌を食べない理由は?

順調に孵化をしてエサを食べさせようとしても食べない時もあります。

その理由として考えられるのは、

 

  • 水温が低い
  • 生命力が無い

水温が低い

メダカは20度以上の水温が保たれた状態が一番、繁殖~成長に適した温度です。

この温度以下になるとメダカは冬眠状態になり活動も鈍くなります。

成魚ならば生きられる温度でも稚魚にとっては生命維持の危険もあるので水温には注意が必要です。

 

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生命力が無い

残念ながら自然の摂理により生まれながらにして体の弱い、体力のない個体もあります。

生育に適した環境下にありつつもエサを食べないのであれば、生命を維持することはできません。

 

もし、餌を食べていない稚魚を見かけたらまずは水温をあげて様子をみてあげましょう。

メダカの稚魚にはグリーンウオーターがおすすめ?

稚魚を育てるうえでよく耳にするのは、

グリーンウォーター

というものでしょう。一体どのようなもので、どんな使い方をするのでしょうか。

グリーンウォーターとは

プランクトンがたっぷりと入った水のことでその名の通り濁った緑色になっています。

稚魚は泳いでいるだけでいつでも好きな時に新しいプランクトンを食べることが出来るのです。

自然に生息する環境に近くなるので稚魚も住みやすいでしょう。

デメリットは濁っているので稚魚の様子が観察しづらいということです。

購入することも出来ますが、自分で作ることも出来ますよ。

 

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グリーンウォーターの作り方

稚魚とは別に成魚を水槽で光(太陽光)にあてて屋外で育てます。

水草など水を浄化させるものは入れずに2週間ほどして緑色になれば出来上がりです。

この水を稚魚のいる水槽に入れてあげます。

簡単に作ることが出来ますし、メダカにとっても飼育者にとっても優秀なアイテムとして使えそうですね。

 

 

旅行中の餌やりはどうすればいい?

成魚は十分に陽があたり、コケやプランクトンのある水槽であれば数日元気に過ごすことができます。

しかし、稚魚や繁殖を期待している成魚であれば数日間の旅行は困難かもしれません。

それでも数日留守にしなければいけない時はこれを使ってもいいかもしれません。

フードタイマーを使ってみる

これはタイマーをセットしてエサを入れておくと自動的に給餌をしてくれる機械です。

機械により、セットできる回数や日にちは変わりますが数日であればこれを使う事もできるでしょう。

ただし、機械任せという事になるので思わぬ故障の可能性もありますし、エサを食べれない稚魚に対して個別の対処はできないのであくまで自己の責任の下で使用しましょうね。

フードタイマーの紹介

まとめ

いかがでしたか?稚魚を育てるにはしっかり観察することとこまめな餌やりが大事なことが分かりましたね。

人と同じようにメダカも小さなうちは手間をかけて育てることが大事です。

手間暇かけて育てたメダカが大きく育っていく姿は大きな感動を与えてくれるはずですよ。

 

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