猫カフェや猫グッズと最近の猫ブームはすごいですよね。
なんともいえない柔らかな触り心地、表情にとても癒されペットとしてお迎えをする人も多くなっているようです。
今回はそんな猫を自分も飼ってみようか検討中の方に向けた猫の生態、飼い方、注意する点など基本的な事をまとめてみました。
Contents
猫の生態を理解しておく
私たちの身近にいる猫ですが、ペットとして飼ってから気づく事も多くあります。
では、猫とはどのような生態を持っているのでしょうか?
- 夜行性
- 寝る時間が多い
- 食いしん坊ではない
- きれい好き
- 高いところが好き
- 自由が好き
- 寂しがりな部分もある
ざっと挙げるとこういう感じでしょうか。
一つずつ詳しく説明をしていきましょう。
夜行性
家の中で飼っている猫の場合、飼い主の生活に少し合わせてくれますが基本的には夜、活発になることが多いようです。
飼い主さんが布団に入ってすやすや…といった時間にいきなり走り出したり飛び乗ってきたりと多少迷惑をかける時もあるようです。
寝る時間が多い
子猫はもちろん昼も夜も睡眠時間は多いのですが、成猫も細切れ睡眠を良くします。
一説によれば“寝る”“子”=“ネコ”と呼ばれるようになったとされるくらい良く寝ます。
昼間、室内の安全で静かな場所であれば2~3時間はぐっすり眠っていることもあります。
当然、昼寝が長ければ夜は断然活発になりますが、夜もしばらく遊んだあとはまた睡眠へといった行動を繰り返します。
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食いしん坊ではない
個体差もありますが、産まれた頃から餌に不自由なく、時間・量を規則正しくしている猫だと飼い主が何かを食べていても欲しがることは少ないようです。
また餌を与えても全て食べずに残しておき、お腹がすいた時に食べるという事もします。
犬と違い目の前にあるものは全て食べるという訳でなく、自分が必要な量だけを食べる習性があるようです。
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きれい好き
よく毛のお手入れの為にしつこいほど舐めて整えていたりしますが、本当に猫はきれい好きです。
自分のトイレが汚れていたら排泄を我慢したり、また自分の吐いたもので汚れたマット等を気にしてしまう猫もいます。
高いところが好き
とにかく猫は高いところが大好き。
子猫時代はやんちゃで家中の高い場所には果敢に挑戦しようとします。
成猫になればある程度は落ち着いてくるものではありますが、それでもカーテンレールの細いところや液晶テレビの上など考えられないところにも上りたがります。
自由が好き
猫は犬のように飼い主に従順なところは少ないようです。
もちろん生活を共にしているので名前を呼べば来てくれたり、スリスリと寄って来る事もあるのですが四六時中一緒にという訳ではありません。
撫でてもらって満足すればどこかに行ってしまいますし、突然噛みつく事もあります。
わがままだなぁと感じる事もあるでしょう。
自分のしたいようにするが猫の特徴なので飼い主にとっては少し物足りないところも出てくるかもしれませんね。
寂しがりな部分もある
自由が好きで、わがままな猫ですが飼い主がいない時間が長すぎると寂しくなるようです。
一匹で過ごす時間が長いとストレスを感じるという猫もいます。
あまり構っては欲しくないけど、いないのも寂しく困る。といったところでしょう。
猫を飼うのに必要な道具
これから猫をお迎えするのであればまず、
- 猫トイレ(トイレ本体、トイレ砂)
- キャットフード(年齢にあったもの、ミルクなど)
- 餌入れ、水入れ
- キャリーケース(病院に連れて行く等の時に、猫の体格にあったもの)
- ブラッシング用のクシ
この5つがあればまず十分です。
他にあればいい道具として
- キャットタワー
- おもちゃ
がありますが、キャットタワーは大型な物なので家庭の状況等により様子を見て買う方が良いでしょう。
おもちゃも子猫の場合は喜びますが、成猫になると興味を示さない子もいます。
こちらも様子を見ながら揃えるかといいでしょう。なんでもないヒモやビニール袋で遊ぶ事もありますよ。
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猫を飼うのに必要な費用
定期的に猫にかかる費用として
- 餌代
- 病院代(定期健診、ワクチン等)
- ペットホテル等に預ける時の費用
は固定費として考えておく必要があります。
餌はドライフードの場合だと月に5000円未満で十分な量が食べられます。
しかし、病院にかかる費用が未知数な場合が多いのです。
定期健診、ワクチンだけの場合は数千円~1万円程度で済む場合が多いのですが病気治療や手術となった場合は保険診療ではないため数十万円かかることもあります。
最近は多額の治療費に備えるペット保険なるものも保険会社から販売されていますので、気になる方はチェックしておきましょう。
このように、健康なうちは月々数千円~とあまり費用はかからないのですがやはり猫も一つの命です。
健康で長生きのためには定期健診など受けさせてあげたいものです。
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一人暮らしでも猫は飼える?
