昔からずっと愛され続けている、セキセイインコ。
綺麗な色や模様はもちろん人懐っこく愛らしい性格もまた、人気の所以のようです。
そんなセキセイインコを飼いたいと、思っているのですね!
セキセイインコは飼いやすいと言われていて、ペットの飼育が初めての方でも、比較的安心して飼えるペットになるようです。
ただ、ペットとしてお迎えする以上は、いつかは必ずやってくる悲しいお別れのことも、きちんと把握しておく必要があります。
今回は、セキセイインコを飼う前に、ちょっと知っておいてほしい「セキセイインコの寿命」について、長く生きてもらう秘訣などと合わせて紹介していきたいと思います。
Contents
セキセイインコの寿命はどのくらいなの?
セキセイインコの平均寿命は7~8年になるそうです。
「そんなに短いの?」ちょっと驚いてしまいますよね。
ただ、セキセイインコにとっての7~8年は、私達人間にとっての58~61年にあたるそうで、もしもセキセイインコが10年生きたとしたら、人間の80歳にあたるそう。
そう、考えると少し納得がいく気もしますが、もちろん個体差はあり、15年たっても元気でいるセキセイインコや、ギネスの最長記録では29年2ヶ月という記録があるそうです。
その違いは、やはり私達飼い主の飼育によっても変わってくることがあるそうです。
出来る限り長く生きてもらう為に、私達が出来ることをしっかり学んでおくことが、大切なのかもしれませんよね。
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寿命を迎えている時はどんな症状になるの?
人間の場合は歳を重ねと、シワが増えたり白髪になったりなど、見た目に老化の現象などが見られるものですが、セキセイインコの場合は、見た目には老化が表れにくいそうです。
では、寿命を迎えている場合、どのような症状になるのかというと、
- 毛繕いをしない
- 足を引きずる
- 止まり木などに止まっていられない
など、体力が無くなっていることで、これまで当たり前のようにしていたことが、出来なくなってしまうそうです。
寿命とか老化などと聞くと、悲しい気持ちになって目を背けたくなってしまいますが、セキセイインコの為にも、日頃からよく観察してセキセイインコの行動や様子を把握しておくことが大切なようです。
長生きをしてもらうにはどうすればいいの?
平均寿命は7~8年と言われているセキセイインコですが、出来る限り長く生きてもらう為に、私達飼い主は何をしてあげればいいのでしょうか。
ギネスでは29年と言われていますが、そこまでではなくても、上手に飼育すれば15年近くは生きてくれることもあると言われているそうです。
セキセイインコの長生きの秘訣を調べてみました。
セキセイインコに長生きしてもらうには・・
- 体重の管理をする
- 排泄物の状態をチェックする
- 行動や動きをチェックする
- 日光浴をさせる
- 発情をさせすぎない
などになるようです。
ひとつずつ見ていきましょう。
体重の管理をする
私達人間と同様に、セキセイインコにとっても、病気の早期発見はとても大切になるようです。
その為の方法のひとつとして、毎日体重をはかって管理をするといいそうです。
肥満は様々な病気のリスクがあるのはもちろん、通常時の体重から10%体重が減少してしまうのも病気の可能性がある為、動物病院に相談したほうがいいそうです。
また、セキセイインコは朝夕で体重が変化するので「朝の起床時、お水や餌を与える前」など、はかる時間を決めておくといいそうですよ。
排泄物の状態をチェックする
毎日のケージ内の掃除の際に、排泄物の状態をチェックすることも大切なようです。
セキセイインコは、フンと尿を一緒に「総排出腔」と呼ばれるところから排出する為、尿といっても液体ではなく、フンの中の白い色をした部分がセキセイインコの尿になるそうです。
まずは、そのような健康時の排泄物の状態をきちんと把握して
- フンの部分の色(通常は緑がかった茶)に異常はないか
- 尿の部分の色(通常は白)に異常はないか
- 下痢や軟便をしていないか
- 多尿気味ではないか
などをチェックするといいそうです。
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行動や動きをチェックする
先にも触れましたが、見た目に老化や病気などの症状が表れにくいセキセイインコは、その行動や動きをチェックすることが重要になるようです。
特にチェックしやすいのは、止まり木に止まっている時になるそうで、
- 尻尾が下がり、体をくの字にしている
- お腹が膨らんでいる
- 呼吸をするたびに尾羽が上下に動く
- 尾羽や翼が垂れて下がっている
- 足の幅が開きすぎている
などの場合などは、体が衰弱している可能性があるそうです。
また、普段止まり木にいることが多かったのに最近違う場所にいる、などの変化に気付くことも大切なようですよ。
日光浴をさせる
セキセイインコはカルシウムの代謝の為に、日光浴をしてビタミンD3を合成する必要があるようです。
ただし、
- 気温が上がりすぎると日射病になるので、直射日光があたるところにはケージを置かない
- ケージを屋外に出して日光浴をさせる場合は、春や秋の午前中の短時間がオススメで猫やカラスなどに注意する
などの注意点もあるようで、カーテン越しなどで日光浴させる程度でもいいそうで、日光浴中はきちんと見守ってあげることが大切なようです。
発情をさせすぎない
セキセイインコは雌も雄も、年に二回程発情をするそうです。
正常な発情は問題ないそうですが、一ヶ月以上も続く長期間の発情などは、過剰な発情となり、病気などの原因となってしまうこともあるそうです。
予防法としては
- セキセイインコの適正温度は20~30℃になるそうですが、気温が年中暖かいことで発情しやすくなってしまうので、この適性の温度内で一年間の温度差をつけてあげる
- 起きている時間が長いことで発情しやすくなってしまうので、飼い主が夜中起きていたとしても、ケージにタオルやカバーなどをかけてセキセイインコは休ませる
- 過剰なスキンシップなど、飼い主が可愛がりすぎてしまうことで、飼い主に発情してしまうこともあるので、スキンシップなどは必要最小限に控える
などがあるようです。
スキンシップを控えなくてはならないのは寂しいですが、これもセキセイインコに長生きをしてもらう為です!
愛情はたっぷりと持ちつつも、過剰なスキンシップはグッとガマンするようにしましょう。
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まとめ
セキセイインコの寿命や、長生きしてもらう秘訣を見てきました。
ペットとしてお迎えした以上は、出来る限り多くの時間を共有したいものですよね。
私達の少しの心掛けで寿命が長くなるのであれば、出来ることは何でもしてあげたいものです。
当然のことですが、ケージ内の掃除のお世話など飼育の環境を清潔に保つことも、長生きへと繋がっていくそうです。
また、動物病院などで健康診断などもしてくれるそうなので、定期的に受診するとさらに安心ですよね。
一日、一分、一秒でも、長く生きてもらえるように、精一杯のお世話をしてあげましょう!