寂しい一人暮らしにはペットの存在が欲しくなるでしょう。
猫は一人暮らしでも十分に飼えるペットと言えます。
- 散歩がいらない
- 鳴き声も大きくない
といったところが一人暮らしには向いていると言えるからです。
しかし、あまり1匹にする時間が長すぎる場合には猫にとってはとてもかわいそうな事だと思います。
数時間程度、一泊くらいであれば留守番は十分にできますが、猫も人間と同じく、帰ってくる人を待っています。
しっかり愛情を注いでスキンシップの時間を取れるのであれば一人暮らしにはぴったりなペットだと言えるでしょう。
猫の室内飼いで注意する事
- 爪とぎをする
- 高いところへ行く
この二つには十分な注意が必要です。
爪とぎは猫が気に入ったところであればどこでもやります。
壁やカーテンといったガリガリと出来そうなところであればどこでもします。
家具や内装を出来るだけ傷つけられないように爪とぎグッズを数か所設置しておくと被害が少なくなるかもしれません。
また、高いところに行くというのは一見飼い主にとっては被害がないような感じもしますよね。
しかし、高いところから降りる際に爪をひっかけ傷つけたりします。
キッチン内で登ったりすると鍋や包丁、お湯などとても危険なものも多いですよね。
猫に荒らされたくない部屋があるのであれば、立ち入りを禁止しておくことが一番の対策になるかと思います。
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猫のケージ飼いで気を付ける事
猫をケージで飼う事はあまりお勧めできる飼い方では無いでしょう。
理由の一つとして、猫は自由を好むからです。
寝ることの多い猫ですが、自由に活発に動くことも好むので同じ場所にずっといることは非常にストレスとなります。
また、もう一つの理由として体温調節ができにくくなるという事です。
暖かい場所、涼しい場所といった自分が心地よく過ごせる場所を自分で探し、一日に何度も変えていくのです。
しかし、業者の方の来客や玄関や窓を開ける時間があるといった、やむを得ずケージに入れる必要がある時もあるでしょう。
そういった時はこういった点に気を付けましょう。
- 数時間で出してあげる。
- すごしやすい場所に設置(気温や直射日光の当たらない場所など)
- 水入れの水をこぼさないような場所に設置
以上の注意点に気を付けてケージに入れるのであれば問題はないでしょう。
猫のトイレのしつけ方
猫を初めて飼う上で心配な事の一つにトイレの問題があるかと思います。
猫の性質としてとてもきれい好きな事からトイレはほぼ同じ場所にしかしません。
成猫であれば基本的に砂があればします。
その為、トイレのしつけにはあまり苦労をしないかと思います。
子猫はもともと、母猫が舌で股の辺りをなめて排泄を促すのですが、濡れた脱脂綿などでちょんちょんと触れてあげれば排泄をします。
その時に出たおしっこなどを布などに少し含ませトイレにおいて置くと、臭いによって“ここがトイレなんだ”と子猫自体が理解をして次回からそこでするようになりますよ。
慣れない環境や子猫の場合はトイレ以外の場所で数回失敗はするかもしれませんが温かく見守りましょう。
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まとめ
ペットの飼育が初めてだという人にでも飼いやすい事が分かりました。
しかしあくまで猫は自由な生き物。自分の思い通りに寄り添ってこない、といったことも時にはあるでしょう。
また、住宅事情によっては飼いにくい場合もあるでしょう。
性格や生態、様々な事をよく考慮したうえで飼ってみてくださいね。